KCIA 南山の部長たち
このレビューにはネタバレが含まれています
海賊とよばれた男
殿、利息でござる!
タイトルがすごくポップで、中身も確かにおもしろいんですが、内容なとてもしっかりしてて、ずっしり重くて、正直、こんなポップなタイトルじゃなくて、もっとメッセージ性のあるものでもよかったのでは?と個人的には思うくらい、いい作品でした。 とにかく生活が苦しい自分たちの生活を何とかしようと集落の人たちが知恵を出し合って奮闘するのですが、猪突猛進に話を進めていこうとする人や、見栄っ張りの人などいろんな人間模様が見えておもしろいです。 何より心に刺さったのは、今苦しい自分たちの生活をどうにかするため、というのはもちろんのこと、この先の未来を生きていく自分たちの子孫のために生きやすい環境を整えたいという気持ちで動いているという点でした。 今の日本も生活がしにくいわけではないものの、政治家も市民も含め、どれだけの人がここに登場する人たちのように未来を生きる人々を思ってこの社会を変えていこうと思っているのかな…と思ったり。こういう思いを持った人たちのおかげで自分の今の生活があると思うとなんだかありがたい気持ちになる作品です。
きっと、うまくいく
私自身、この作品を見るまでは知らなかったのだが、インドはどこの大学に入ったかでその後の人生が決まってしまうような社会だそうで。 物語は主人公と2人の男性友達の大学生活とその後出来事を描いています。インドの大学生活ってこんな感じなんだ!という文化の違いへの新鮮さと、将来のためにひたむきに勉強する学生たちの姿に日本はなんてゆるい国なんだろう…という気持ちを持ってしまったり…。 この映画の中で何度も言われる話として、「なぜ、勉強をするのか」が挙げられる。学生たちは将来の安定のために、とにかくいい成績をとれるよう奮闘するのだが、繰り返し言われるこの言葉がすごく胸に刺さった。主人公の友人が何度も「なぜ勉強するのか」ということについて語ったり、他の生徒の姿や大学の在り方に疑問を呈するのだが、自分も学生時代にこの映画に出会っていたら、もう少し学びに対する姿勢を変えることができたのではないかと思った。大学入試が当たり前になり、ただただいい大学に入ることが目的となりつつある現代社会で、ぜひ将来を考える若者たちにみてもらいたい。
チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
今をときめく、広瀬すずさんや、中条あやみさんなど、有名な女優さんが出演されているので、とにかくかわいい!そして脇を固める他の女優さんたちもそれぞれにいい味を出していて、本当に高校生活を覗き見しているみたいでわくわくします。広瀬すずさんのなまりのあるセリフもずっと聞いていたくなります。 実話に基づいた映画だしね…と、ドラマを見るような感覚で見ていたのですが、仲間が抜けたり、それぞれの家庭環境を背負ったり…と彼女たちに降りかかる試練に同じく青春時代を過ごしてきた大人としては共感せずにはいられず、いつのまにか彼女たちの苦難を思い、眉間にしわを寄せながら見てしまったり。笑 最後のパフォーマンスでは、無事演技を終えることができた爽快感が半端ない!が、先生と広瀬すずさんが舞台裏で抱き合うシーンは、もう涙なしには見られません。 頑張ることから離れてしまった大人が、あの一生懸命頑張っていた時代を思い出す作品にはぴったりです。
ムーラン
公開当時、ディズニーといえばかわいらしくて、女の子らしいプリンセス…というイメージがある中で、自分の信念を持って、強くたくましく生きる女性を描いた作品は珍しいのではないでしょうか。この絵が受け入れられなくて…という点はあるものの、ムーランの生き方がすごくかっこいい!と共感してしまう。子供の時にこれを見てたら共感できたかな…と思うが、大人になって、見てよかった作品の一つ。最近のディズニー作品に登場するプリンセスたちの元になっているような印象。 相棒として登場するドラゴンも実はコンプレックスを抱えていて、それでもムーランのそばでとてもいい味を出していて、このドラゴンみたいな相棒がいたらなぁ…なんて思う。ちょっとしたロマンスもあるが、相手の男性の顔はどうしても受け入れられなかった。人としてはとてもいいんだが…。 また、ムーランが本当の自分の姿と作られた姿の間で葛藤する「リフレクション」という曲は日本語歌詞だといまいちだが、曲調はすばらしい。
オペラ座の怪人
オペラ座の怪人と言えば、ミュージカル作品の中でも名作といわれるもの。ただ、いきなり高いお金を払って劇場に行くにはちょっと…という人には、まずこの作品とみて、オペラ座の怪人がどういう話なのか知ってもらうと、そのあと劇場にも足を運びやすくなると思う。 ミュージカルなので、もちろん物語は歌を中心に進んでいくが、オペラ座という華やかなイメージとファントムのもつ暗いイメージが相まって何とも言えぬ、独自の世界観に引き込まれる。特に代表曲「オペラ座の怪人」が作中でかかったときは、鳥肌が立つ! 出演されているみなさんは歌がお上手なのに加えて、特にクリスティーヌ役の方は顔も可愛いので、見てて飽きないです。舞台では見ることのできない目線だったり、装飾の数々といったところも映画ならではのよさだと思う。 恐怖と狂気で満ち溢れた物語がラストを迎えるときには思わず涙が…。鑑賞後、思わずファントムとラウル、どちらに感情移入してしまうか語りたくなる一作です。
天気の子
ブラック・スワン
プリズナーズ
グッドフェローズ
セブン
博士と彼女のセオリー
ワイルド・スピード MEGA MAX
ワイルド・スピードシリーズ第5弾! 今回は前作のラストで、ドミニクの移送中にミアとブライアンが助けにきたところかスタートです! まさか、そのままラストの続きを見せてくれるとは!スタートから、物語のエンジンも全開でした! 結局、ブライアンはFBIにまで就けたのにまた辞めてしまうんですね〜…ある意味流されやすいのか…笑 まぁもしくはドミニクのカリスマ性に魅了されたのでしょうか!すっかり、ミアと一緒にドミニクファミリーの仲間入りを果たしています。 今回、ブライアンとドミニクが挑む案件が難攻不落かつ人手不足ということでまたまた過去の活躍した人物達が登場します! X2のブライアンの親友、ローマン!それとマイアミでストリートレースを仕切っていたテズ。 前作の黒幕の秘書だったジゼルなど錚々たる顔ぶれが揃います! それを追う捜査官で、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)も登場です!ドムも筋肉やばいけど、この人は体格からドムの一回りあるし、筋肉量が恐ろしいですね!w あと血管もw そんなこんなでストーリー展開していきますが、今作からシリーズ、レースよりもクライムカーアクションというジャンルになってきましたね! 演出、映像なので迫力満点なので、まだ見てない方オススメします!
SCOOP!
多数の有名人スキャンダルを撮影してきたフリーカメラマンの都築は、配属されてきたかなり年下の新人女性記者の行川とコンビを組むことになります。有名人のプライバシーを無視した仕事に行川も最低な仕事として評していましたが、都築の指導のもと才能を開花し、パパラッチの魅力にとりつかれ、思わず最高の仕事と言ってしまいます。都築も最初は嫌々ながら行川と行動を共にしていましたが徐々に絆が生まれてきます。 とんだホモソーシャル色の強い映画で、下ネタばかり言う福山雅治さんだけならまだしも、男性にとって都合の良い女性しか登場しません。好き勝手やっていても理解のある対等なパートナー、憧れに近い好意を寄せてくる年下の女性。ラブシーンに至っては、今までの世界観とは全く異なる女神様のような扱いで甘美な世界で冷めます。情報屋のチャラ源や週刊誌の同僚との関係もホモソーシャルそのもの。男性が夢見るファンタジーとしてある意味見ごたえはありますが、不快感しか残りませんでした。
ワイルド・スピード MAX
一度、未来編ということでワイスピ3を挟みましたが、ポール・ウォーカー主演第三弾! しかも、なんと今回は一作目で活躍したドミニク(ヴィン・ディーゼル)も出演でした! 一作目から数えると約8年ぶりの再会ですね!! ブライアンは前回のマイアミの功績でFBIになっており、ドミニクは相変わらず南米でトラック強盗をしておりました。笑 一作目と同じ展開ではありますが、見所はたくさんありますね!キャストは一作目に活躍したドミニクファミリー達が勢揃いしておりますのでそれぞれの再会シーンであったり、現況など見所はたくさんあります! お約束のストリートレースも、今回はパワーアップした演出でありますのでそこも見所ですね! プライベートでもポール・ウォーカーは日産のGTRが好きらしいですが、今回も捜査の為に車を選ぶ時嬉しそうな顔で選んでましたね笑 本作はしっかりとしたクライムアクションという顔も兼ね備えているので、ワイスピ続けて見ている方はオススメです!
マチネの終わりに
アンストッパブル
巨大貨物列車の無人走行となってしまう原因を作った作業員の態度を見ていると、プロ意識が低くなんだかなれ合い仕事の感じが情けないです。周りも大変な事になるとは思っていなくて、軽笑している所も、現実にもありうる事のように思え、身の引き締まる気持ちで観ていました。この一大事に、クビを言い渡されているベテラン運転手のフランクと新人ウィルとがタッグを組んで列車を止めようとするストーリーに、なんだか世間や会社への皮肉も含まれている気がしました。トラブルが起こった時には「長年の経験がものをいうんだなぁ」と思える機転を利かせて対処するシーンが多用されていて、フランクの頼もしさが際立っていました。またその次から次へと出てくるピンチも迫力一杯で、息をもつかせぬ展開が凄いです。その中で、最初はギクシャクしていた二人が息を合わせ立ち向かっていく事で、ウィルも凄く勇気を持って行動していく様が良かったです。この二人とコンタクトを取っていろいろ情報を伝えていたセンターのコニーも良い味出していて、危険物質を大量に積んだ列車の暴走に、上司たちの「会社の経営や損害」を中心にした発言も無視して、フランクらを手伝う所も良かったです。
めがね
小林聡美さんと、もたいまさこさんのカラーがよく出ている、不思議で、ゆるくて、あたたかい、そんな作品です。 携帯もない、たそがれることの他にすることは何もない場所。ただ海を見て、風を感じ、ごはんを食べて、人とほんとに少し話し、本を読んで、また少しだけ人と話し、寝る。 そんな時間てなかなか現代人にはないですよね。普段仕事に追われていたり、携帯ばかり気にして他人のペースで生きている人が、いきなりそんな空間に身を置くと、何をしていいかわからないんですね。 何もしないことをするのって、案外難しいのかもしれません。 でも、何もない時間に見えて、そこには大きな大きな意味があるんです。気付きがあるんです。 日頃見つめられなかった自分の中に起きる変化を感じることができるんです。 物語を盛り上げてくれるようなことは何も起きません。でも映像と登場人物が作り上げるあのやわらかくて、優しくて、ちょっと不思議な世界観が私は好きでした。いつまででも観ていられそうな作品です。 男性にはもしかしたら苦手な方もいるかもしれませんが、それはそれでいいのです。 この世界観を体験してみて下さい。きっとクセになります。
あん
観てよかったと思う作品です。 タイトルの「あん」からだけでは、どんな作品か想像できませんでしたが、これは人が生きる意味を問う物語です。 人は誰かと関わらなければ生きていけません。 必ず社会、世間の中に存在しています。 樹木希林さん、永瀬正敏さんの演技が素晴らしかったです。社会にはじかれてしまった人間の、苦しさ、悲しさ、強さを見事に演じられていて、心が惹きつけられました。 悲しみを知るから、他人に優しくできるのです。 痛みを知るから、他人を愛せるのです。 人間社会の窮屈さ、汚さが、美しい映像の中に描かれています。 差別や偏見のない社会などないからこそ、人はときどき空を見上げて息抜きをするのではないかと思いました。 社会に出たい人たちの生きる意味を考えさせられる物語です。見終わったら、あたたかい気持ちになります。 涙なくしては観られません。間違いなく感動作です。そして、樹木希林さん、永瀬正敏さんの演技を是非観ていただきたいです。
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