ショーシャンクの空に 4Kデジタルリマスター版
とある刑務所での物語。アンディの真っ直ぐな性格は、周りの受刑者たちにも大きな影響を与え、どんな状況であれ、自分らしく生き、活躍していく姿が素晴らしい。親友のレッドは特にアンディに影響された人物であり、レッドの存在もこの映画の面白さを引き立てている。とにかく頭が良く、今まで経験したことがない辛さも体験するが、最初から最後までアンディがどんなことにも立ち向かい続け、勝利を掴み取っている。ラストのシーンはまさに爽快感が物凄く、思わず拍手したいほど。 刑務所のリアルさも伝わりつつ、周りの人々のキャラや刑務所内での仕事は小さな社会のように見える。その中で自分の力を最大限に活かすアンディはとてもかっこいい。 何度観ても感動と衝撃の走る作品であり、人に勇気を与える作品だと思う。モーガンフリーマンは他にも様々な映画に出演しているが、この作品の演技が一番魅力的。刑務所が関わる映画は、残酷さや悲惨さが映る映画も多いが、この映画はそれ以上に希望に満ちた作品で、どんな世代の人にも観てほしい。
銀魂
このレビューにはネタバレが含まれています
シャザム!
「シャザム!」とは、スーパーマンやスパイダーマンほど日本では、あまり知られてはいませんが、アメリカでは、ヒーローとして誰もが知っている存在で、映画はDCコミックのヒーロー物です。スーサイド・スクワッドなどと同じ世界観という設定になっていますが、それを知らなくても十分に楽しめる内容になっていると思います。 私は、前知識なく初めて「シャザム!」を観ましたが、全編に亘ってコミカル路線の作りになっていて、シリアス、ダークさは極力控え目気味になっていて、笑える個所が沢山あるので、分かり易くて素直に面白かったです。 主人公は、筋骨隆々・ムキムキの体でアメリカンヒーローらしく見るからに強そうな感じです。しかし、見た目は大人、中身は子供の設定になっていて、主演を演じてる俳優さんは、それをとても自然に旨く演じていたので、観ていて不自然な感じなどはしなく、また本人が、演技を楽しんで演ってる感じが伝わってきて良かったです。 ストーリーも、主人公はもちろんのこと、悪役側もどうしてそうなったのかとういう、バックグランドもしっかりと描かれていたので、引っ掛かりなく感情移入できました。 ラストも変に複雑にはせず、スッキリしていたので、気持ち良く見終わることができました。ただ続編への伏線がちょこっと張っていたので、そこが若干気になったくらいです この作品は、アメコミヒーロー映画を初めて観る方にもお勧めできますし、コメディ色が強いので、家族皆で楽しめるタイプの映画だと思います。
ボヘミアン・ラプソディ
泥棒役者
青い珊瑚礁
レディ・プレイヤー1
スピルバーグが圧倒的な映像で魅せる、子供から大人まで観ても楽しめる、非常に完成度の高いエンターテイメントな作品です。 仮想現実リスクへの警鐘メッセージを投げかけた作品と言えば、「マトリックス」や「インセプション」等を思いつくが、この作品もこれらの作品と同じ世界観をもってるが、スピルバーグがすごいところは、子供でも判りやすく表現した描き方で、しかもシャープなマーケティングが光る作品になっているところです。 表現方法が馴染みやすいディズニーテイストのCGであり、ハリー・ポッターにも負けない謎解きのシナリオが、観る人をぐいぐい惹きつけます。 また40から50歳台ぐらいの親世代が子供の頃に興奮したキャラクターの記憶を確実に呼び覚まさせる作りがとても巧妙です。 そして、アニメやゲーム界の歴史を創造した、70から80年代の日米クリエイターへのリスペクトが、随所にちりばめられていて、発見する度に胸にぐっときました。個人的には、ガンダムに強い思い入れがあるので、ガンダムが登場するシーンを観れただけでも、嬉しかったです。 観て楽しむタイプの映画ではありますが、バーチャルとリアルの関係性が示す未来社会への不安感という、しっかりとしたテーマがあるので、ラストの展開も誰もが納得のいく印象的な結末になっています。子供からお大人まで本当に楽しめる作品です、特に40歳から50歳台ぐらいの方には、好きなキャラクターが出てくる度に興奮すると思います。
スポットライト 世紀のスクープ
ランボー ラスト・ブラッド
かなり久しぶりのランボーです、今までのランボーシリーズは全部観ていたので、ロッキーシリーズと同様に、ついにきたか、という感じで鑑賞しました。観た感想ですが、率直に言うと、ランボーと思い込んで観たから感情移入できたのではないかなという感じです。映画の内容は、なんと言うか、ランボーの行動に納得いく必然性が感じられないと言うか、勢いだけで進んでいくような、行ってしまえばご都合主義な展開にも感じしてしまいました。 例えば、最初に敵のアジトに、特に下調べもなく、スタスタ乗り込んで行って、思わずやっちまったよみたいな展開は、ただの間抜けな男のようで、どうも、今までのランボーのイメージからは、しっくりきませんでした。 あと、敵にかろうじて生かされる展開なども偶然の運任まかせでで、ランボー故に危機を脱する事ができたとういう、誰もが納得のいく、プロセスになっていない感じがしたのも気になりました。理由づけに、もう少し捻りが欲しい感じです。しかしながら、殺戮シーンは圧巻の一言で、ここはさすがランボーと声が出そうになるほどの大迫力でスリリングに描かれていました。この作品の撮影時のスタローンの年齢から見て、全盛期の時に比べて多少は見劣りするも、変わらず鍛えこまれた肉体であることに一見の価値ありです。 後半にあるボスとの一騎打ちの展開にもいろいろとツッコミどころはありますが、あまり細かいことを気にしないで観れば、ランボーのあの勇姿を観れるので、往年のランボーファンには素直に嬉しいし、観て損はない映画だと思います。
私は確信する
宣伝文句に、「ヒッチコック狂による完全犯罪」とかなんとか書いてあり、 何かヒッチコックの映画と関係があるのかと思ったが、全く関係がなかった。 フランスで実際にあった事件を基にした映画。 ジャック・ヴィギエという大学教授が妻の殺人容疑者となり、その裁判シーンが 映画のほとんどとなっている法廷物。 細かなカット割りがテンポよくドラマを進めていく。 ちょっとフランス映画には珍しいタイプかな、と思った。 容疑者であるヴィギエの娘が自分の子供に勉強を教えてくれているため、 その娘の父であるヴィギエ無罪のために奔走する女ノラをマリナ・フォイスが熱演している。 何故ここまで他人のことに入れ込むのか、という声もあるだろうが、劇中に出てくる、 きっちりとした仕事ぶりを見れば、ああ、そういう性格なんだな、ということが分かり、 腑に落ちてくる。(しかしノラという人物は創作であるとのこと) 前に、日本はフランスに比べ「推定無罪の原則」の考え方が弱い、という 記事を見かけたことがあるが、この映画、この事件はフランスで実際に起きたものだ。 どこの国でも検察側が強い執念を持って事件に当たると、推定無罪の原則が 覆ってしまうことがあるということは非常に怖いことだと感じた。 ラスト、弁護士による最終弁論にはグッとくるものがあり、法廷物の新しい名作の誕生、 と言いたいところだが、実話の映画化となると、結局のところホントのホントはどうなの? という疑問がどうしても残ってしまい、100%スッキリとはいかないのがちょっと残念か。
ミスト
原作はスティーブン・キングの中編小説「霧」。 自分は学生時代にこの小説を読み、是非自分が監督をやって映画化してみたい、 などと思っていたが、この映画の監督である、フランク・ダラボンも どうやら同じことを考えていたようだ。 そのくらいこの小説は魅力的だった。 よく友達とどこのシーンを撮りたいか? などと勝手に想像を膨らませたりも していたが、自分はやはりあの触手が伸びてくるシーンは絶対にやりたいと思っていた。 映画でもやはり、触手のシーンは存在しており、そういう意味でもこの映画を撮った ダラボンにはシンパシーを感じてしまう。 ラストの方で、バカでかいバケモノがでてくるが、あれも原作の中に存在しており、 絶対自分も登場させようと思っていたのでうれしかったが、描写は自分のイメージとは 違っていた。違うと言えば、映画の中の霧の世界は真っ白だったが、自分の勝手な イメージでは、もっと陰鬱な情景であった。 そして映画は衝撃の結末へと向かっていく訳なのだが、ここは原作とは全く違う。 原作は全く放りっぱなしな感じだったのだが、映画では…… これは言えませんね。でももうすでに多くの人が観ていることでしょう。 原作を超える絶望感が味わえる、数少ない映画だ。
人魚の眠る家
哀愁しんでれら
出演者の顔触れや予告から「テレビ的な域を出ない安易な作品」なのではないか」と敬遠していた。しかし本作がTSTAYAのコンテストで賞を獲得した気鋭の監督の作品だということで劇場鑑賞。印象的だったのは土屋太鳳の存在。そのハードな作品性から3度も出演を固辞しながら、監督のラブコールで出演を決めたという。そんな彼女はいささか荒唐無稽な物語の中で実在感を保って演じていた。親子関係に執着するところ、正しくあろうとかられるところ、艶めかしく夫に接するところなどテレビのイメージを払拭し、この映画の独特のイメージを支えていた。なにより彼女は正直ものゆえの不幸がよく似合う。そうした土屋太鳳の輝きは、渡部監督の手腕によるところも大きいと思う。ブラックコメディのような入り方で油断させながら、秀逸なせりふ回しでハッとさせ、不可解な人物たちの言動で禍々しい世界に誘っていく。映画館は夢を観に行く場所であるが、同じ夢でも悪夢を描く監督がいてもいい。この監督の作品、チェックしておくべきである。
ホラー作家スティーヴン・キングの原作と「グリーンマイル」、「ショーシャンクの空に」で有名なフランク・ダラバン監督がタッグを組んだ期待値の高い映画でした。 かなりの期待感を持って見たのが良くなかったのか… 見てみた結果…結末が今だかつてない絶望感に包まれてしまった救いようのない最後でした。。 ある意味、放映を前提とする映画としてあり得ない最後だったと思います。 おかげさまで、なんとも胸クソ悪映画のカテゴリーに入れさせてもらいます。。 有名な俳優さんなどは起用されていなくても、感情移入できてしまう設定と演技であっただけに残念でした。 恐怖感と謎を散りばめてラストに向かうまでは非常にハラハラドキドキ見れたのですが、、 結局原因不明、理解に苦しむ結果に唖然としてしまうような映画でした。 これがこの映画の狙いだとすれば大当たりではありますが、正直娯楽として楽しめる映画としては最悪の部類に入る内容でした。 しかし衝撃の結末と謳っている映画ではあるので気になる方には見てみても良い映画だと思います。
ザ・ディープ
実話を元にした作品です。 アイスランド沖に漁に出た船。しかし、横転し乗組員は海へ投げ出されます。 季節は冬。アイスランドなので当然寒いです。 そこから生き残ったグリという男性が描かれています。 本作はかなり静かで暗い雰囲気が全体的に漂っています。 作品の概要を説明されると、恐らくはドラマティックなものを期待することでしょう。 本作を観た他の方のレビューをみても「退屈」といったような声がありました。 日頃見慣れているいわゆる「欧米」の作品とは違った文化圏の作品を観る場合、そこが持つ文化を知っておくといいかと思います。 アイスランドは長い期間他国の統治下におかれ、独立したのは1944年と最近のこと。 私が他に好きな映画や絵画などで中欧から東欧のものがあるのですが、そちらも独特の暗さを持っています。 一口に「ヨーロッパ」と言っても、地域によって大きく思想が異なることに注目しておきたいところです。 そのようにかなり暗い作風ではありますが、グリが抱える心の痛みが静かに描かれています。 グリが生き残ったのは「アザラシ」並みの体脂肪が一因であった、というのは少し笑ってしまうシーン。 また、生き残った理由を検証するために、イギリスの海軍の人たちと冷たい水の中での実験シーンもちょっと笑ってしまいました。 鍛え上げられたはずの軍人たちが、次々とギブアップするなかで、グリだけ残っているのです。 個人的に一番好きなのは、海を漂いながら「あと一日だけ生きられたら」とグリが夢想するシーンです。 命の危機が迫っているとき、人が思うのは意外とそんな風に他愛もないことなのかもしれませんね。
パラノーマル・アクティビティ2
わずかな予算で大ヒットした前作の前日譚に当たる物語です。 前作同様モキュメンタリー形式の作品。 この作品単体でも楽しめるかと思いますが、やはり1を観てから観た方が面白いでしょう。 1のヒットを受けてか、予算は段違いです。 そのため、恐怖演出なども凝ってきています。 1で出てきたモチーフが出てきたりもして、なかなか興味深い内容です。 もちろん、1の主人公のケイティも登場。 というよりは、ケイティがなぜあんなことになるはめになったのかが描かれているといったほうがいいかもしれません。 全体的にメリハリも効いていますし、ホラー作品としては演出のテンポもいいです。 少し気になったのが、一家の娘アリがなんでもないようなところでビデオを回しているところ。 日常を描きたかったのだと思いますが、彼女があそこでビデオを撮る理由はなにもなく、少しだけ違和感のあるシーンでした。 この辺りはモキュメンタリーの限界でもあるかと思います。 ストーリー上、必要なシーンを描くにあたっては「動機のない撮影シーン」もやむを得ないでしょう。 この作品で一番感心したのが、一家に新しく生まれた子ども・ハンター。 赤ちゃんなので、当然演技指導などできるわけもないのですが、彼の行動をうまく映画に取り込んでいます。 このシリーズはこのあたりまでが一番面白いかな。 ホラーのなかでも割とお勧めの作品です。
ラプンツェルのウェディング
アナと雪の女王/家族の思い出
アナと雪の女王/エルサのサプライズ
ゲット・アウト
2017年のアカデミー賞脚本賞受賞作。 日本でも公開当時結構な話題となっていた覚えがある。 コメディタッチの部分もあり、風刺の効いたホラーということだった。 最近になってやっと鑑賞ということになったのだが…… 黒人の使用人や庭師への演出の中で、ところどころ怖いと思わせるものがあった。 またいまだに根強く残る、黒人差別への風刺が描かれているという事も分かった。 けれども、このオチは一体何なのか? 現実的だからこそ不思議で怖いと思われた話だったのに、一気に非現実的な世界へと 話を飛ばしてしまって、果たしていいのだろうか。 風刺も現実的な話の中であればこそのものだが、こういう展開の中ではその効果も 半減してしまうのではないかと思ってしまった。 せっかく面白いと思った映画の前半部分を、後半部分が台無しにしてしまった、と 個人的には感じた。 ……のだがしかし、冒頭であげた通り、結果アカデミー賞の「脚本賞」受賞なのだ。 えー、あー……まあ、とりあえず物語は置いておいて、 各所での演出にはとてもいいものがあったので、 この監督(ジョーダン・ピールというコメディアンらしい)の次回作には期待したいと思った。
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