ランペイジ 巨獣大乱闘
モンスターパニック映画と言えば、どちらかと言えば、いわゆるB級ノリの作品が多い気がしますが、この映画はそんなB級ノリなんかではなく、正真正銘A級と言っていいほどの、モンスターパニックアクション映画です。 何と言っても、主人公のドゥエイン・ジョンソンとキングコングがタッグを組んで、凶暴なモンスターと戦うという、とんでもないアイデアを、ここまでの完成度で映画に仕立て上げたということ自体、驚嘆に値します。しかも、単なるモンスターバトルだけでは終わってはおらず、興奮、爽快感、感動、しっかりとしたカタルシスを感じる展開、そして、ほんわかした笑いまで入っているという、すごい映画です。 これは、監督の技量によるものであるとは言うまでもないですが、脚本と編集・演出が、完璧なことによってなしえているのではないかと思います。最初から最後まで観る物を飽きさせないテンポのよさも最高です。 それでいて、単なるワンパターンには終わってません。ひたすら街を破壊する巨獣達、お互いの種族を超えた友情、そして主人公のドゥエイン・ジョンソンといった重要な人的要素を上手くまとめあげ、それでいて、あとを引くことなく爽やかに終わるとても後味の良い映画だと思います。
花束みたいな恋をした
このレビューにはネタバレが含まれています
愛のむきだし
4時間ほどある映画なので、観るのを躊躇っていましたが、実際に観てみるとあっという間に観られる映画でした。園子温監督の映画にしては、馬鹿々々しくてもグロなどはあまりなく観易い方です。 それまでアイドルグループなどで活動していた満島ひかりさんが主演女優ですが、園子温監督の映画に出ることで、演技の才能を引き出されたようです。 グラドル出身の神楽坂恵さんも、園子温監督の映画に出演してから、演技が評価されるようになりました。 ‘09年製作の映画ですが、安藤サクラさんのカルト教団のメンバーとしての演技は印象を強く残すものでした。衰退する日本の地方都市が舞台なので、社会学者の方もちょい役で出演しています。 昔のアメリカン・ニューシネマをネタにして作ってあるところなども面白かったです。この映画で描かれるように、地方都市が経済的に衰退するとともに家族関係なども様々な影響を受けて、何かと問題を抱えた家族関係の方が色々なトラブルに巻き込まれ易く、いろいろな事が起きるのでしょう。
哀愁しんでれら
アリータ:バトル・エンジェル
作品の原作者は、木城ゆきと氏で、1991年から現在まで断続的に描かれている「銃夢」シリーズを、「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督が映画化しました。題名と主人公の名前が、日本版と異なるは、元々原作を知ってる日本人からしてみると、ちょっと違和感がありますが、日本語と英語では語感が異なるので、仕方ないかなと思います。 しかし、内容の方は、かなり原作に忠実に作られており、随所に原作者へのリスペクトも感じられたので、原作ファンである自分にとっては、とても嬉しく感じました。最初この作品のポスター等で主人公アリータの目がちょっと大きすぎないかなーと感じていましたが、映画を観ている内に、そういった違和感は全く感じなくなってました。同監督の「アバター」も当時は珍しいフルCGの映画でしたが、この作品のCGの映像技術も相当クオリティーが高く、そこはさすが世界の映画界に名を成すジェームズ・キャメロン監督だなーと感心しました。 チレン役にあのジェニファーコネリーが出ています、相変わらず聡明な美人で、高度な頭脳をもつ女性の役にぴったりハマっていました。 映画自体の完成度はかなり高い方だと思いますが、原作を知っていると、全体的にストーリーの進行が、やや駆け足気味で、それぞれのエピソードでのキャラクターの過去や心理的な細かい変遷までは、原作の様には、描かれておらず、そのためにキャラクターの行動動機に若干違和感が生じてしまっているところがあるのが少々残念に思いました。 しかしながら、多少原作との相違点はあるにしても、原作を知らない方でも十分に楽しめるくらい、日本の漫画原作のハリウッド実写化としてはかなり良く出来ていると思います。
フォードvsフェラーリ
この作品は、ルマン24時間耐久レースの絶対王者であったフェラーリに対して、アメリカのフォードがGT40 で挑戦し勝利を得るという実話に基づいた映画です。 アメリカのノンフィクション映画というと若干、盛っている感のある映画が多く、この映画も多少はあるとは思いますが、レースシーンに関しては、完璧といっていいほど見事に再現しており、演出も素晴らしく、そしてクリスチャン・ベールとマット・デイモンの熱のこもった演技によって、観る前に予想していた以上の満足感を得ることができました。 特にスポーツカー好きの方には、レースシーンだけでも、一見の価値ありといった感じです。 モータースポーツに対する様々な思いを持った男達が絡み合うシナリオはとても重厚に書かれていて、アメリカのフォードと世界的に有名なイタリアの高級スポーツカーのメーカーであるフェラーリの経営理念の違いや、孤独のレース狂とも思える男を支える家族や同僚の理解など、一言では語ることのできない数多くのストーリーが、怒涛の如く観ている者の心に迫ってくるラストは圧巻の一言でした。車にあまり興味がない方でも、レースに全てを賭ける男達の熱い人間ドラマが観れるので十分楽しめると思います。 この作品は、モータースポーツの歴史を紡いだ男達を見事に描いたクルマ関連の映画の中でも突出した感のある傑作です。
それでもボクはやってない
ショーシャンクの空に 4Kデジタルリマスター版
とある刑務所での物語。アンディの真っ直ぐな性格は、周りの受刑者たちにも大きな影響を与え、どんな状況であれ、自分らしく生き、活躍していく姿が素晴らしい。親友のレッドは特にアンディに影響された人物であり、レッドの存在もこの映画の面白さを引き立てている。とにかく頭が良く、今まで経験したことがない辛さも体験するが、最初から最後までアンディがどんなことにも立ち向かい続け、勝利を掴み取っている。ラストのシーンはまさに爽快感が物凄く、思わず拍手したいほど。 刑務所のリアルさも伝わりつつ、周りの人々のキャラや刑務所内での仕事は小さな社会のように見える。その中で自分の力を最大限に活かすアンディはとてもかっこいい。 何度観ても感動と衝撃の走る作品であり、人に勇気を与える作品だと思う。モーガンフリーマンは他にも様々な映画に出演しているが、この作品の演技が一番魅力的。刑務所が関わる映画は、残酷さや悲惨さが映る映画も多いが、この映画はそれ以上に希望に満ちた作品で、どんな世代の人にも観てほしい。
銀魂
シャザム!
「シャザム!」とは、スーパーマンやスパイダーマンほど日本では、あまり知られてはいませんが、アメリカでは、ヒーローとして誰もが知っている存在で、映画はDCコミックのヒーロー物です。スーサイド・スクワッドなどと同じ世界観という設定になっていますが、それを知らなくても十分に楽しめる内容になっていると思います。 私は、前知識なく初めて「シャザム!」を観ましたが、全編に亘ってコミカル路線の作りになっていて、シリアス、ダークさは極力控え目気味になっていて、笑える個所が沢山あるので、分かり易くて素直に面白かったです。 主人公は、筋骨隆々・ムキムキの体でアメリカンヒーローらしく見るからに強そうな感じです。しかし、見た目は大人、中身は子供の設定になっていて、主演を演じてる俳優さんは、それをとても自然に旨く演じていたので、観ていて不自然な感じなどはしなく、また本人が、演技を楽しんで演ってる感じが伝わってきて良かったです。 ストーリーも、主人公はもちろんのこと、悪役側もどうしてそうなったのかとういう、バックグランドもしっかりと描かれていたので、引っ掛かりなく感情移入できました。 ラストも変に複雑にはせず、スッキリしていたので、気持ち良く見終わることができました。ただ続編への伏線がちょこっと張っていたので、そこが若干気になったくらいです この作品は、アメコミヒーロー映画を初めて観る方にもお勧めできますし、コメディ色が強いので、家族皆で楽しめるタイプの映画だと思います。
ボヘミアン・ラプソディ
泥棒役者
青い珊瑚礁
レディ・プレイヤー1
スピルバーグが圧倒的な映像で魅せる、子供から大人まで観ても楽しめる、非常に完成度の高いエンターテイメントな作品です。 仮想現実リスクへの警鐘メッセージを投げかけた作品と言えば、「マトリックス」や「インセプション」等を思いつくが、この作品もこれらの作品と同じ世界観をもってるが、スピルバーグがすごいところは、子供でも判りやすく表現した描き方で、しかもシャープなマーケティングが光る作品になっているところです。 表現方法が馴染みやすいディズニーテイストのCGであり、ハリー・ポッターにも負けない謎解きのシナリオが、観る人をぐいぐい惹きつけます。 また40から50歳台ぐらいの親世代が子供の頃に興奮したキャラクターの記憶を確実に呼び覚まさせる作りがとても巧妙です。 そして、アニメやゲーム界の歴史を創造した、70から80年代の日米クリエイターへのリスペクトが、随所にちりばめられていて、発見する度に胸にぐっときました。個人的には、ガンダムに強い思い入れがあるので、ガンダムが登場するシーンを観れただけでも、嬉しかったです。 観て楽しむタイプの映画ではありますが、バーチャルとリアルの関係性が示す未来社会への不安感という、しっかりとしたテーマがあるので、ラストの展開も誰もが納得のいく印象的な結末になっています。子供からお大人まで本当に楽しめる作品です、特に40歳から50歳台ぐらいの方には、好きなキャラクターが出てくる度に興奮すると思います。
スポットライト 世紀のスクープ
ランボー ラスト・ブラッド
かなり久しぶりのランボーです、今までのランボーシリーズは全部観ていたので、ロッキーシリーズと同様に、ついにきたか、という感じで鑑賞しました。観た感想ですが、率直に言うと、ランボーと思い込んで観たから感情移入できたのではないかなという感じです。映画の内容は、なんと言うか、ランボーの行動に納得いく必然性が感じられないと言うか、勢いだけで進んでいくような、行ってしまえばご都合主義な展開にも感じしてしまいました。 例えば、最初に敵のアジトに、特に下調べもなく、スタスタ乗り込んで行って、思わずやっちまったよみたいな展開は、ただの間抜けな男のようで、どうも、今までのランボーのイメージからは、しっくりきませんでした。 あと、敵にかろうじて生かされる展開なども偶然の運任まかせでで、ランボー故に危機を脱する事ができたとういう、誰もが納得のいく、プロセスになっていない感じがしたのも気になりました。理由づけに、もう少し捻りが欲しい感じです。しかしながら、殺戮シーンは圧巻の一言で、ここはさすがランボーと声が出そうになるほどの大迫力でスリリングに描かれていました。この作品の撮影時のスタローンの年齢から見て、全盛期の時に比べて多少は見劣りするも、変わらず鍛えこまれた肉体であることに一見の価値ありです。 後半にあるボスとの一騎打ちの展開にもいろいろとツッコミどころはありますが、あまり細かいことを気にしないで観れば、ランボーのあの勇姿を観れるので、往年のランボーファンには素直に嬉しいし、観て損はない映画だと思います。
私は確信する
宣伝文句に、「ヒッチコック狂による完全犯罪」とかなんとか書いてあり、 何かヒッチコックの映画と関係があるのかと思ったが、全く関係がなかった。 フランスで実際にあった事件を基にした映画。 ジャック・ヴィギエという大学教授が妻の殺人容疑者となり、その裁判シーンが 映画のほとんどとなっている法廷物。 細かなカット割りがテンポよくドラマを進めていく。 ちょっとフランス映画には珍しいタイプかな、と思った。 容疑者であるヴィギエの娘が自分の子供に勉強を教えてくれているため、 その娘の父であるヴィギエ無罪のために奔走する女ノラをマリナ・フォイスが熱演している。 何故ここまで他人のことに入れ込むのか、という声もあるだろうが、劇中に出てくる、 きっちりとした仕事ぶりを見れば、ああ、そういう性格なんだな、ということが分かり、 腑に落ちてくる。(しかしノラという人物は創作であるとのこと) 前に、日本はフランスに比べ「推定無罪の原則」の考え方が弱い、という 記事を見かけたことがあるが、この映画、この事件はフランスで実際に起きたものだ。 どこの国でも検察側が強い執念を持って事件に当たると、推定無罪の原則が 覆ってしまうことがあるということは非常に怖いことだと感じた。 ラスト、弁護士による最終弁論にはグッとくるものがあり、法廷物の新しい名作の誕生、 と言いたいところだが、実話の映画化となると、結局のところホントのホントはどうなの? という疑問がどうしても残ってしまい、100%スッキリとはいかないのがちょっと残念か。
ミスト
原作はスティーブン・キングの中編小説「霧」。 自分は学生時代にこの小説を読み、是非自分が監督をやって映画化してみたい、 などと思っていたが、この映画の監督である、フランク・ダラボンも どうやら同じことを考えていたようだ。 そのくらいこの小説は魅力的だった。 よく友達とどこのシーンを撮りたいか? などと勝手に想像を膨らませたりも していたが、自分はやはりあの触手が伸びてくるシーンは絶対にやりたいと思っていた。 映画でもやはり、触手のシーンは存在しており、そういう意味でもこの映画を撮った ダラボンにはシンパシーを感じてしまう。 ラストの方で、バカでかいバケモノがでてくるが、あれも原作の中に存在しており、 絶対自分も登場させようと思っていたのでうれしかったが、描写は自分のイメージとは 違っていた。違うと言えば、映画の中の霧の世界は真っ白だったが、自分の勝手な イメージでは、もっと陰鬱な情景であった。 そして映画は衝撃の結末へと向かっていく訳なのだが、ここは原作とは全く違う。 原作は全く放りっぱなしな感じだったのだが、映画では…… これは言えませんね。でももうすでに多くの人が観ていることでしょう。 原作を超える絶望感が味わえる、数少ない映画だ。
人魚の眠る家
出演者の顔触れや予告から「テレビ的な域を出ない安易な作品」なのではないか」と敬遠していた。しかし本作がTSTAYAのコンテストで賞を獲得した気鋭の監督の作品だということで劇場鑑賞。印象的だったのは土屋太鳳の存在。そのハードな作品性から3度も出演を固辞しながら、監督のラブコールで出演を決めたという。そんな彼女はいささか荒唐無稽な物語の中で実在感を保って演じていた。親子関係に執着するところ、正しくあろうとかられるところ、艶めかしく夫に接するところなどテレビのイメージを払拭し、この映画の独特のイメージを支えていた。なにより彼女は正直ものゆえの不幸がよく似合う。そうした土屋太鳳の輝きは、渡部監督の手腕によるところも大きいと思う。ブラックコメディのような入り方で油断させながら、秀逸なせりふ回しでハッとさせ、不可解な人物たちの言動で禍々しい世界に誘っていく。映画館は夢を観に行く場所であるが、同じ夢でも悪夢を描く監督がいてもいい。この監督の作品、チェックしておくべきである。
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