ソーセージ・パーティー
このレビューにはネタバレが含まれています
好きにならずにいられない
映画そのものはかなり良いですが、タイトルとパッケージが残念ですね。 これではまるでラブコメか恋愛映画か何かのようです。 原題は『Fúsi』だそうです。主人公の名前ですね。 原題通りにする訳には行かなかったんだろうな。というのは分かるのですが、もう少しなんとかならなかったのか・・という感じがします。 さて、本作ですが確かに途中までは恋愛によって内気な中年男性である主人公が自分を徐々に変えていき周囲とも打ち解けていく。 そんなありがちな話の流れを持っているのは事実です。 しかし、主人公であるフーシにとってそれは良い事なのだろうか? と思わせる描写が多く存在しますし、実際最後も完全ハッピーというより含みがある感じを残します。 上記したような、中年男性が恋愛を通じて心を開いていく・・そんなテーマを持つ映画は多いですよね。 それと言うのも我々が「こういう人生ってのはいいもんだぞぉ」という価値観を持ってるからかなと思うのです。 それは果たして万人にとって良いものなのか? そんな風に考えさせられました。
モアナと伝説の海
モーターサイクル・ダイアリーズ
パッセンジャー
私は確信する
JIMI:栄光への軌跡
ターミナル
私はあまり興行的に有名な作品は、さほど好きではありませんでした。 本作も気にはなりつつも「ハリウッド映画的ノリなのだろう」とスルー。 試しに観てみると意外とよかったです。 主人公がニューヨークに訪れるも、母国のクーデターによりパスポートの権利が失効。 そこから「ターミナル」で待ち続けることになるわけですが……。 この物語は実話を元にしたものとのこと。 本作の主人公・ビクターは持ち前の明るさと機転で、ターミナルでの生活を乗り切っていきます。 母国語の観光ガイドブックと英語版のそれで、英語を学ぶシーンは「なるほどなぁ」と思いました。 全体的に「困難の中、明るく乗り切る」というハリウッド的表現が多いのが少しきになるところ。 実話のほうでは、主人公の男性はかなり気難しく、やがて精神を病み、体調も崩して病院に搬送されたとのこと。 実際のところ、このような極限状況に置かれた場合、ビクターのように生きることは難しいかと思います。 そういった意味では「ファンタジー」と捉えたほうがいいかもしれません。
スカイ・クロラ The Sky Crawlers
押井守作品というと当たり外れが結構あったりします。 結論から言うとこの作品は「当たり」です。 原作も読みましたが、押井版のアニメの方が圧倒的に良かったです。 (比較すると原作ファンに怒られそうですが) 物語はキルドレと呼ばれる成長しないため、戦争で死ななければ永遠に生き続ける子供達を中心に描かれます。 この設定ですのですので、よく青年アニメにありがちな「成長物語」になる事もありません。 しかしながら押井守は作品において明確なメッセージを持たせることに成功しています。 話自体ともすれば残酷な話になってしまいそうですが、ひたすら美しい風景にだらだらとした日常のシーンが多く、それでいて退屈しません。 平和であるが故に「退屈な日常」がよく描けていると思います。 後に押井守はインタビューで「生きるのもそう悪い事じゃないと言いたかった」といった趣旨の発言をしていた記憶がありますが、まさしくその通りの作品です。 平和とは即ち日常であり非常に退屈なものだが、それなりに美しい。 そんなメッセージが伝わって来るようでした。
ノマドランド
ジオストーム
AK-47 最強の銃 誕生の秘密
星の子
マイケル・コリンズ
1917 命をかけた伝令
バトルフロント
ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画はたくさんありますが、本作の特徴は悪役達の描き方でしょう。冒頭で主人公の潜入捜査官のフィル(ジェイソン・ステイサム)が捜査していた相手は、バイカー集団で麻薬を作っているところでした。そこの摘発が終わり、捜査官を引退したフィルはアメリカの田舎に娘と暮らしています。そこでの子供同士のごたごたが、思わぬ事態に発展するという話ですが、そこで出てくるガラの悪い母親と配偶者や、その兄など、様々な悪さの程度の悪役が出てきます。単に柄が悪く薬物依存の悪役から、麻薬を密売しようと企む悪役、自分たちのボスの息子の死の原因となった相手を抹殺しようとする悪役まで、様々な悪役が出てきて、それぞれの違いが描かれています。多くのアクション映画や犯罪映画では、悪役は組織でのランク以外はそれ程描かれないことが多いですが、本作では悪そうに見えてもそれぞれ違いがあることが描かれていることが特徴です。悪役同士でのやり取りの際の心理描写もしっかりしていて、予想外の作品でした。
シンドラーのリスト
人数の町
中村倫也さんのファンなのとても楽しみにしていた作品です。結論から言うと想像以上に良かったです。 入りからバイブルなんて出てきてなんだか楽しそうとワクワク。そこからストーリーはディープになっていきますが先が気になって目が離せません。 社会不適合者の寄せ集めなような場所、本当に日本のどこかにありそうだなと感じました。統計というか数としてしか自分の存在意義はなく、でも衣食住の保証、自由気ままな自堕落生活が送れる。そこにいられるのが本当に幸せなのかどうか。それは完全に人それぞれなわけですが、現代のこの混沌とした社会の中にいたら、喜んで行く人も多いんだろうなとか考えてしまいました。 現代批判の社会派作品だと感じました。 中村倫也さんと石橋静河さん以外のキャストはあまり有名な方が出ていないので、それもあってか過剰な派手さもなくじっくりと観れます。 ラストは考え深いですね。どうとるかは人それぞれ。観終わった後にみんなであーだこーだ言い合うのも楽しいと思います。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
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