羊と鋼の森
ピアノ調律師という仕事を題材にしています。 この映画を見るまでピアノのことも全然わからず、調律師という仕事も知りませんでした。 しかしどの世界にもこうやって陰で支えてくれている職人さんがいるんですよね。 淡々とした静かに流れるストーリーながら人間模様がしっかり描かれており、所々に出てくる北海道の森林の綺麗な映像と美しいピアノの音色に癒されます。 山崎賢人目当てで見たのもありますが、最近はいろいろなジャンルの役に挑戦していてだんだん演技が上手になっている!この映画の繊細な役柄にもとても合っていました。 また、普段は何とも思ったことない上白石姉妹もこの映画での二人はとても魅力的でした。ピアノは本当に弾いてましたね。お見事でした。 エンディングの久石譲さんの曲でさらに余韻に浸れました。原作を読んでみたいし、この映画もまたサントラ欲しいなと思いました。 映画を見終わった後羊はフェルトのことなんだ、とタイトルも好きになりました。
コヨーテ・アグリー
田舎から歌手になる夢を追いかけてニューヨークへ出てきた主人公のヴァイオレットがちょっと変わったバー、コヨーテで働きながら夢を叶えていくというサクセスストーリーとなっています。 働く女の子たちはノリノリでカウンターで踊り、お酒を撒きちらし、叫ぶ。とにかくコヨーテがめちゃくちゃ楽しそう! そしてコヨーテで働く子達みんな可愛いくてスタイル抜群でセクシーでダンスもうまくて。見てる方も楽しくなっちゃいます。 ニューヨーク良いなあ、夢がある。 日本ならあり得ないスタイルのバーだけどもしコヨーテが本当にあったら働くのは無理だから飲みに行って一緒に踊って騒ぎたい! ヴァイオレットが恋をしたりバーにも慣れてきてだんだん磨かれていくのも素敵。 ヴァイオレットを演じるパイパーペラーボはこの映画で知って好きになりました。 劇中に出てくる曲も全部良いのでサントラ欲しくなるし、元気がない時に何度も見ている映画です。 田舎に残してきたお父さんも優しくて泣ける。
ダンケルク
映画始まっ!!!え?…この「!!!」で、フランスのダンケルクと呼ばれている場所へ放り投げられてしまいます。ノーラン監督のせいで。 突拍子もない声が出るくらい、考える間も許さない始まり方で、マスクの下の口は完全にポカーンでした。 この映画、「没入感が凄い」とよく聞きましたが、そんな生易しい言葉では言い表せません。観てるその場所が、ダンケルクになります。ノーラン監督のせいで。 街を歩いていたら、いきなり全力疾走で走り回ることになります。冷や汗で心臓はバクバクです。やっとの思いで街を抜けても、同じ思いをして疲れ切ったみんなが、ダンケルクにいる、その人数。愕然をします。 国を守ってくれている未来ある若いみんなのため、自分のヨットを出して大海原へ向かうイギリスの人たち。敵の攻撃を食い止めようと、戦闘機で加勢する青年。 みんなの気持ちは、一つ。 ある音が鳴り響くたび、彼らには時間の猶予がないことを思い知らされます。観ているこちらにも、体の中に響いてくる音で、この音止めてくれーとドキドキしヒヤヒヤさせられます。 日本人の私は、言葉にできないほどの悔しさや、怒りで一杯になりました。比べてもしようのないことですが、なぜ日本は…そう思わずにはいられませんでした。
ボヘミアン・ラプソディ
このレビューにはネタバレが含まれています
シェイプ・オブ・ウォーター
主人公の清掃員として働く声を出すことができない女性と彼女の働く研究所に隔離されている不思議な海洋生物のラブストーリーです。 なかなかない設定。最初は気持ち悪いと思っていた海洋生物にもだんだんと愛着がわいてきます。むしろかっこよくすら見えてくる不思議… 主人公の女性の年齢が40代という設定や1960年代という時代背景、ファッションも素敵で好きでした。 かなりのファンタジーなのですがここ最近では一番好きなラブストーリーです。 相手は得体の知れない生物なのにとてもロマンチックに作り上げられているのはすごい。 そして映像と音楽がすごくオシャレです。 彼女の住む映画館の上にあるアパートも良かった。 お風呂場をお水でいっぱいにするシーンが特に好きです。 ラストにかけてはハラハラしましたけど私はよかったね!と思える好きなラストでした。二人には幸せになってほしい。 アカデミー賞も嬉しい!すべて良いけど得に美術賞、作曲賞は納得です。
博士と彼女のセオリー
シャイニング
感染列島
カラフル
毎日かあさん
毎日新聞に連載されていた西原理恵子氏の漫画の映画化です。 単行本で言うと4巻の「出戻り編」が中心。 「出戻り」というのは夫のこと。 この作品では、登場人物が実在の人物と同名で描かれています。 西原氏が漫画家として活躍する一方で、夫である鴨志田穣氏はアル中になり、暴力を振るうようになったため離婚。 しかし、克服し家族のもとへ出戻ってきます。 彼の体にはもう一つの病魔が。ガンで余命が幾ばくも無い状態でした。 そんな家族の姿を描いた物語です。 小泉今日子さんが演じる西原氏の肝っ玉母さんが豪快でかっこいいです。 鴨志田氏は戦場カメラマンで、アル中で見る幻覚にかつて見た悲惨な光景がでてくるところがとても切なかったです。 きっと鴨志田氏は戦場カメラマンをするには純粋で優しすぎたのかなぁと思いました。 物語の終わりの方で、鴨志田氏が家族の風景や家の様子を撮影します。 かつて悲惨な世界を撮ったカメラで最後に優しい風景を撮る姿は、穏やかで悲しいものでした。 スタッフロールで「物語上の」鴨志田氏が撮った写真が流れます。 最後の方には「実在した」鴨志田氏の写真も見ることができます。 家族の在り方を優しく、しかし豪快に描いた、泣けるけど時々笑える物語です。
クローバーフィールド/HAKAISHA
ドアロック
コンフィデンスマンJP プリンセス編
グリーンブック
いぬやしき
まず一番最初に思ったのが、木梨憲武さんの演技力がすごいと改めて思いました。会社では嫌味を言われたりパッとしないのに、家族にも馬鹿にされて、哀愁漂う冴えないサラリーマン役を、自然な感じで器用に演じているのが凄いです。ある時から、サイボーグと化してしまい、その能力を世界を救うために使うというめちゃくちゃ良い人を熱演しているのは、一見の価値ありです。また、いつもは正義役のイメージが強い佐藤健さんが、まさかの悪役というのも違和感が全くなくて、さすがの実力者だと思う演技力でした。ストーリーは、比較的スピーディーに展開していき、それ程難しく考えるシーンもないので、何も考えず娯楽作品として気軽に見る事ができます。途中、スピード感あふれる場面は、見ていて爽快な気分になれるのと、ちょっと笑える場面もあります。意外にも終盤に感動シーンもあり、何だかんだとあっという間に見終えてしまう映画でした。
きみに読む物語
とある高齢の男女が介護施設にて、男性が認知症の女性に本を読み聞かせています。 物語は本の中のストーリーにフォーカスをあてて話が進んでいきます。 本の中の物語は、若くお金がない男性とお金持ちの家に生まれた女性の出会いから恋愛に発展していくというものです。 赤いドレスが印象的な好奇心旺盛な女性は、お金がなくてもユニークなトークと道路に寝そべって空を見上げるような自由気ままな男性に惹かれていきます。 この物語の女性はよく赤い服を着ていて、本を読んでもらっている認知症の女性もよく赤い服をきていたことから、この物語は女性の過去なのだと気づきました。 彼らは、家柄の問題で両親に反対され、お互いにも一緒にいることがお互いに良くないと思い距離を置くのですが、本当に大切な決断をするのは本人の気持ちが大事だということに気づかされます。 最後のシーンでは、こんなふうに人生を終えることができたらいいなと思い涙がとまりませんでした。
ホットロード
原作は1980年代後半に大ヒットしたコミックです。 当時思春期真っ只中だった私は愛読しており、この世界観に憧れたのを覚えています。 原作のもつ、透明感のある繊細さがよく表現されています。 ただ、長いお話なので映画化するにあたって外されたエピソードも多く、主人公たちの心の痛みが伝わりにくいかなぁと思いました。 主人公の和希は、母親との確執に苦しみ、やがて友人に誘われて暴走族に惹かれていきます。 そしてそこで出会った春山との恋。 このあたりの心模様が原作よりあっさりしているのでもったいないです。 私は原作を読んでいたので、ある程度脳内補完しながら見たのですが、事前知識がないと雰囲気を楽しむ映画になってしまうかもしれません。 10代の少年たちのもつ痛みなどはしっかりと描かれていますので、同世代の方なら楽しめるかと思います。 原作を愛読していたころから数十年。 和希の母親の年齢を超えてしまった私ですが、改めて見ると和希の母の母としての幼さに強く興味を惹かれました。 原作を読んでいたころは、全く気に留めなかった部分です。 年を経ると、同じモチーフでも視点が変わるものだなぁと思いました。 原作を読んだ人にはとてもおすすめです。
海難1890
リング0 バースデイ
ROOKIES -卒業-
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