ターミネーター
もう言うまでもなくSFホラー・アクションの傑作。 物語を短期間に集約して密度を濃くしたことが全体のキレを良くしている。 「2」以降はアクション要素の方が強くなり、この「1」のように、襲ってくる、 得体のしれないものから逃げる、という恐怖感を味わうことはなくなってしまった。 また当時はそれほど有名でもなかったアーノルド・シュワルツェネッガーの起用が ハマッたことも良かった。 もちろん監督のジェームズ・キャメロンの演出も良く、緩急のつけ方と随所にみられる 細かな演出によって、見ていて気持ちのいいリズムで物語が進んでいき、 最後の最後まで観客を飽きさせない作りになっている。 この映画、色々と元ネタが取り沙汰されており、実際に訴訟となった案件もあるようだ。 個人的には「ウエスト・ワールド」に似ているな、と思った記憶がある。 機械が人間を襲う、という部分と、人間という獲物を追っていくときのカメラ・アイである。 「ウエスト・ワールド」では赤外線カメラで「体温」を感じ、画面上に浮き上がらせ、 絶対に逃がさない、という表現をしており、またその見せ方が物語上重要なポイントの 一つとなっていた。 この「ターミネーター」でも似たようなショットがある。 人間を追うターミネーターの「機械感」を出すために、所々でコンピューター画面が挿入 されており、獲物をロック・オンし、逃さない、と感じさせる雰囲気作りをしている。 その意味では成功しているものの、そのコンピューター画面は赤白黒の画面なので、 逆に獲物が見づらくなっているのだ。 その部分では「失敗」していると言っていいだろう。 しかしそんな小さな失敗をものともしないほど、この映画は大成功をおさめたのだ。
ステキな金縛り
深津絵里はこういうコメディものがいいですね。西田敏之が演じる落武者との掛け合いは最高です。幽霊がどうしても必要になるという設定はハマれば面白くなりそうですが、三谷幸喜は見事に素晴らしい作品にしてくれました。絶対に幽霊が存在しないと困る弁護士、そんなものは信じられるかというある意味で正論を言う検事、騒動がいろいろありながら冷静に判断していく裁判官の対比もいい感じです。裁判官は、ある意味で楽しんじゃってますから。深津絵里は年齢を経てもなぜあんな純粋な子供のような演技もできるのかな、と思うぐらい透明感があっていいです。幽霊は純粋無垢な子供のような心を持っていないと、見えなさそうな気がするから。きちんとした脚本で作られているため幽霊が証人でもおかしくないし、見える人と見えない人がなぜいるのかなども無理なく納得できるつくりがいいです。現実世界だけの話ではなくて霊界の話も自然に溶け込んでいてどちらの世界も問題が出てくるのですが、それがストーリーを面白くしてくれているのです。個人的には中井貴一が、幽霊の存在を信じなければいけなくなった出来事ですね。このシーンは大好きです。
彼女がその名を知らない鳥たち
このレビューにはネタバレが含まれています
オズの魔法使
80年前。 歴史で見るとたかが80年だが、戦争前の文化的な映像がこんなにも綺麗に見れるなんて信じられない。まるでタイムスリップしたようだ。 今後100年200年先の人々が、昔生きた先人の映像が見れる。これが当たり前の世界観になっていくのかとしみじみ感じる。私たちは江戸時代の人々や明治時代の人々を映像では知らないけど。100年前200年前の人物がより身近になるのが近未来なんだと実感させられる。 そして、この時米国は進んでいた。ということをひしひしと感じさせられた。 正直今の21世紀には通用しないかもしれない。しかしどうしても戦中の映像とは思えない華やかさ、現代に通じる衣装、人々の表情、本当に生き生きと伝わってくる。当時の日本がどれだけ米国より文化的に遅れていたのか(良し悪しの話ではなく)、米国が早すぎる、のではなく私たちが単に遅かったのだ、ということに気付かされる面白い一作。 戦前戦中のイメージを本気で覆される。ファニーで美しく可憐。
タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜
まさかこんな映画とは… 韓国映画やコスメ、ファッション、アーティスト、とヤイノヤイノ言っているのに、 何世紀前の歴史でもないのに、こんなことがあったとは。 苦しい生活でタクシー運転手を職業にして、娘を育てる頑張る普通の父ちゃん。 韓国が、大きく変わっていく歴史を動かした1人。 同じ国で、煙が舞って、街は閑散とし、夜はカーテンを閉めて光が漏れないようにし、 病院には廊下までケガ人がいるのを、目の当たりにする1人のタクシー運転手。 オールマイティーな演技をこの映画でも見せてくれました、ソン・ガンホさん。 お茶目で、憎めない、父親。パパじゃなくて、父ちゃん!と呼びたい。 そんな普通のタクシー運転手の父ちゃんが、ドイツ人記者のお客さんを他の運転手から横取りして、 「ドン・ウォリー、ドン・ウォリー」と乗せていく先が…。 歴史が動くシーンは、時にドキュメンタリーで、痛々しく、臨場感溢れた。 でも、後半ちょっと、やり過ぎ感が。 そこは、映画だからと気にせず観れるし、何より、歴史が大きく動く映画。 ティッシュ必須です。
スペシャルアクターズ
いやあ面白かった! 空前の大ヒット作となった前作と比べ、ビックリするくらい話題にならなかったけど、その内容は素晴らしかった! 『役者』が物語の肝になっていたり、散りばめられた映画愛は変わらずに受け継がれ、考え抜かれた仕掛けに伏線、先の読めないシナリオなど、ハッキリ言って『カメラを止めるな!』よりもワンランク上の痛快で爽快な傑作コメディに仕上がっています。 コレで興行的に滑ったのが信じられない面白さでしたよ! レンタル屋でも全然借りられてなかったし……少し悲しくなりました……。 皆、もっとこの映画に興味を持って、観てあげて! 後悔させないから! しかし、主演の大澤数人をはじめ、オーディションで選ばれた無名の役者たちは全員メチャクチャ魅力的に見えましたね。 日本にはまだまだこんなにも素敵なアクターズがいるんだなあって嬉しくなりましたよ! 物語のキーになっている劇中映画のユルさも絶妙で、ツボでした。 いやあ、良い映画観たなあ! 大満足です!
図書館戦争
オン・ザ・ロック
こんな映画撮るんだ、とストーリーと関係ない所で涙した。 コッポラ監督の娘という大きい看板引っ提げて、出鼻はゴッドファーザー3でくじいたものの、ヴァージン・スーサイズで90年代を軽やかに駆け抜けて、ロスト・イントランスレーション、マリー・アントワネットとキラキラした2000年代もスィートかつガーリーな匂いを残していき、SOMEWHERE、ブリングリング、ビガイルド 欲望のめざめで、少女の匂いが薄れいきながらの、あのソフィア・コッポラが、こんなに味わい深い大人女子な映画を撮るなんて。 毎日同じルーティーンで2人の子供と出張が多い旦那を持つ作家のローラ。 ちょっと怪し気な悩みを言った相手は、父親。 しかも、お金持ちで遊び人で、ビル・マーレー。 ダメでしょう?言ったら!そして、遊び人のビル・マーレーって、 想像しただけで、ワクワクするじゃないですか。 しかも、パパが言いたい放題、やりたい放題で、振り回される娘。 観ないでも、目に浮かぶ…。 時計のシーンは、もうあっぱれでした。 コッポラ監督の娘であって、私は私。ソフィア・コッポラ、というのが胸にジーンと来た。 親にとっては子どもは、何歳になっても子どもなんだな、としみじみ。 嗚呼、ソフィア・コッポラ!
タワーリング・インフェルノ
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
あのボーダーラインの続編。 あの2人。 半パンとサンダルに、何を考えているか分からない笑顔。 サングラスにジャケット、近寄りがたい無表情。 アレハンドロとマット。そしてマットのあのチーム達。 最初のシーンから、前作のあの不穏で不気味な名曲「THE BEAST」が鳴り響く。 ここだけでも鳥肌が立ってくる。 いよいよ今回は、アレハンドロの死んでいた瞳に力が宿っていく。 もう予告でもあったし、専門家の方の解説まであった、映画史に残る、日中の銃撃。 デルトロ撃ち、と名前が付いているらしい。 政府が絡んできて、指示される側になった2人。 前作でも、アメリカ国籍じゃない人が重要な人物だったけど、今回もまた。 しかも、学校に通う少年。 彼の目に、2度映ったアレハンドロ。 1度目は反抗的。2度目は背筋を凍らせている。 そして、脅威的な演技だった「」。何という少女。 彼女が連れ出されることで、前作で謎多き男だった、アレハンドロの過去が開いていくさまは、胸を搔き乱された。 前作と同じ期待を持って観ると、肩透かしを喰らうかもしれない。 続編というよりも、あの2人の物語だから。
Girl/ガール
仕草が美しくて、見惚れ、時にドキッとさせられるララ。 彼女にとっての思春期は、バレエのことと、もう一つ。 どんなに苦しく辛いのか、一瞬の表情で、想像できる。 でも、それは彼女以外、誰にも理解できない。 同じトランスジェンダーでも、同じ経験をしても同じ人間ではないのだから。 我慢、我慢、我慢。 努力、努力、努力。 観ていて、火傷しそうなほど、彼女の思いは強い。 プールのシーン位から、母親のような気持ちで観ていた。 ハラハラして、守りたくて、抱き締めたくて。 抱き締めたり、話を聞いても、きっと彼女は同じことをする。 それだけ、バレエへの、プリエへの思いが強いから。 色んな世代の人に観て欲しい。 家族、友人、カップルで観て、彼女の生き方を普段の会話と同じように、 話し合える日本になって欲しいと、強く思う。 何気ない会話から、意識が変わっていくのではないかな?と思う。 思春期の時になりたかった職業に就いていますか?
ゴジラvsコング
本作品は、デスノートのアダム・ウィンガード監督が制作したモンスターパニック映画で、「ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ」と「キングコング 髑髏島の巨神」の続編にあたります。日本のゴジラとアメリカのキングコングがぶつかり合います。アメリカのフロリダにあるテクノロジー企業のエイペックスの施設にゴジラが襲いかかり、甚大な被害がでたことで、政府はいかにしてゴジラよる被害をこれ以上ださないようにするか奮闘します。 ストーリー性はあまり強くはないですが、展開がテンポよく進んでいくので、モンスターパニック映画によくある人間ドラマのシーンのまどろっこしさはほとんどありません。ゴジラ対キングコングのバトルをメインに、他にもいろいろな怪獣が出てきて純粋にド迫力の怪獣バトルを楽しめます。 ハリウッド制の作作品ですが、キングコングよりむしろゴジラがメイン的な扱いになっていて、アメリカ人のゴジラに対するリスペクトを感じられますよ。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」キングコング 髑髏島の巨神」と比べると、人間ドラマの部分は、少し抑えられていて(日本からは小栗旬が出演しています)、とにかくひたすらハイクオリティの映像でド迫力の怪獣バトルがノンストップで繰り広げられますので、怪獣、モンスター映画が好きな方は間違いなく楽しめると思います!
俺たちに明日はない
メイズ・ランナー
本作は、アメリカの小説家であるジェームズ・ダシュナーの3部作構成の「メイズ・ランナー」をウェス・ボール監督が映画化した1作目にあたる作品です。謎のエレベーターで目覚めた主人公の少年トーマスは、そこから未知の巨大な迷路(メイズ)の中に迷い込んでいきます。しかもこの巨大な迷路(メイズ)には、いろいろんなデストラップが仕掛けられ、まるで生きてるかの如く常に変化していきます。閉ざされた先の見えない恐怖の中で、主人公トーマスと同じく放り込まれた若者たちは、様々な選択に迷いながら知力と体力をつかい脱出を試みるが精神的にも肉体的にも限界まで追い込まれていきます。 この作品の面白いところは、送り込まれた若者たち同士が、時給自足の村の中でお互いが助け合い生きていくというようなコミュニティをもつことです。その中でお互いを信頼しながらも、ときに疑念を抱いたりします。そういった設定が、単なる迷宮ものとはちょっと違う感じがしました。全体的にストーリー展開のテンポも良く、どんどん変わっていく状況に先が読めないので、観ていて引き込まれていきます。襲ってくるグリーパーという巨大な蜘蛛のような機械のモンスターも、CGのレベルが高いので変な違和感がなく迫力があり恐怖を感じました。 3部作構成の1作目ですが決して尻切れトンボのような終わり方はしておらず、しっかりまとめられた終わり方をしていたので、本作だけ観ても十分面白く見応えがありました。
銀魂 THE FINAL
ジェミニマン
本作は、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」他で2度のアカデミー賞を受賞した世界の巨匠アン・リー監督が製作し、「バッドボーイズ フォー・ライフ」のウィル・スミスが主演のもう一人のクローンと戦う、近未来SFアクション大作です。ヒットメーカーであるジェリー・ブラッカイマーがプロデュースしていますので、エンターテイメントとしてより完成度が高くなっています。 内容は、伝説的暗殺者であるヘンリーが、政府からの任務を遂行中、正体不明の誰かに襲撃されてしまうが、相手は、クローンで作られた若き日の自分である事実を知り、隠された陰謀に巻き込まれていくところから物語が始まります。 最新技術により描かれた23歳の自分のクローンと戦うウィル・スミス、この二人の戦う姿が本作の最大の見どころです。演技派俳優のウィル・スミスですが、難しい二役を見事に演じ分けているのが素晴らしかったです。現在のウィル・スミスと30年前のウィル・スミスが戦うという究極ともいえる対決ですが、そう遠くない近未来に、クローン技術が発達すれば、このようなことが本当に起こるのではと思うくらいのリアリティを感じました。また最初の銃での撃ちあいのシーンとバイクでのカーチェイスシーンは、迫力がありCGもハイクオリティで違和感がなかったのでハラハラしてとても良かったです。最新の特殊効果もこの作品の大きな魅力だと思います。 クローンをテーマとした作品は他にもいろいろありますが、本作からクローン技術の新しいあり方そして怖さを感じられるのではないでしょうか。
ラ・ヨローナ~泣く女~
呪怨
ニュー・ミュータント
本作は、「プリテンダーズ ふたりの映画ができるまで」や「私の居場所の見つけかた」のジョシュ・ブーン監督が製作した、「X-MEN」のスピンオフ的位置づけの作品になっています。実はこの「ニュー・ミュータント」という作品、監督とスタジオ側との意見の違いなど様々な事情やコロナウィルスの影響により、当初2018年には全米公開予定でしたが、伸びに伸びて最終的に2020年の夏に全米公開となり、日本では劇場未公開となってしまった出始めから不運に見舞われた映画です。しかし、長く待たされた分、「X-MEN」のファンにとっては、待ちに待ったといった感じで観て感動した人は多かったのではないでしょうか。 内容は、ミュータントとして生まれてきたことをなかなか受け入れることが出来ず、悩みを抱えたティーンエイジャーの5人が、社会の中で他者と向き合い、超能力に対する扱いがまだ思うようにいかない中で、戦いを通して友情が芽生え成長していく青年期の物語になっています。 本作の一番の特徴は、やはりシリーズ中、強くなったホラーティストです。といっても、そのことで最初にスタジオ側ともめたせいか、ものすごいホラーというほどでもなく、他のシリーズ作品よりは、少し強めであると思って観たほうがよいと思います。あと観て感じたのは、全体を通してアニャ・テイラー=ジョイを一番推している感じがしました。様々なシーンで、それぞれコスチュームを変えるなど、ファンサービスというか気合が入っていました。 本作は、バトルシーンなどを、堪能するというより、5人それぞの過去や抱えてる悩みを知れる人間ドラマがメインの作品だと思って観るのが一番楽しめると思います。
ゾディアック
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