ニューヨークの超高級ホテル・カーライルを描いたドキュメンタリー。
スタッフや常連客などのインタビューで構成されています。
音楽も大変良く、ホテルの内装や飾られている絵画などについての逸話も大変興味深いものでした。
特にスタッフの仕事に対する自負が伝わってきました。
私の家の近くにも、皇室御用達で世界中からの賓客もお迎えするホテルがあります。
カーライルほど価格帯は高くはありませんが、格式の高いホテルです。
何度かラウンジに行ったり、ちょっとした食事会をしたことがあります。
その度に感じたことは「おもてなし」の心遣いの良さ。
アメリカと日本では、おもてなしの内容に違いがあるかと思いますが、それを思い出しながら本作を視聴しました。
カーライルの魅力が伝わってくる作品ですが、残念なのは先にも挙げたようにほぼインタビューで構成されている点。
「カーライルは素晴らしい」という意見は伝わってくるのですが、制作陣からみた客観的な視点や考察もあったほうがより良かったかと思います。
後半にいくにつれて少しダレていくのがちょっと惜しい作品でした。