バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
このレビューにはネタバレが含まれています
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
マクドナルドの創業者であるレイ・クロックの半生を描いた伝記的映画です。しがないセールスマンであった彼がどのようにしてマクドナルドを世界最大のフードチェーンに成長させたのかを描いています。 最初の30分ではマクドナルド兄弟がどのようにマクドナルドを創業し、何を大切にしていたのかが描かれます。そこに主人公のレイ・クロックが現れ、マクドナルドは彼の野望に飲み込まれていきます。楽しいのは最初の30分だけで、そこからはどんどん胸糞の悪いストーリー展開が続きますがこれが面白いです!これぞアメリカの資本主義!という感じがします。アメリカで一旗揚げるには何かしらの不要なものを切り捨てて、成り上がるために必要なものだけを残していく残酷さが必要なのだと思いました。そこには非効率な情は不要なものとして切り捨てられます。 経営の見本として非常に興味深く面白いですが、この映画を見たあとは二度とマクドナルドを食べたくなくなる気持ちになると思います。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
帰ってきたヒトラー
ゴーン・ベイビー・ゴーン
監督や俳優で活躍しているベン・アフレックの監督第一作です。主演は弟のケイシー・アフレックで、二人とも映画の舞台となったボストン出身とのことです。 その他にエド・ハリスやモーガン・フリーマンなど演技派が出演しています。 繊細な外見のケイシー・アフレックがボストンの下町の私立探偵の役を演じたことには賛否があったそうですが、タフな外見の人がするともっと痛々しく感じる映画になっていそうでした。 誘拐された子供を探す私立探偵をケイシー・アフレックが演じますが、単なるミステリーではなく、社会的なことや法律に関していろいろと考えさせる内容になっています。 ベン・アフレックは「アルゴ」「ザ・タウン」なども監督していますが、この作品が一番監督としてのセンスを感じさせる映画でした。 ケイシー・アフレックの出演した「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が良かったという人には合う映画だと思います。 日本未公開ですが、今の日本でならかなり受け容れられる内容の映画でしょう。
シンプル・フェイバー
シングルマザーのYoutuberで料理などの家事全般に関する配信をしているステファニーは息子と同じ幼稚園に通わせるママ友のエミリーに憧れていました。エミリーは大豪邸に住み作家の夫と仲良く、ファッション業界で働いておりセクシーでミステリアスです。対照的な2人でしたが、徐々に距離を縮め、仲良くしていたところ、突然エミリーが失踪します。ステファニーは真相を求めて彼女を捜索します。 予想外の展開に二転三転して誰もが疑わしくなってきます。女性同士の嫉妬と憎悪、エゴが渦巻く面白さがコミカルに描かれています。主人公以外のキャラクターが怪しいのはもちろんのこと、主人公のステファニーもYoutuberとしてエミリーの失踪を取り上げて配信しており、自己承認欲求が前面に浮き出ていて不気味できな臭いです。誰もが疑わしく共感できませんが、ポップなミステリーで終始飽きさせません。アナ・ケンドリックが出ている作品にハズレなしです。アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーのファッションバトルにも注目です。
アルキメデスの大戦
愚行録
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
岸辺の旅
死国
舞台は四国。 主人公・比奈子は幼いころにそこから引っ越しており、大人になってから帰ってきます。 幼馴染であった文也から、おなじく幼馴染の莎代里が16歳で亡くなったことを知り驚くことに。 莎代里はいわゆる口寄せをする家系で、彼女自身、その仕事に携わっていたことが描かれています。 物語はどちらかというと民俗学的な方向で描かれています。 ただ、四国のお遍路についての描写は、あくまでファンタジーであると捉えておいたほうがいいです。 そもそもお遍路自体は作中で書かれている「四国に結界を張る」ものではありません。 また、お遍路を逆回りに周る「逆打ち」については「死者を蘇らせる儀式」ではなく、特に珍しい周り方でもないです。 莎代里の母は娘を蘇らせるために逆打ちを娘の年齢の分、16年かけて周っています。 先に書いた通り、ファンタジーとして捉えつつ視聴しました。 ただ、莎代里の家に忍び込んだ文也たちが発見する15年分の御朱印。 これが一枚ずつ紙にかかれたものがふすまに貼られているという描写が少し気になりました。 私自身、御朱印巡りをしておりますので、その扱い方に少々疑問が……。 また、後半からの光の扱い方が若干チープでどこか滑稽さを覚えるほどになってしまっているのが残念です。 途中までは民俗学的ファンタジーとして楽しめていたのですが、終わりの方が少し惜しい作品でした。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
エリジウム
舞台は2154年。地球はもはや住める場所ではなくなり、富裕層は宇宙にあるコロニー「エリジウム」に住んでいます。 この世界において、地球にとどまっている人々は「価値のない人間」。 エリジウムに物資を送るためだけの存在であるというのが恐ろしくも興味深いです。 そんな中、地球で働くマックスは作業中に被ばくするような装置に閉じこめられ、余命数日の状態になってしまいます。 この辺りの描写も、エリジウムの人々が地上の人間をどのように思っているのか、つまり彼らの命を軽く扱っているというところが強調されており、おもしろいです。 エリジウムでは医療が高度に発展しています。 MRIに似た装置に横になると、体の異常な点を判別し、治してくれるというかなり高度なもの。 マックスはエリジウムにいき、その装置を使うことを願うのですが、当然密航ということになります。 その戦いを描いたのが本作。 地上の人々の苦しみ、そしてあがきが描かれている興味深いサイバーパンクとなっています。 コロニーというと宇宙船の中のようなイメージがありますが、本作においては人々が暮らすところは宇宙船外部にあります。 しかし、きちんと大気は保護されています。 コロニー程度の引力で大気を維持できるのかが少々気になりましたが、物語の展開上、やむを得ない表現だったのかと思います。 その辺りに気になる部分はありますが、面白い作品でした。
シャークネード
ハプニング
シックス・センスで有名なM・ナイト・シャラマン監督のホラー映画。主演はマーク・ウォールバーグです! 設定としては突然人々が自殺をして行ってしまうという怪奇現象に襲われていく世界を描写しています。 未知なるウィルスなのか、テロ攻撃なのか、はたまた人智を超えた天才なのか様々な原因に想像をはためかせることができる面白そーな映画だと思っておりました が… 完全に不完全燃焼映画でした。笑 原因もさることながら、結局何を伝えたかったの?となってしまうお粗末ぶりです。 あれだけ引きを作っておいて最後は手綱を投げて観てる側に答えを投げてしまうような中途半端な結末でした。 シックス・センスが面白かっただけに非常に残念でした。設定は面白かったので何かしらの理由付けが欲しい映画だったと思います。 結局原因不明のまま終息もせず、更に続いてしまうという胸くそ悪い終わり方も賛否両論ではないかと思います。 主演も絶対マーク・ウォールバーグでなくてもいいという映画だったと思います。笑
ザ・フライ
ある科学者がテレポート装置を開発して、一つのテレポッド装置からもう一つのテレポッド装置に物体を移動していく技術を開発するところから物語はスタートします。 タイトルがタイトルに展開は予想できるのですが、実用証明するために自分を実験体としてテレポッドに入ります。しかし…テレポート直前に小さなハエが一緒に装置に入っていました… そこから、徐々にハエと融合していくストーリー展開になります。 もうこの人間とハエの融合によりどんどんハエになっていく描写はなかなかエグかったですね。 むしろ当時の技術であそこまで気持ち悪く演出していたのは素晴らしいと思います。 途中で夢の中の話ですが、ハエ男との間にできた子供が産まれるシーンは今だったら道徳的にどうなの?という感じなので、あり得なさそうですが実際の産まれるシーンはゾッとしました。 終始、ハエ男のキモさをあらわしていきますが最後のシーンは切ないですね… 顔はキモいが最後のシーンの丸いお目目と行動にはグッと来ました。 刺激的描写は多いですが、最近のモンスター系映画に比べたらかなりクオリティ高い出来栄えの作品だと思います!
アイ・アム・レジェンド
ジョジョ・ラビット
あのタイカ・ワイティティが監督兼俳優を演じる第二次世界大戦下のドイツのお話。 ポスターからは予測もつかないシリアスさ。 ナチスドイツに憧れる少年は訓練でうさぎも殺せないピュアな心の持ち主。困った時には自分の中にいるヒトラーに助けてもらう。 序盤はそんなコミカルな映画。 しかも、そのヒトラーを演じるのは監督のタイカ・ワイティティ! 中盤からはどんどん戦争の恐ろしさや差別などが浮き彫りになってくる。誰も戦争なんか望んではいないし、やりたくてやってるわけじゃない。だけど、戦争での成果でしか存在意義が感じられないそんな酷い世の中。 そんな戦争の中、少年は敵国ユダヤ人の少女に恋する。この恋こそジョジョラビットの「裏テーマ」ではないかと思う。 少女に向かって少年は「ユダヤ人はツノが生えている。」「コウモリみたいに寝るらしい。」といったヘイトを言う。 10歳の少年が発するから可愛く思える。 そこが、ジョジョラビットを楽に見れるポイントではないだろうか。 もちろん少年を取り巻く大人の中にも良い人はたくさんいてほっこりするシーンもある。 この少年には強く生きてほしい!そう心から思える映画である。
アイズ ワイド シャット
「時計仕掛けのオレンジ」など、ホラーやサスペンス系が強い監督スタンリー・キューブリックの遺作として広く知られていて、初めてタイトル知ったのは小学3年生の時に見た劇場版CM。妙に色気があって性の目覚めの一つとして記憶していたと思う。 ストーリーは正直難解です。簡単にかみ砕いて言うと周りから理想の夫婦と思われている主人公夫婦が紆余曲折あって再生していく物語だと解釈できます。 序盤の鏡見ながらトム・クルーズ演じるビルとイチャつくニコール・キッドマン演じるアリスの流し目が醸し出す妖艶さがすごいドキドキするし、どこぞの秘密結社?のような恰好の男女が挿入などの直接的なシーン無しでも、いかにも背徳感あるシーンだというのを丁寧に作りこんでいる。 「夫婦が喧嘩してからの仲直りの方法はひとつだけでしょ?」とメイキングでキューブリック本人が言っていたらしいが、その言葉はラストシーンで集約されているのだなと感じました。 特殊性癖に目覚めたいお方は良ければお取りください。
忍 SHINOBI
原作は忍者小説の金字塔である山田風太郎のベストセラー小説「甲賀忍法帖」 時は江戸時代。太平の世が近づくが老いも目立つ征夷大将軍・徳川家康は家臣の忍者、服部半蔵の配下である「甲賀卍谷」/「伊賀鍔隠れ」2人の棟梁を呼び寄せる。 かつて初代服部半蔵が「不戦の約定」を定めるまでは血で血を洗うほどの戦を繰り返す怨敵同士だとお抱えの僧侶、南光坊天海から聞いた家康は両里にある命令を下す。 世継ぎの長男「竹千代」と次男「国千代」双方の側に別れて互いの持つ忍法を尽くし殺し合うこと。そして勝った方が次の世継ぎとして迎えられ、里は一族千年の永禄を約束するというものでした。 そのことを聞いた卍谷棟梁・甲賀弾正と伊賀鍔隠れ棟梁・お幻は内心愕然とする。なぜなら、互いの孫息子・孫娘の祝言で和睦を結び400年の宿怨に終止符を打とうとした矢先の出来事だったのだ。 断れば上司である半蔵の顔に泥を塗ることになり、報復として両里を滅ぼされる可能性を危惧した2人は従わざるをえなかった。400年続いた不戦の約定が解けたことなど知らない弾正の孫、弦之助とお幻の孫娘、朧は楽しみである山歩きの逢瀬を終えていた。 そして各々の里に戻った弾正とお幻から、約定の解禁と里の腕利きの忍5名の名前を記した人別帖を読み上げられる。当然、次期棟梁として2人の名前が記されていた。何かの間違いに違いないと考え、家康がいる駿府城に向かおうと考える弦之助。 しかし、その後弾正はお幻と里から離れた河原で相討ちの状態となり、帰らぬ人となってしまった。弦之助は残った配下の忍である室賀豹馬、筑摩小四郎、如月左衛門、陽炎を連れて事の次第を尋ねるために駿府城へ向かう。 一方、お幻が死んだことで副棟梁である薬師寺天膳は朧に付き従うと宣言し、夜叉丸、蓑年鬼、蛍火とともに甲賀衆の後を追いかける。愛する弦之助と戦いたくない朧だが、無情にも時代は後戻り出来ない現実を突きつけていく。 映画では弾正含めて6人の忍者達ですが、原作では10人、総勢20人己が忍術を用いて死力を尽くして相戦います。現在ではパチスロにもなっているアニメ「バジリスク〜甲賀忍法帖」の方が馴染み深いですが、こちらの作品を観てからバジリスクを観るとより違いが見えます。 原作から実写へと生まれる作品の多くが失敗例となるケースだが、この作品も例に漏れず。そもそも2時間という尺の都合で無理やり人数を減らすのもいかがなものかとも思う。 しかし全てが悪いわけでなく強いて言うと以下が自分で納得できる部分があった。 ・仲間由紀恵さん演じる朧はアニメ版や原作と比べると忍びの長としての自覚を早い段階から持っていくことが出来ている強い女性として描かれているのが自然と見れた。(逆に弦之介が駄々をこねる子供っぽく描写されている) ・原作・アニメではあまり描かれなかった上役である半蔵に逆らった場合、どうなるかが正確に描写されている。
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