天使にラブ・ソングを…
このレビューにはネタバレが含まれています
マイル22
ミスト
地獄の黙示録
この映画は公開当時は、いろいろ物議を醸しだした問題作として必ずしも評価は高くなかったらしい。 ベトナム戦争を正確に描いていないとか、長すぎて結局、何が言いたいのかわからないとか、評論家からいろいろ批判されたという。しかし、制作された時代から離れ、少し距離間を持ってじっくり鑑賞すると、スケールが大きく、描かれているテーマも深遠な大作であると感じ取れる。 ロケはベトナムを模して、フィリピンで撮影されたという。 フィルム全編に東南アジア特有の湿気と暑さが写し取られている。最近のCGによる表現が多くなった現代の映画と違い、こういった味わいがフィルム時代の映画のリアリティーだと言えると思う。 ストーリーはベトナム戦争が舞台であるが、ある一人の男を探しに行くロードムービーであるともいえる。車の代わりに偵察用のボートで、川をさかのぼっていく。 その道中にいろんな出来事に遭遇するのであるが、最後に行きついた先と待ち受けていたものは想像を超えるものだった。 おそらく、製作者自身の想像、予想をも大きく超えるフィルムになったのではないか。物語の持つパワーを感じる大作である。
ダ・ヴィンチ・コード
ゴッドファーザーPART Ⅱ
「ゴッドファーザー」は第一作目が名作の誉れ高いが、私はこの「パート2」が好きで、あらゆる映画の中でも最も素晴らしいと感じる一作でもある。 何がこの映画の魅力なのかとよく考える。隆盛であったマフィアのファミリーも時代の変わり目でだんだんと勢いを失っていく。そんな中で組織を率いていく主人公マイケルの苦悩が上手に描かれている。 演じるアル・パチーノはこの映画の撮影中、持病があり体調が思わしくなかったという。なんとなく元気がない感じが、物語中の苦悩し勢いを失っていく主人公とマッチしている。 また、この映画は、父ドン・コルレオーネがシチリア島からアメリカに渡り、ドンになるまでのストーリーとシーンが交互に現れるカタチで進行する。そのシークエンスも素晴らしく、父親と息子、運命に従い同じような道を歩んでいくが、アメリカにおける時代の違いから境遇も変わってくる、そんな様子が比較してよく理解できるように構成されている。 何年かおきに再度、鑑賞しなおすが、見ている自分の年代も変わるせいか、毎回、違った味わいを感じられる名作である。
ゴッドファーザー
イタリア系移民のマフィアを扱った映画である。 映画な中では派手なマフィア同士の抗争なども描かれる。マフィアを主題とした物語ではあるが、もっと深いテーマとしては「家族の絆」、親から子に引き継がれていくものといったことが表現されていると感じた。 また、マフィアの世界なので、血縁による繋がりに加え、組織の中の疑似家族ともいうべき結束も描かれている。 主人公マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノの演技が素晴らしい。マフィアを嫌う純朴な青年風の出だしから、マフィアのドンとなっていく過程で、だんだんとそれらしくギラついていく変化が見て取れ興味深い。 その他、ドンを演じるマーロン・ブランド、取り巻きを演じる俳優などの演技も 個性的でストーリーにぴったり合っている。マイケルの兄弟もそれぞれに個性があり、配役もすばらしく適中しており味わい深い。 音楽も素晴らしく、この映画は何度見返しても飽きさせない独特の魅力を持った名作だと思う。
バーレスク
大統領の料理人
テッド・バンディ
劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
只の演劇百合アニメだと思って舐めてかかると足元すくわれます。 古今東西ありとあらゆる前衛芸術のエッセンスを超絶センスで散りばめ捲った、スーパースタァ・スペクタクル・超時空レヴュー。 PG-12指定などにならなかったのが不思議な位のショッキングな場面もあり、子供向けでは決してないです。 テレビシリーズの続きの劇場版なのですが、予習は後からで構わないので、とりあえずいきなり観てしまってOK。そしてガツンとノックアウトされてしまったら、それから色々手を出せば良いです(アニメ以外にも、コミックや2.5次元舞台も展開されている)。 巷では「クソデカ感情」とも称される、百合カップリングのネットワークがてんこ盛りで、火花を散らしあうという心情を、実際に映像として「謎時空の舞台上」で互いに剣を携えてしのぎを削ってのバトル(作中では「オーディション」と呼ばれる)と歌で表現してしまうところに本作の醍醐味がある。 そこのところにトッピングとして冒頭に書いたエッセンスの濃厚ソースがたっぷりとかけられているのだから、一度観ただけではオーバーフローするほど。 気に入ればリピート必至のクセになる作品です。
ネイビーシールズ:チーム6
アフター・アース
おいしいコーヒーの真実
私はコーヒーが大好き。朝の一杯がないと、すっきりしないくらいです。 本作は、そんなコーヒーの豆を作る生産農家と、農家の組合長を中心に描いた作品です。 主な舞台はエチオピア。そこでは農民たちがコーヒー豆を懸命に作っています。 しかし、それに見合う対価はあまりにも低すぎるのです。 消費者に届く末端価格に対して、彼らが受け取る利益は数%。 世界中でコーヒーが愛飲されているのにも関わらず、彼らは子どもを学校に行かせることすらできません。 毎日飲んでいたコーヒーのそんな裏側に衝撃を受けました。 私はエスニックな物が好きで、よく買います。 中にはフェアトレードの商品を手にとったこともあります。 フェアトレード商品は、特に高くはありません。 きちんと商品に見合った価格になっていたのを覚えています。 安く仕入れて高く売るのが資本主義だと言ってしまえばそれまでですが、生産者がいなくなってしまえば「物」は手に入らないのです。 飢えと貧困に苦しむ生産者。 それに対して、カフェで店長をしている優雅な女性や「おいしいコーヒーの淹れ方」を競う男性などの欧米諸国の人々。 その対比がくっきりと描かれていました。 発展途上国をそう足らしめているのは誰なのか。 その責任は我々消費者にもあるのだ、と強く感じる作品でした。
E.T.
未知の生命体と純真無垢な地球の子供たちが交流を深めていく、文句なしで不朽のSFアドベンチャーです。 豊かなトウモロコシ畑に囲まれてゆっくりとした時間が流れる田舎町に、突如としてUFOが舞い降りるド派手なオープニングでした。当時としては最先端のCG技術を駆使して映し出されているこのシーンも、いま改めて観てみるとちょっぴりレトロな味わいがありますよ。異星人が地球にやって来た途端に侵略戦争へと発展するのがこの手の映画のお約束ですが、現地での植物採集という平和的な目的には好感が持てます。 慌てて引き揚げる際に船外に取り残されてしまった1体の小型宇宙人、「E.T.」の外見や仕草や可愛くて堪りません。好奇心旺盛でこの星の誰よりも早くE.T.の存在を発見する少年、エリオットを演じているのは若干10歳のヘンリー・トーマス。本作品への主役抜擢がきっかけになって一躍世界的なスターとなった俳優の、初々しい子役時代にも癒されながら観てください。
ジャイアンツ
主人公は西部のテキサス州に広大な土地を所有するジョーダン・ベネディクト、妻として迎えられたレズリーは東海岸の上流階級出身。価値観の違うふたりが時には激しくぶつかり合いながらも、幸せな家庭を築いていく様子には心温まりました。メキシコ系への差別が根強い南部と、人種の壁を乗り越えようと模索する北部。1956年の公開当時から21世紀の今に至るまで続いている、アメリカ社会の分断についても考えさせられます。 ベネディクト夫婦に雇われているジェット・リンクは、いかにも一匹狼の流れ者といったクールな表情と佇まいですよ。レズリーに対して淡い恋心を抱きながらも、なかなか口には言い出せないシャイな一面もあっていじらしいです。 ジェット役に扮しているジェームズ・ディーンが、敷地内で掘り当てた石油を全身に浴びながら雄叫びを上げるシーンが圧巻。本作の撮影終了直後に交通事故に巻き込まれて、24歳の若さで人生を駆け抜けていったのが残念でなりません。
唐人街探偵 東京 MISSION
最高に楽しいエンターテイメント映画だった。 シリーズ3作目ながらも日本で緊急公開ということだったのだが、こちらの予想を遥かに上回る面白さだった。 冒頭の妻夫木聡登場からの東京駅での乱闘シーンで、もう心を鷲掴みにされる。どう考えても、日本のエンターテイメント映画でできる規模の予算のかけ方ではないのだ。またここで、3代目JsoulBrosの楽曲が使われるのも粋だなと感じる。 そこからはもうドタバタの連続である。アキバでコスプレをしたり、銭湯でヤクザと出会ったり、力士と格闘したりと、昔からこういった日本の文化を取り入れた外国映画にありがちな間違った日本文化的な要素を、伝統のようにギャグ的に扱いつつ、ちゃんと日本の文化にも敬意を払っているのが本当に好感が持てる。 また今シリーズは初めて見たのだが、全世界の探偵たちがアプリでランク付けされているという点も少年漫画的なワクワク感を助長してくれる。 2作目の日本公開が決まったらしく、是非とも観に行きたい。今後もアベンジャーズのようにシリーズを追っていくのが楽しみな作品になった。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
TVシリーズが4年前ほどに放送され、ソシャゲ初のアニメながら一部に熱狂的なファンを沸かせていた今作。私自身も、TVシリーズを楽しんで見た身ではあったので、期待を胸にこの劇場版を鑑賞しに行った。 しかし、これがこちらの予想を遥かに超えるとんでもない傑作だった。 まず、今作は高校卒業を控え進路選択に悩む舞台少女たちというのが物語のメインの軸となっている。この「卒業」という要素が、これまで数多ある学園ものアニメや映画などで扱われてきたがやはり否が応でも涙腺が緩んでしまう。 また、各舞台少女たちの進路選択に付きまとう友情、夢などもメインの物語として描かれる。こういったアニメでは、各キャラ同士の組み合わせを楽しむものが要素としてあったりするが、今作ではTVシリーズで描き切れなかった軋轢なども解決されていく展開が後半のパートに当たる。前半部でも驚きの展開や演出の連続に圧倒されるのだが、この後半パートの各キャラの本音のぶつけ合いに落涙してしまった。 また、劇場版ということで舞台装置の演出やアクションも格段にパワーアップしており、音響面でも確実に劇場公開を意識した音作りがされている。まさに、劇場で体感してこそ煌めきを放つ作品として完成していた。本当に圧倒された。
窮鼠はチーズの夢を見る
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