ブラック・ウィドウ
このレビューにはネタバレが含まれています
モンタナの目撃者
ピーターラビット
映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
サマーウォーズ
スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 特別篇
スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇
ピラニア 3D
巨大ピラニアが人を襲う映画、というだけの予備知識で観たところ、想像以上のスケールで阿鼻叫喚のパニックが繰り広げられる後半の展開にちょっとビックリさせられました。グロが苦手な方は、人が捕食される具体的な光景が色々と生々しく映ってしまうので要注意です。後半では、サービス過剰なほどに長い、グロテスクな襲撃シーンが続きます。 また、主人公の少年の「性欲」が隠されることなく描かれていたり、ポルノの監督である登場人物が出てきたりと、黒いユーモアや激しい下ネタもあるので、多くの人に安心して勧められるような映画ではありませんが、主人公の恋の進展であったり、事件の意外な解決法であったりと、各要素が比較的に破綻なくきれいに纏まっているので、こういった路線の映画としては、意外なほど後味は悪くありませんでした。 そのような意味で、バランスの良さが感じられる作品でもあると思います。主人公の少年以上に、保安官である母親が有能で格好いい映画だったことも印象的です。
鬼談百景
短篇集形式の映画で、心霊系を中心とする、不可解でスリルを感じさせられる小さな話が10編楽しめます(原作は99話から成る掌編集です)。 あれは一体何者だったんだろう、といった感じの解き明かされないタイプの怖さが多く、題材もバラエティに富んでおり、期待以上に楽しめました。 直接的なグロテスクな描写がないので、そういった路線のホラーが苦手な人にも安心しておすすめできます。色々なタイプの話がある分、自分のようなホラー初心者が、自分がどんな怖い話に刺さるのか探してみるのにもうってつけでした。 個人的な好みになりますが、子どもが出てくる怪談に弱い自分としては、子どもたちの幻であったり赤ん坊の声であったりが絡む二編の話に、特にザワザワさせられるものを感じました。また、三話目の「尾けてくる」というお話の、何とも言えない後味の悪い閉じ方は特に印象に残るものがありました。 本当にあった話なのではないか、と思わせる、さりげなくも陰気な語りが、怪談や都市伝説の報告を聞いているような印象です。夏におすすめの一本です。
スター・ウォーズ 特別篇
MUD -マッド-
ミシシッピ川をぐわーって昇っていく冒頭のシーンからぐいぐい引き込まれた。 傑作の予感はしていましたが、ドンピシャでしたね。 とにかくメチャクチャ良かったです。 現代版『スタンド・バイ・ミー』のキャッチコピーに偽りなし。ていうか、個人的にはスタンド・バイ・ミーよりも好きです。 アメリカ南部のカラカラに乾いた大地と川辺の湿った感じが、少年たちと殺人犯の交流という物語の舞台としてはピッタリで、ムードも満点でした。 タイ・シェリダン演じる少年エリスもとても良かったのですが、何と言っても本作はマッド役のマシュー・マコノヒー様様でしょう! 彼の最高傑作とも呼ばれているらしいですが、その通りだと思います。 全体的に薄汚れた感じとか、食べ方の汚さとか、歯並びのガチャガチャしてるのとか、言動や佇まいを含めてサイコーでしたね。 クライマックスのまさかのガンファイトを含め、先の読めない展開にすっかりヤラれてしまいました。
スーパーマン リターンズ
名作の続編だけに、ストーリーの部分で賛否両論を呼んだ作品ではありますが、スーパーマンが人命救助に現れるいくつかのシーンは、シリーズの中でも特に痛快で、神々しくさえある美しい撮り方だと思いました。 ストーリーについては正直、モヤつく部分が残ります。予告編で期待させられた、スーパーマンの必要性に対してロイスが疑義を呈しているという話については、あまり具体的な議論の進展はなく、その問いを、分かりやすい恋愛感情のもつれの話として収斂させてしまったようにも見えるのは少々残念です。 「ヒーロー」の存在意義について問うような面は薄く、単体の話としては、メッセージがどこにあるのかやや曖昧な「続編」です。それでもなお、後年のDCEUの映画ではあまり見られない、事件の解決の出口を次々と開いてくれる前向きな存在としてのスーパーマンを見ることができ、素朴な楽しさに溢れています。 お馴染みの「スーパーマンのテーマ」が随所にかかりますが、音楽の入り方はどこも素晴らしいです。近年ゴジラKOMでも話題のドハティ監督の作品だけに、本作でも旧作の音楽の活かし方が効いていました。
フック
チャーリーとチョコレート工場
観たこともないような色とりどりの世界、耳に残る音楽、個性豊かな登場人物。それでごまかされているかのようなチープな演出が目につく、なんとも退屈な作品でした。 見事にティム・バートンワールドなのですが、工場に招待された子供それぞれに似たような展開が起こり、それが繰り返され、そんな茶番の前後にちょっと親子愛やらウォンカのほっこりストーリーがくっつけられているかのような印象です。 チャーリーが工場に招待されるまではけっこう見入って楽しめたのですが、肝心の工場内部は本当にしょうもなかった。子供騙しですよ。8歳の息子も面白くないと言いましたが。 結末は悪くないんですけど、もう少し何とかならなかったのでしょうか。ごちゃごちゃ詰め込めばいいってもんじゃない!と声を大にして言いたい。 ジョニデにしかできないような役ですがなんか気持ち悪いし生理的に受け付けないし、子供たちのクセ強感も極端で不快感しかない。チャーリーが天使のようですよ。やり過ぎかな~
スリーピー・ホロウ
終始ダークな雰囲気が漂う映像、首なし騎士というホラーファンとしてはなんともそそられるゴースト、そしてジョニー・デップ×ティム・バートン!面白いに決まってるでしょと言いたくなるほど興味をそそられる作品です。そして期待を裏切らない出来でした。 この頃のジョニデはまだかなりのイケメンで、あまり他の映画では観れないちょっとへたれな刑事を熱演しています。そしてクリスティーナ・リッチの可愛さ!ゴシック風のドレスに身を包んだ姿は物語の雰囲気にもマッチしていてとても良かったです。 ティム・バートン作品といえど、今作はお子様は観れないでしょう。でもホラーの中にちょっとファンタジー要素も感じられ、しっかりティム・バートンワールドを堪能できます。ちゃんとホラーですけどね。 首なし騎士の殺し方は首カットなので、ちょいグロです。苦手な人は厳しいかも。でも徐々に明らかになっていく首なし騎士の謎にのめり込めること間違いなしです。 ただホラーとして怖いだけでなく、サスペンスとしてしっかり結末を描き切っているので、後味よく観れます。黒馬にまたがるクリストファー・ウォーケンが一番のはまり役かも。
映画 太陽の子
絶望的状況下で悪魔的希望にすがるしかなかった人間の業と、それすらも乗り越えさせてしまう生命力の底力を「観察する目線」で静かに熱く描いた作品。 三浦春馬のキャスティングは偶然にしてはあまりにもあつらえられたかのように思えてしまうほどキャラクターの運命と重なっていて驚く。作品内での台詞がまるで本人の想いを切々と語っているかのように錯覚してしまう。 「手の付けられない狂犬」的な役柄のイメージが強い柳楽優弥が、まるで正反対な静かな、しかし、内面の芯は熱い「物理学者のタマゴ」を実にそれらしく演じていて、彼の新たな魅力が十二分に味わえます。 脇を固めるベテラン勢も素晴らしく、「老いぼれ爺」を本人の愛嬌が上手く作用している「カントク」山本晋也が勤め、優しさと尊厳の入り混じった「陶芸家」のイッセー尾形の演技は特筆ものですし、田中裕子の、夫と息子達の運命の矛盾に引き裂かれそうになりながらも必死に筋を通し続ける「母」の演技に身が引き締まる。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
トム・クルーズもブラッド・ピットもきっと一番かっこよくて美しかった頃の作品だと思います。特にレスタト演じたトム・クルーズは本当にキレイ。 顔が崩壊しながらピアノを弾いている場面ですら美しく、鳥肌が立つほど惚れ惚れしてしまいました。さらにキルスティン・ダンスともフランス人形のようにかわいくて、全体的にその映像美にうっとりしてしまいます。 恐怖の吸血鬼!という作品ではなく、ヴァンパイアゆえの悩みに苦悩する姿、人間の悲しさ、虚しさに感情を揺さぶられる作品です。ヴァンパイアにインタビューするという斬新すぎる発想が最高に活きています。 インタビュアーが本当はリバー・フェニックスだったとのことで、実現していたら豪華すぎる作品になっていましたね。観てみたかったです。クリスチャン・スレーターもいいんですけどね。 とにかくこれまでのヴァンパイア映画のイメージを覆すストーリー、映像がたまらない、本当に見ごたえのある傑作です。超絶キレイなトム・クルーズを拝むためだけに観ても損はナシ!
台風家族
犯罪を犯して消えた両親の偽装葬儀で再会する兄弟妹が、遺産を巡ってあーだこーだ言い合う物語。テンポが良く最後まで楽しく観ることができました。 あの人が出てるのでお蔵入りも囁かれていましたが、無事観ることができて良かったです。 思えば草彅剛の出てる映画なんて「ホテルビーナス」以来で、今作はちょっと嫌な役でしたけどはまり役でした。「ま、ま、満足~」のフレーズを見つけた時はふふってなっちゃいましたね。 基本はコメディで、ぽんぽん話が進んでいきます。キャストは文句なし。草彅もだし、MEGUMIも中村倫也もすごく良かった。みんな癖のある役を見事に演じ切ってます。新井浩文も良い味出てたので、もったいないなぁとしみじみ。 そして中盤あたりから結末の展開が読めてきましたが、思っていたよりも感動的なラストでした。オチというかあの演出は賛否あるでしょうが、そこは感動的に寄っていったラストに少しまたコメディ要素を足したかのように感じました。 まさに台風のようなしっちゃかめっちゃか感が楽しめると思います。
ビバリウム
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