るろうに剣心 最終章 The Final
このレビューにはネタバレが含まれています
グーニーズ
今年初めて鑑賞した者です。 冒頭は流石に80年代前回というファッションだったり音楽だったり文化だったり雰囲気だったりと古臭い感じは否めなかったんですが、ストーリー自体は古くから現代まで通用する普遍的な宝探しアドベンチャーなため世界観に浸る時間が長くなるに連れ時代背景は気にならなくなってきました。 やんちゃ坊主たち、肥満体の三枚目キャラの子供、ちょっと大人な兄貴、その兄貴の恋人のマドンナ的存在、おませでちょっとボーイッシュな女の子とキャラが立っているのがいいですね。というかキャラが立ってないとこの手の映画はアウトな気もしますが。 見終わった後に自分の中に何かが残る作品でもあり、私の中にはノスタルジーと好奇心の素晴らしさ、友情の大切さ、青春の思い出なんかが蘇り、残りました。 かつてこの映画を見て感じる直接的な懐かしさ的なものは私自身この映画を観たことがなかったため感じることはできませんが、テーマがどの時代でも通じる普遍的なものだったため、私の中に眠る子供心をくすぐった作品、そんな印象の映画でした。
ナイトクローラー
ジェイク・ギレンホール主演でフリーのパパラッチという今までにあまり映画で取り上げられなかった職業の主人公という点からして興味そそれらます。 警察より早く事件現場に急行して金になるネタを撮影してテレビ局に持っていくとお金がもらえます。 最初の仕事で褒められ気分を良くした主人公が、ライバルに出し抜かれ、出し抜き、犯罪が行われた直後の事件現場に命懸けで侵入したりとだんだん行為がエスカレートしていきます。もちろんネタもでかくなっていくため収入もアップ。 人間が欲に目がくらんで悪魔になっていく姿を静かに描いている点に恐怖と生々しさを感じます。 クライマックスの場面は非常に見事で、「成れの果て」と中盤でのとある場面がリンクしている最高にえげつないシーンでこのシーンだけでもお金を払う価値があります。それくらいしびれました。 前述の殺人事件現場に侵入するシーンもすでに犯人が逃走したあとで、警察が来るまでにミッションを達成するというよくよく考えるとリスクの低いミッションなんですが、 何故か異様に緊張感がありそこもすごいなと思いました。
21ブリッジ
まさに正統。王道な警察アクション映画。 文武両道な現場刑事(チャドウィック・ボーズマン)が麻薬絡みの警官大量殺害事件の犯人を追跡するためにマンハッタン島にある21の橋を封鎖。犯人を追い詰めるも、その裏にはびこる巨大な陰謀により口を塞がれてしまい事件は振り出しに・・・という流れでクライマックスに突入します。 終わってみれば、非常にシンプルでクライム・サスペンスとしては手堅い脚本。決して悪くはないが、欲を言えばもう一捻りポイントで欲しかったという物足りなさも一方で感じられます。 アクションシーンのカメラワーク、追跡アクション、ガンアクション等のレベルは高く、思わず画面に釘付けにさせる工夫が見て取れます。 クライマックスの一騎打ちに関しても割と斜め上の決着の仕方をしたためアクション面の評価は高いです。 総合的にはアクションの出来が良く、主演俳優もアクション以外のシーンの一挙一動も様になってカッコいいので決して駄作ではありません。
Mr.ノーバディ
顔ボッコボコの謎のおっさんが暗い取調室で刑事らしき男女2人から何かを聞かれているという最初の一コマからして何者なんだこの人?と思わせる演出がいいですね。 その後回想的にそのおっさんのルーティンが挟まれるも普通のおっさんの日常なのでさらに謎を呼びます。 序盤のバスのシーンでおぼろげに正体がわかりかけ、とんでもないマフィア組織のボスに目をつけられるも、おっさんの正体もまたとんでもない人物だった・・・というのも面白いです。 この映画はアクションが素晴らしくよく、テンポ、演出、選曲どれをとってもセンスがあり、見ていて心地よさがあります。こんなに気持ちよくつまり無く流れていくアクション映画は見たことがなく、監督のセンスをビシビシ感じます。 茶目っ気や、くすっと笑える要素もアクセントに挿入されていて重苦しい展開の連続の中でも一種の清涼剤のような役目を果たしていて、時間がすぎるのもあっという間。気づいたら終わってた!という体感時間が短くなる面白アクション作品です。
竜とそばかすの姫
細田守監督が新たなレベルに達したと感じさせる力作。物語的には弱い感じが否めないが、決して不出来ではなく、心のより深い部分に響かせる作りなのである。 主人公の家庭の設定からして既に素直には飲み込めないようになっており、明らかに意識的にそのように作られていることがわかる。 主人公の女子高生・「すず」がいかにしてそれを会得してゆくのかが、本作の主題であるのだが、仰々しく台詞でそれらを語らせたりはせず、一見関連のないエピソードの組み合わせや、非常に美しく雄弁な情景描写により間接的に感じ取れるように出来ている。 非常に泣けるところもあり、こんなん絶対泣くだろと思える程のある意味あざとい描写を冒頭から惜しげもなく投入してきていて、監督の手練手管に悔しいと思う間もなくまんまと乗せられてしまう。 もちろん、クライマックスには超熟練の超大物の必殺ボイス&郷愁を400%誘うに決まっているベッタベタシチュエーションのスーパーコンボで「ここで泣かねば帰らせん‼」と全ての観客を殺しにきます。
ステップ
シングルファーザーが周囲の人々の協力を得て娘を中学に入学させるまでの10年間の軌跡を描いた物語です。 働きながら合間を見て保育園の送り迎え、各種行事に対応するために難儀(平日は会社勤務だから)しつつも娘を育てる主人公の姿に元気づけられます。 境遇が境遇のためか娘も周囲とは浮いた存在となりやがて壁ができてしまうという展開が中盤にありますが、娘も状況に対応するために大人にならざるを得えなかった(子供のままじゃいられなかった)というのもどこか切ないです。 演出面にも工夫が見られ、最初の俯瞰からの自宅マンションからの道がOPとEDでリンクしていたり、お義父さんがボーリングをやっている2シーンがその後別々の展開になるなど対比を感じます。 10年間のうちに起こる様々な変化がまたリアルでまるで世間の一つから採取した一つのサンプルのような生々しさがあります。 主演の山田孝之さんの見た目も経年変化で白髪が混じったり貫禄あるオールバックに近い髪型になったりとさすがカメレオン俳優だけあるなと思いました。 淡々と流れる展開の中にリアルな人間ドラマが展開される堅実な一本です。
天使のいる図書館
小芝風花さんがメガネ姿で真面目を通りすぎておかしな人になっている人を演じています。ルールに実直で通勤中はヘルメットを白いヘルメットを被って自転車に乗っています。 可愛い顔して変なキャラなので、結果的に見ているだけでニヤニヤする魅力的なキャラになってします。 ストーリーは祖母の死がトラウマになっている主人公(小芝風花)が、レファレンスサービスの一貫として偶然知り合った一人のおばあさんや若い男の子、同僚等との交流を経て成長していく物語です。 尖っているキャラが成長するにつれて丸くなっていくのは良い傾向なんですが、最初の可愛い顔した奇人変人っぷりを披露する小芝風花さんをもっと見たかった気がします。 伏線回収は世間って本当に狭いですねぇと思うほどきっちりしていて、無駄がありません。 ストーリー自体はごくごく普通のハートフルストーリーの域を出ておりませんが、主人公の奇想天外な面白キャラですべてカバーしているためトータルでは魅力的な作品になっています。
ワナオトコ
90年代にホーム・アローンという家に入ってくる強盗を退治するために家に様々な罠を仕掛けて悪いやつを撃退するという映画がありました。 今作はそれをグロテスクホラーでラップしたような作品です。ホーム・アローンでは小さな男の子が主人公で彼の目線からストーリーが展開していきますが、今作では強盗側がどちらかというと正義、主人公であり、悪役であるワナオトコが仕掛ける様々なトラップ、ワナオトコ自身を回避しつつ、家主たち(特に小さな女の子)を助けるために奮闘するというストーリーになっています。 ソウの制作陣が関わっている作品でトラップ+グロというソウシリーズでお馴染みの罠が散りばめられているのでソウシリーズを観ている方ならすぐに受け入れられる世界観だと思います。 ソウよりかは心理的な面(罪悪感を煽って選択権を与えたり)は皆無に等しく、犯人の目的が意味不明なのがソウとは対照的ですが、意味不明が故の恐怖という形を表現しているのかもしれません。 個人的には緊張感が堪らなくあり、荒削りながらも最後まで飽きずに見れた傑作ホラーでした。
七つの大罪 光に呪われし者たち
ジャングル・クルーズ
THE GUILTY/ギルティ
クローバーフィールド/HAKAISHA
日本へ旅立つことになった友人のサプライズパーティをしていると、大事件がおきてパニックに……という一連の状況を描いた作品。 この作品はモキュメンタリーにして正解の例ですね。 パニックの原因は突然現れたなぞの巨人。それがニューヨークを襲ったのです。 これを「普通の映画」として撮ると、かなり陳腐なものになるでしょう。 モキュメンタリーにしたことで、疾走感が出て、面白い仕上がりになっています。 なぜカメラを回しているのか、そしてこの映像がなぜ残っているのかの理由も明確に表現されているのもいいです。 巨人が出現した上に、なぞのクリーチャーも発生してもう大変! それでもカメラを回し続ける撮影者ですが……。 これはきっと、カメラのフレームを通して状況をみることで逃避する、正常性バイアスですね、たぶん。 (恐らく、制作陣にその意図はないかとは思いますが) 物語冒頭で、カメラで使用しているテープは使用済みのものを上書きしているという会話があります。 そこが物語の最後に活きてくるのが面白いです。 よきB級作品といった風情でした。 副題の"HAKAISHA"だけが残念なところです。ちょっとこれはダサい。
LIMIT OF LOVE 海猿
THE LAST MESSAGE 海猿
記憶にございません!
久々の三谷幸喜作品でした。 『マジックアワー』以降はどうも興味が持てずにスルーしてたのですが、本作は観て正解。テンポの良いドタバタコメディで、名作『ラヂオの時間』を彷彿とさせるとても良い作品でした。 後半は思わず胸が熱くなる展開も用意されていて、笑いと相まって、正に笑って泣ける映画でしたね。 主演の中井貴一も嵌り役で、共演陣も良かった。 個人的には小池栄子が特に素晴らしかったです。石田ゆり子にしてもそうだったけど、コメディエンヌとしての魅力が見事に開花しておりました。 政治家って腹に一物ありまくりのタヌキばっかりだと思っていましたが(今でも思ってますw)本作の総理達の奮闘ぶりを見ていると、ちょっとガラにもなく、政治家さん達を応援したくなってしまいました! 本当に高い志保つ政治家さんがいれば、のハナシですけど。。。 今の日本の総理も中々の不人気ぶりが取り沙汰されていますが、彼もまた、頭に石の一つでも喰らえば、変わるんでしょうかねえ。
フラクチャード
アズミ・ハルコは行方不明
自宅では認知症気味の祖母の身の回りを世話に追われつつ、勤め先「まつや商事」ではお節介な上司から結婚をせっつかれて。あと数年で30代に突入するのに生まれ育った街から抜け出せないヒロイン・安曇春子を、蒼井優が仏頂面で演じていてユーモラスです。 真夜中に母親からトイレットペーパーの買い出しを頼まれるという何とも色気のないお使いが、思わぬ人とのロマンスに繋がっていて驚かされました。ドラッグストアのレジで偶然にも再会した幼馴染・曽我雄二にすっかり夢中になりながらも、あっさりと恋破れてしまうのがほろ苦いですね。 アラサーの切実なお悩みが描かれているために、女性の皆さんは共感できるでしょう。田舎町ならではの男性優位のシステムや、昔ながらの価値観の押し付けにはウンザリしてしまうかもしれません。その一方では春子の職場の先輩・吉澤ひろ子や成人式で久しぶりに帰省してくる木南愛菜など、男どもにガツンとひと泡吹かせる女性たちの潔さとしたたかさでスカッとしてください。
名探偵コナン 緋色の不在証明
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