ヴィジット
このレビューにはネタバレが含まれています
ションベン・ライダー
相米慎二監督らしさ抜群の一作。初めて見る人、映画に不慣れな人は一回見ても「え、ナニコレ?」としか思わないかも。何もかもがめちゃくちゃなのにとてつもなく面白い、破天荒な作品です。 冒頭の長回しでもうこれは相米監督だ…!という感動に包まれます。ほかにも監督の特徴的なシーンは多く、これが相米慎二かぁと納得できます。 内容も奇抜で斬新な設定やシーンばかりなのに、なぜか妙に胸に迫るリアルさ。監督の作品には死に近い人が必ずと言っていいほど登場するけれど、今回の藤竜也と伊武雅刀は最強。恐怖と穏やかさと速さと、なんと言い表せばいいのかわからないが、とにかく観てほしい!また永瀬正敏の初映画作としても有名な今作ですが、彼自身過去のインタビューで強烈な印象を持っている、学んだことがたくさんあると明かしていた本作。彼の光り出した才能を観ることができ、感無量です。 挿入歌が来生たかおなのも素晴らしい。80年代の日本に憧れを持つ身として、こんなに愛おしい映画はありません。
トランスポーター2
脚本がリュック・ベッソンなので、TAXiシリーズと同じ匂いがするのはご愛敬。 主人公プロの運び屋フランクを演じるのはジェイソン・ステイサム。 命の危険が迫っても、女性に言い寄られても表情の変わらない男です。 笑顔もセクシーですが、真顔のカッコよさのほうが個人的には好きなので、 常に完璧超人的な人間であるフランクには適役だと思います。 敵は細菌兵器を持ったテロリスト、 若干使い古された設定ではありますが、 とにかくよく動くので飽きることはないと思います。 見どころとしてはカーアクションですね、 運び屋だけあって車の扱いはお手の物という感じで、 車輪のあるものならどんなものでも運転できるプロの鑑です。 普段の愛車アウディA8からランボルギーニまで華麗に使いこなします。 格闘シーンもなかなかの見ごたえです。 それを平然とこなすジェイソンの肉体は流石といったところでしょう。 小難しい設定はないので、頭を使わずに鑑賞できる作品だと思います。
オーシャンズ8
主役たちだけでなく登場人物、全てが美しいですがそれだけではない!クールに盗みをこなしてしまいます。 盗みの専門分野だけでなく登場人物もファッションもそれぞれ個性的でスタイリッシュです。 舞台がニューヨークのMETガラなのでゲストのセレブだけではなく、登場人物達のドレスもうっとりするような美しさ。出てくる人、物全てが本当にゴージャスでリッチ!大人の魅力がちりばめられています。 派手なアクションはありませんし、登場人物達の平均年齢は高めなのでアクションよりも頭脳と技術を駆使しているといった感じです。爆発やバトルなどもなくしっとりクールでファッショナブルに物語が進んでいきます。 ストーリーはベテラン俳優たちなので安心してハラハラ、すっきりするストーリーです。 後から回収される伏線もあり、なるほどー!とさらにすっきり! ちらちら現れるカメオ出演のセレブもお楽しみです。ぜひとも続編が見たい、目の保養にもなるすっきりかっこいい映画です!
武士の家計簿
島々清しゃ
沖縄の離島・慶良間諸島を舞台に「音」を描いた作品です。 主人公の少女・うみは音への感受性が強すぎるために普段からイヤーマフを付けているほど。 吹奏楽部の生徒たちが奏でる不協和音に強い違和感を抱き、怒鳴り込んだりするため学校では浮いています。 そんな彼女の物語なのですが、冒頭30分に「音への感受性」を盛り込みすぎたかな、と感じました。 もう少し減らして、残りの部分に挿入してもいいように思います。 音、そして音楽がテーマなだけあって音楽は非常にいいです。 作中で描かれるセッションシーンはなかなかに素敵。 クラシックで使う楽器、沖縄の三線、現代音楽のギターが混じり合い見事にハーモニーを描いています。 うみが拒絶する「合わない音」。 それは異文化セッションを通して少しずつ受け入れられるものになっていったのかもしれません。 吹奏楽部でオーボエがいるのに、トランペットがチューニング担当をやっているのは少し謎かな。 三線の演奏は素敵だけれど、演技が……と思っていたら地元の一般の方を起用しているようですね。 「合わない演技」ですが、それもまた含めて、この作品のテーマなのかもしれません。
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
「世界侵略」とは物騒なタイトルですが、各国の文化や風習を直接その地に足を運んで学ぼうという姿勢は実に謙虚ですね。 アメリカ国内で過労死が問題になる中で、マイケル・ムーアはヨーロッパでの働き方改革にいち早く着目しています。昼休みが3時間以上あるスペインやギリシャ、最低でも年間8週間の有給休暇取得を義務付けるイタリア、休日に上司が部下に電話をかけることを禁止するドイツ。それぞれのお国柄の違いあれども、多くの人たちが仕事とプライベートを両立させて幸せそうでした。 共和党政権下で銃規制が一向に進まない中で、ムーア監督が訪れたのは銃乱射によって77人が亡くなったノルウェーのウトヤ島です。この国では死刑も無期懲役も無し、殺人事件の被告に課せられる最高刑は禁固21年。 事件で息子を失った父親に、ムーア監督はかなりどぎつい質問を投げ掛けていますよ。法改正による厳罰化を望まないのか、自らの手で復讐をしたくないのか。愛する我が子を奪われた父がカメラの前で涙ながらに語った決意は、世界平和の実現のために聞き逃す訳にはいきません。
名探偵コナン 天国へのカウントダウン
魔女見習いをさがして
るろうに剣心 最終章 The Final
マスカレード・ナイト
公開時に劇場で鑑賞しました。木村拓哉さんの大ファンなので彼が刑事、またホテルマンとして潜入するというのは2つの彼の職業人としての顔を観ることができると期待していたのですが、その期待を裏切らない、木村拓哉さんらしさ全開の作品でした。 キャスト陣が豪華!なうえに木村拓哉さんの作品でよくお見掛けする顔がたくさん。安心してみることができます。特に渡部篤郎さん演じる先輩デカ、はたまた小日向さん演じるよき協力者なのかどうなのかわからない魅力あるデカ、さまざまな刑事の登場は観ていて本当にワクワクさせられました。 また松たか子さんの怪演ぶりには脱帽です。もともと声の綺麗な方だとは思っていましたが、声でここまで演じることができるとは。中盤から一気に彼女に惹きこまれます。 ホテルのロビーは東宝のスタジオにセッティングされたそうですが、小説のイメージ通りのホテルロビーがそこにありました。芸が細かい、美しい。 やはり木村拓哉さんと鈴木雅之監督の相性は素晴らしい!次作も楽しみにしております。
自虐の詩
64 ロクヨン 後編
前編と合わせてどうしていつも評価が低いのかと思ってしまうくらいには良作だと考えている。 そもそも監督の瀬々敬久氏を個人的にリスペクトしているという点でひいき目が入っているのかもしれないが、それを抜きにしても映画としてもっと評価してほしい一作だ。 人間の善と悪などは紙一重であり、いつそちら側、あちら側に落ちてしまうかなどわからない。その危うさというものを瀬々監督自身いつかのインタビューでおっしゃっていたが、映画の中でもストレートに理解することができる。 さらにその心の揺れを繊細かつ大胆に洗練された俳優たちが体現するのだ。観ていて興奮しかしない。 主演の佐藤浩市はもちろんそのうちの一人であるが、特に娘を失った父親を演じた永瀬正敏が涙を流すシーンなどは一瞬が永遠に感じられるほど、画面から伝わる彼らの熱量が尋常ではなかった。また娘を失いかけ、自身は過去にある闇を持つ緒方直人の演技も素晴らしい。 前編・後編と合わせて4時間越えになる作品だが、一気に観ることがまったく苦ではなかった。休みの日など、時間があるときにぜひ一気見してほしい作品である。
ラヂオの時間
ずっと気になっていた本作をアマゾンプライムにて視聴。 三谷幸喜さん監督作ということもあり、とにかく明るい気分になりたくて鑑賞しました。 鑑賞後、明るい気分になれたことはもちろん、まず三谷幸喜イズムがすごい。面白いことを言うぞ、とか、変におどけるとか、そういうわけではないのに、癖の強い人たちの会話の中で自然と面白い会話が生まれてくるイメージ。だから観ているだけで笑いがこみあげてきます。圧倒的に茶番で、カオスで、ひたすらにくだらないのに、視聴後の充足感がたまりません。これぞジャパニーズ・エンターテイメント! チャップリンの『人生は近くでみると悲劇、遠くから見ると喜劇』という言葉を思い出しました。 役者さんも大御所ばかりで、個人的に興奮したのは渡辺謙さんと桃井かおりさん。桃井かおりさんに至っては古畑任三郎ファンにはたまらない登場の仕方ではないでしょうか? 三谷幸喜さんが作られた作品はまだドラマとこちらしか観ていないのですが、たとえ似たコンテンツだとしてもほかの作品も全部観たいと思わせられるような作品でした。
100,000年後の安全
クリーンエネルギーや環境保護のイメージが強い北欧のフィンランドでも、膨れ上がる核廃棄物に悩まされているようですね。完全な廃炉まで40年はかかるという福島第一原子力発電所と重ね合わせてしまいましたが、海に汚染水を流し続けている日本とは発想がひと味違いました。 前衛芸術家としても創作活動を続けているマイケル・マドセン監督が、カメラ片手に建設中の施設内に潜入しています。地下を幾層にも掘り進めていく工事の様子は、巨大な地底王国を建設しているかのようでその迫力はSF映画並み。 絶対的な安全性と耐久年10万年という桁外れの数値を盛んにアピールしてはいますが、我々の文明がそこまで存続する保証はどこにもありません。たとえいつの日にか全人類が滅亡したとしても、この処分場だけは静かに動き続けているかのようでゾクリとしてしまいました。10万年後に地球上の支配者となった生物が遺跡発掘気分で施設内に侵入してきたら… などと心配してしまうのは取り越し苦労なのでしょうか。
フィールド・オブ・ドリームス
先日(2021年8月)本作の舞台でもあるアイオワ州にて初のMLB公式戦が行われたことでも話題になりましたが、それくらいアメリカ人にとっては象徴的な映画なのだろうなと思います。 あらすじをまとめれば「農家が野球場を作る話」なのですが、一言でいうとノスタルジック!とにかくノスタルジック、そしてロマンティックなのになぜか現実的で、ラストは本当に泣けます。野球やらキリスト教やらトウモロコシ畑やら、これぞアメリカという要素がふんだんに詰まっていて、アメリカへの憧れが強くなる人も多いのではないでしょうか。 主演のケヴィン・コスナーはやっぱり名優です。『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』など、野球と関りの多い役の多い俳優さんですが、やはりケヴィン・コスナーと野球といえば本作。 夢と文化と郷愁と、とにかく胸がいっぱいになる、個人的に生涯ナンバーワンの映画です。 この映画を観た後に先日の野球試合のハイライトをみるとこれもまた胸が熱くなること間違いなし!野球好き、アメリカ好き、そして映画を好きになり始めた人にもぜひおすすめしたい一本です。
劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム
トランスフォーマー/最後の騎士王
フリー・ガイ
ブラック・ウィドウ
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