ドライヴ
このレビューにはネタバレが含まれています
ANON アノン
視覚からあらゆる人の情報を簡単に得ることができるようになった未来のお話です。 そんな状況なので、プライバシーがないのが気味が悪いです。 面白いのが人々が「見ている」視点がきちんと映像化されているところ。 通りすがりの人々は顔をみれば名前などがすぐに分かります。 更に情報を検索すると、その人がそれまで経験したことが映像化されて残っているのです。 主人公は刑事なので、ある意味役に立つのですが、やはりそういう世界観は不気味ですね。 その世界の中で「人の視界をジャックする」という形で殺人事件が起きます。 ここが怖いです。 被害者は自分自身の視点を失っている状態。 誰かが銃で自分を狙っていることが分かるだけです。 そういった事件が起きている中、情報が表示されない「名無し」の女性がいることが判明します。 彼女は情報を操作できる、いわば「記憶のハッキング」の達人。 この物語のような世界だと、当然不都合な記憶を削除してほしいという需要が生まれるのは当然のことです。 そういった心理がうまく描かれていて面白かったです。 いくら便利になっても、あの世界には住みたくないなぁと感じる作品でした。
TENET テネット
クリストファーノーランの新作を、2020年に映画館で観られた。 それだけでも大満足ではあるが、期待を裏切らない複雑なストーリ展開と迫力満点のアクションシーンの連続で、これ以上ないほど胸が躍った。 正直、一回目の鑑賞では本作が面白いのか否かの判断がつかなかった。 ただただ、ノーランの新作を映画館で観ているという高揚感と、素晴らしいアクションシーンに感銘を受けただけだったのかもしれない。 しかし、鑑賞後の満足度は非常に高く、すっきりとしない頭を抱えながら「また観なくては」と息巻いていたことを鮮明に覚えている。 そして、二回目の鑑賞。あらゆる情報を頭の中で整理してから観た結果、点と点が線で繋がっていく快感が加わり、またしても最高の映画体験となったのだ。 複雑な構成であるのに、作中で多くが語られないという逆説。 それゆえに、観客は鑑賞後もTENETの世界からなかなか抜け出せないのだ。 何度でも観たい。他の人の感想を聞きたい。そんな「続き」をくれた一本だった。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
とにかく煉獄杏寿郎というキャラクターが良い。 アニメシリーズで少し登場しただけのいわば「新キャラ」にも関わらず、 柱としての圧倒的な強さと、それを支える彼自身の精神的強さ・優しさに、あっという間に虜になってしまった。 そして、本作をヒット作たらしめた大きな理由の一つは、その圧倒的な映像美だろう。 キャラクターの動きが精緻でド迫力であるのは勿論、呼吸や剣術のエフェクトが素晴らしく、息もつかせぬ怒涛のバトルシーンが繰り広げられるのだ。 漫画では描き切れない各キャラクターの動きに、ただただ感動させられる。 また、派手なシーン以外での構成や演出も素晴らしい。炭治郎が夢の中で愛する家族と分かれるシーンなどでは、この主人公の真っすぐさに改めて心を打たれるし、それゆえに「がんばれ!」と素直に応援する気持ちを駆り立てられるのだ。 夜明けまでの死闘を描く怒涛の展開に、魅力あふれるキャラクター、そして圧倒的な映像美と各声優の素晴らしい演技。どれ一つ欠けても、ここまで人々の心を揺さぶらなかっただろう。今後のアニメや映画が楽しみで仕方がない。
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
大半の作画がいいアニメは『きれい』で終わるが、このシリーズに関しては『芸術』だと思う。普通のアニメでは省略してしまうような細かい人の表情の動きなどをしっかりと描ききっていてスタッフの本気を感じる。まるでスタッフの魂が込められているような感じがした。無理矢理泣かせにくるのではなく自然に涙がこぼれてしまうような、静かで丁寧で美しい作品。メッセージ性もあり、見るたびに発見があったり構成が洒落ている。 『大切な人のいる大人』に特にみてほしい。忘れがちな大切なことを思い出させてくれるような作品で、何年か後にみても色褪せないような作品なのではないかと思う。 テレビシリーズの続編ではあるが単体映画としてもまとまっていて見られるつくりで、初めてでもそれなりにみられる(テレビシリーズをみていればもっと楽しめる)作りになっているのがいい。 言いたいことがあるとすれば原作小説からテレビシリーズの時からすでにかなり変えてしまっていたこと。原作小説がかなりよかったので何故変えてしまったのかという部分がいくつかあった。これは小説を読んでいて好きだからこそのマイナス部分でした。言いたいのはこれだけ。とても良い作品だと思いますし、知らない人が多いのが勿体ないと思います。ぜひ一度みてみてほしいです。2020年にみたアニメ映画の中で一番よかったと思いました。
作画はきれい。音楽もなかなか。 内容はよく言えば分かりやすい、悪く言えば薄い。ツッコミどころも大量にある。 展開は歴代のジャンプ作品の良いところも悪いところも引き継いでいて展開がほとんど同じ。長い話の途中を切り取った感じなので単体映画作品としては評価ができない。前半が特に長く感じてテレビアニメの数話を映画館で上映しました、という感じ。ギャグシーンと普通は映像で表現する部分まで口に出して説明してしまうところがせっかくできた雰囲気を壊してしまっている感じがして勿体ない。なかなか眠りからさめないのと、自決するようなシーンが映画館でみるのには苦痛だった。 日本ではPG12のようだがRぐらいだと思った。 映画作品としての総合評価は中くらい。これがテレビシリーズだったらもう少しあげたかなという感じです。
アポロ13
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
始めから最後まで一気に観れる。なんといっても登場人物がとても魅力的。主人公のジャック・スパロウはもちろん、手下のギブスまでも、なんとも愛くるしい。 特に印象的だったのは、適役のサラザールである。今回初めて本シリーズに登場したキャラだが、強烈なインパクトを残した。陸上でも髪の毛が水に漂うように揺れていて、海中に囚われているというサラザールの運命を表していた。海の怪物と恐れられているサラザールが、人間だった時のことも描かれており、悪役を単なる悪者だけで終わらせないこともこの映画のいいところだ。 この映画を一言で表すとすれば、「THE エンターテインメント」最初から最後まで観客を飽きさせない工夫がたくさん詰まっている。音楽も映像もとても綺麗。登場する個性豊かな船達は、見ているだけでとても楽しい。まさにシリーズの集大成といったところだ。特に、全シリーズのキャラクターが大集結感は、パイレーツファン必見といったところだろう。
最強のふたり
帰ってきたヒトラー
ラスト・エクソシズム
はやぶさ/HAYABUSA
グラウンドブレイク 都市壊滅
アルメニア共和国で実際に起きた大地震を元にして描いた作品です。 親からは望まれない妊娠をした女性とその相手の男性、そして両親を軸に描かれています。 この地域は地震が少ないため、建物は石造り。 そのため壊滅的なダメージを受けます。 そんななかで、誰かを助けるために動く人、逃げ惑う人の姿が観ていてつらいものがありました。 日本人なら地震の恐ろしさは知っています。 しかし、東日本大震災での津波は想定外でした。 あの頃に抱いた胸の痛みを思い出す作品です。 パニック物ではありますが、決して娯楽的に描いていない点もいいです。 作中のちょっとした場面を見逃さずじっくりと観るのをお勧めします。 なぜなら、この作品のスタッフロールが大変優れているからです。 映画内でのちょっとしたシーンで、当時の写真を元に描いている部分が多く、スタッフロールでそれが紹介されています。 左が実際の写真、右が映画内でのシーンです。 こういった形で実際にあったことを映像化しているように、監督の地震での被災者、お亡くなりになった方への敬意が感じられる、いい作品でした。
アイネクライネナハトムジーク
いろんなカップルたちの話。いろんな環境、職業、立場違えどみんな一つの時代を生きている。そしてまったりとした時間が流れていく。人と人のつながりの大切さ、人を思うことの大事さをおしえてくれる作品。 俳優陣も豪華。メグミさんは相変わらず姉御肌な役ですが板についています。 優しい時の流れ、今の時代だからこそゆったりと心に染みる作品だと思います。 多部未華子さんは可愛い役間に合いますが悲恋な役間に合います。 三浦春馬くんの優しい笑顔が心に残ります。これからも活躍が楽しみであった俳優さん。とても残念でありますが彼の代表作の一つになったのではないのでしょうか。彼はコミカルな演技よりもこういう男性の役が当てはまるかと。 物語は悪くはないのですが残念な点は一つ。タイトルが長すぎるのがとても残念です。もう少し覚えやすいタイトルがなかったかと。人に勧める際には少し不利になってしまうのでは。なので少しシンプルでも良かったのでは。
ひとよ
アバウト・タイム 愛おしい時間について
クリスマス前、そしてこのご時世におススメしたい作品です。 ビル・ナイが出ていて、リチャード・カーティス監督の作品といえば…です。 評価が高いラブストーリーだったので、監督さんのこと知らずに敬遠していましたが、大間違いでした。上質のラブストーリーで、ある要素も入っていて、それがまた良い相乗効果でした。 あの華麗なレイチェル・マクアダムスが、地味!始め出てきた時、分かりませんでした。 ある要素をふんだんに使う主人公のティム。 誰だって、ティムと同じことをするはずです。というか、したいし、羨ましいです。 ティムだけにスポットが当たっているストーリーではなく、妹のキットカットやパパであるビル・ナイにも、触れているから上質なラブストーリーになっています。 パパのビル・ナイの笑う時になってしまうブタ鼻も聞けて満足です。 パパとティム、父と息子が、腹割って、色んな事を話すのが微笑ましかったです。 2人が持っている要素があったら、映画史に残る全ての映画を観るのにな、と思わずにはいられませんでした。 この瞬間が、当たり前じゃないことを優しく教えてくれた映画でした。
生理ちゃん
漫画原作の作品です。実際に読んでいなくても女性ならわかるー!の連続では。 数人の女性と生理との向き合い方が描かれています。 生理ちゃんという生理を擬人化したキャラが出てくるのですがとても可愛らしい。生理以外にも性欲や童貞も擬人化。 高校生の性にまつわるモヤモヤもやらしくなく、可愛く表現されているのも笑えるポイントです。 繊細なテーマですがシリアスになり過ぎず、ユーモアに溢れるほっこりとした作品。自分の時も目に見えていたらな、とか思いながらも女性だけでなくても男性、これから生理が来る女の子にも見てもらいたいです。いや、どの世代が見ても良いかと思います。避けてはいけない話題であるものを面白く教えてくれる良作です。 二階堂ふみちゃん演じる主人公がバツイチ(妻が他界したばかり)の子持ちの男性と付き合っているので少し重い関係性ですがこれも重要な設定。 今後ドラマなどでもシリーズ化されてもいいなと思える作品でした。
流行っている&子供が見たいというので、映画を見る直前1週間で、Amazonプライムで善逸、伊之助に出会うあたりまでをザッと流し見して鑑賞してきました。 チラホラ知らないキャラクターも登場しますが、映画鬼滅の刃無限列車編では主に炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助が主要となり物語が進むため、それらのキャラの区別とざっくりとした特徴だけ掴んでおけば何も問題なく物語に没頭できました。 煉獄さんは映画で初めて見ましたが、見た目も性格も個性が強いのでこちらもすっと馴染みました。 アニプレックスとUfotableという有名所が制作に携わっていることもあり、まずアニメーションがものすごくキレイです。最近のアニメーション映画はプリキュアくらいしか見に行っていないのですが、プリキュアとのアニメーション技術の差は歴然でした。 物語や物語の進むスピードなどがほどよく、子供向けのギャグもバランス良く盛り込まれていて、大人も子供も楽しめるベストなバランスを取っていると感じました。後半30分はあちらこちらからすすり泣く声が聞こえて、隣の席の人も号泣していて、マスクを外してしまっていて、そこは気になってしまいました。。今はマスク着用が鑑賞のルールです。。 3歳の子供でも泣かずに大人しく映画を楽しんでいました。 どこが一番楽しかった?と聞くと、「煉獄さんの目がつぶれて見えなくなってる所」と答えていました笑
コンスタンティン
ジョン・ウィックのシリーズも好きだけど、こちらのキアヌ・リーヴスが好きです。 こちらもスーツ姿が決まっています。煙草の消し方、吸い方、煙を吐く場所、そして、吸っている理由。 いきなり最初から、こういう内容が好きな方は、ワクワクが止まりません。久々に来た来た来た、と興奮しました。必ず、遺跡発掘が絡んでくるんですね。ソレを見つけた途端の人間が、人間でなくなる演出は、好きな方にはワクワク、苦手な方は回れ右して「停止」という分かりやすさです。 その後の展開も素晴らしく良かったです。 キアヌ・リーヴスも良いのですが、何と言っても、ガブリエル役のティルダ・スウィントン。彼女を初めて知った映画が、この作品ってかなり罪深い。ユニセックスな魅力全開で、ファンになりました。シャイア・ラブーフ演じる弟子のチャズも良かった。コンスタンティン(キアヌ)に牙を剥く、バルサザールも最高にカッコ良かったです。スリーピースと、謎のコインがお似合いでした。 娯楽作品ですが、この内容の金字塔のアノ作品も観たくなります。 何より、豪華キャストのこちらがシリーズにならないのか不思議でなりません。大人の事情があったのかもしれません。
インシディアス
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