ザ・フライ
あまりにも有名な作品ですが、もしかしたら、あらすじにあるシチュエーションにゾッとできる人ほど、反面、深く考えさせられてしまうような作品なのではないでしょうか。 肉体が変貌し、思考もだんだんとおかしくなっていってしまう時、一体どこまでその人をその人と認め続けることができるのか、という問題に挑んだ名作です。 蝿男になってしまう過程は、肉体の変化のような目に見えるものとしてだけでなく、少し言葉のノリがおかしい、とか、良かれと思う気持ちが先走って配慮ができない、とか、心や振る舞いの問題としても描かれています。それは、肉体の変化とともにもはや別の精神しか持てないということなのか、それとも、肉体の変化に対する彼自身の人間らしい精神の応答なのか。 自分を自分たらしめる、その人をその人をたらしめる、同一性の際は一体どこにあるのか、などとつい考えさせられてしまう作品です。色々な解釈ができそうで、しかもとてもストレートに泣けるという、ストーリーテリングの力に溢れた素晴らしい映画です。
アップグレード
このレビューにはネタバレが含まれています
紀子の食卓
東京への漠然とした憧れを抱えながらも海辺の田舎町で燻っているヒロイン、島原紀子を吹石一恵が淡々と演じています。撮影当時は23歳ながらも、野暮ったいメガネをかけてブレザーを身にまとった女子高校生姿も似合っていますよ。紀子のひとつ年下の妹・ユカにはブレイク前の吉高由里子がキャスティングされていて、こちらも初々しい表情。 姉妹を退屈な日常から解放するのがSNSではなく、インターネットの掲示板だったというのが時代を感じますね。ガラケーを片手に突発的に家出を決行してしまい、ネット上でしかやり取りをしていない自称「クミコ」と上野駅で待ち合わせをする危うさにハラハラしました。 「レンタル家族」なるいかがわしいアルバイトが、多くの顧客を獲得してビジネスとして成立しているのが不気味です。消えた娘たちを探して奔走する父・徹三は再会することができるのか、一度はバラバラになった島原家は絆を取り戻すことができるのか見届けてあげてください。
映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~
新婚旅行でオーストラリアの秘境の島に行く野原一家。その島に言い伝えられている伝説によって、野原一家ははちゃめちゃな事件に巻き込まれていく。果たして、無事に新婚旅行から家に帰ることができるのかーって話です。 クレヨンしんちゃんは国民的アニメなだけあって、大人になっても面白かったです。 子供向けなんだけど、だからこそ変な言い回しがなくてストレートに何が言いたいのかが分かるのがいいと思いました。今作では、「夫婦ってのは喧嘩もするけど、愛という絆で結ばれててその力はとてつもなく強い」ってことがテーマだと思います。 お互い助け合い、思いやる大切さを学ぶことができます。「夫婦・愛・家族」って素晴らしいですね。そんな沢山の素晴らしいを教えてくれる深い内容でした。 もちろん、深い話なんだけど、全体的にお笑いチックで、見ていて飽きないし、くすっと笑うことができました。 ちょっと日常に疲れたときとかに見るとちょーどいい作品です。
インターステラー
キネマの神様
亡き志村けんの代役の沢田研二が非常に良い。 かつては所属事務所が同じで、「全員集合」等々での共演や、山田洋次監督作品では『男はつらいよ』にも出演しており、そうした過去の記憶と沢田研二本人のキャラクターが、本作の主人公と良くマッチングしている。 若き日の主人公役が菅田将暉だということとのギャップについても、「ジュリー」の愛称で黄色い歓声を浴びまくりであったという事実が、現状の「ギャンブルと酒浸りの日々を送るしかない老いぼれ」を許してしまえる大きな要因の一つとなっている。 在りし日の松竹撮影所での日々の雰囲気が当時感を良く醸しており、往年の名女優を演じた北川景子の驚愕の美人振りや、監督役リリー・フランキーの素晴らしい台詞回し(最後の捨て台詞のカッコいいこと!)などによって、邦画の名作のメイキングを直に見ている感覚になる程。 業界の生き字引とも言える大巨匠、山田洋次ワールドに存分に浸って泣いてください。
パトリオット・デイ
聖の青春
ルドルフとイッパイアッテナ
私の中のあなた
真夜中のゆりかご
ココ・シャネル
世界中の女性たちを虜にするあの有名ブランドの創始者の、知られざる苦悩に迫っています。物語のスタート地点となる1954年と言えばココが久しぶりの新作を発表したものの、評論家から黙殺されてしまったというまさに不遇の時代ですね。 ココ役のシャーリー・マクレーンはまさに大物デザイナーといった貫禄を、存分に発揮していました。回想シーンで登場するココを演じているのはバルボラ・ボブローヴァというイタリアの女優さんですが、どうせならばシャネル5番のイメージモデルとして有名なオドレイ・トトゥを起用したほうが面白かったのではないでしょうか。 随所に映し出されているファッションショーの豪華絢爛ぶりは、文句の付けようがありません。華やかな舞台裏を支える縁の下の力持ちにも、スポットライトが当てられていて共感できるはず。 起業家としてのココの先見の明だけでなく、素材選びや縫製にも妥協を許さない職人気質な一面も印象的です。ブランド志向や流行に流されることなく、自分らしいお洒落を楽しむためのヒントも見つけだしてください。
ブルース・ブラザース
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
オートマタ
スーサイド・ショップ
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
サリュート7
映画ドラえもん のび太の月面探査記
ダイ・ハード2
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