マスカレード・ホテル
東野圭吾さん原作だけあって、作り込まれていて、小さな小窓や長い通路や迷路のような導入部が最後にパッと日が差し込む大きなホールに出るかの如く、スカッとする展開へと繋がっていくかのようなシナオリが爽快でした。 警察官の木村拓哉さん演じる新田が長澤まさみさん演じる山岸の部下としてホテルマンをしながら潜入捜査をするという設定とキャスティングがまずワクワクしました。 木村拓哉さんと長澤まさみさん、は息がぴったりなのでどこかで共演なさってるかと思いきや、初共演とのことで驚きました。15歳も歳が離れているのに年齢差を感じず、木村拓哉さんが本当に若く見えて、短髪もお似合いでした。 自分の職業、立場にいるときは気付かないことでも別の職業や立場に実際になってみると、自分の本当の姿や、自分の仕事の良さ、自分の仕事に生かしていけるような別の仕事の良さが見えてきて、うまく循環するようになるということもあるんだなぁと思いました。。 続編があるということで是非観てみたいと思います。
遥かなる勝利へ
このレビューにはネタバレが含まれています
ザ・ファブル
漫画から気になってみていましたが、主人公のファブル役を岡田准一さんがされると聞いて、SPの時の軽快なフットワークと寝技など格闘技を身につけた身体能力の高さを思い出してすごく期待して観ました。 岡田さんの私の期待の遥か上をいくファブルに感服いたしました。 佐藤洋子役の木村文乃さんは本当にそのまま漫画から出てきたんじゃないかというくらい再現度が高く、驚きました。スタイルの良さと話し方もぴったりでアクションもこなされていてすごいなと思いました。 ヒロイン役の山本美月さんが美しくて、ずっと見ていられそうでした。 悪者の役に福士蒼汰さんや柳楽優弥さん、向井理さんの実力派イケメン俳優が揃って出演されており、アクションシーンが見どころ満載でした。 シリアスなのにどこか笑える、完全フィクションなはずなのに、どこか現実味があるそんな悪役達だったと思います。 ジャッカル富岡の役を宮川大輔さんがされてますが、なかなか難しい役だったろうとお察ししますが、さすが、滑るの当然なのにきっちり面白いというプロの芸人魂を見せていただきました。 安田顕さん、佐藤浩市さんはさすがとしか言えない演技で、全体を引き締めている印象でした。 続編かなり気になります。是非観てみたいです。
SP 野望篇
ザ・コンサルタント
関ヶ原
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
名探偵ピカチュウ
アニメに見慣れた身としては、ピカチュウの声が大人の男性の声というところがまず衝撃でしたが…。笑 CGとはいえ、ポケモンと共存する世界をとてもうまく表現されていたと思います!ストーリーもそこそこ面白かったですが、何よりたくさんのポケモンたちが街中にいて、それぞれの特性に合わせた行動をしていたり、パートナーがいたり、と街中のシーンはずっとみていたくなるほど、魅力的でした。ちなみにピカチュウのふわふわの毛もうまく表現されていました! 確かにピカチュウは探偵のような働きをしますが、個人的はもっと適したタイトルがったのではないかな…と思ってしまいます。探偵というより、ピカチュウと謎を解決するために旅に出たり、旅を通じて主人公が成長したり、と物語としては結構壮大だったので。 実写化には賛否両論あったと思いますが、ポケモンに一度でもふれたことがある人がみると、わくわくした気持ちになるのではないでしょうか。制作側もポケモンの特性など、よく考えて作られていたと思います。もう一度みたいか…といわれると、1回でいいかな、と思う作品ではありましたが。
ニューヨークの恋人
魔法にかけられて
ディズニーが久しぶりに制作した実写とアニメーションを融合させた作品です。随所、随所に過去のディズニープリンセスを想起させるシーンがちりばめられており、ディズニー作品になじみのある方であれば、「これ、あの作品の、あのシーンじゃん!」という答え探しをしながら見るのも楽しみの一つではないでしょうか。 アニメーションのファンタジックな世界から、ニューヨークへ来てしまった主人公は全くの別世界の中でも楽しく過ごし、この世界に住む人たちのすさんだ心も変えていきます。 ただ、一つ他のプリンセス作品と違うのが、主人公が恋に落ちていく過程。他の作品のように一気に恋に落ちて、試練を超えて、ハッピーエンド!という形ではなく、少しずつ距離を詰めていく感じが切なくて、愛らしくて、何とも言えない感情になります。 作中に出てくる歌も映像と相まって、聞くととても元気になれます!特にセントラルパークのシーン!少し気持ちが疲れてしまった人にぜひ見てほしい作品です。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
A.I.
この作品自体は人工知能がそこまで一般的ではなかった時代に作られていますが、近年の目覚ましいテクノロジー技術の発展を鑑みると、それほど遠くない未来に起こる話に思えてきて、見終わってからの「かわいそう」や「切ない」という気持ちとは別に感情をもったロボットが作られた場合、私たちはそれとどう向き合っていくのか…ということを考えさせられます。 人間が必要な時に求められ、いらなくなったら捨てられる…あくまで人間が作った“モノ”でしかないものの、この作品を見て誰もが思うであろう、感情を持ったら、それは“モノ”のままなのか…というところが今後議論されていく大きな問題だと思います。本作はそのロボットが人型のため、余計にこちら側の感情移入も強かったと思いますが。 自分の子供のように可愛がり、ママと呼ばれたときは驚きとともに喜びを感じていた母親から捨てられ、それでも彼女ともう一度会うことを心から願っていたロボットを見ていると、本当に心が痛くなります。元気なときに見てもしばらく立ち直れない作品です。
帝一の國
邦画かつこのポスターのイメージから、ちょっと見るのためらいそうですが、絶対に見て損がない一本です! まず、今の日本の映画業界始め、メディアでは見ない日がない俳優さんたちがこれでもか!というくらい登場します。しかも普段では見られないような役で。みんな全然普通じゃないんですが、見ているうちに、この学校が至極まっとうで、生徒たちが普通に見えてくるがとても不思議です。 また、特に注目してみていただきたいのが、ほぼアドリブだったといわれる管田さんと吉田さんのテストの点数を発表し合うシーンです。あのシーンは何度見ても笑えますし、俳優さんたちがアドリブであそこまで一生懸命、正直、どうでもいいことを言い合っていると思うと笑わずにはいられないと思います。 その他、主人公の帝一は自分の夢をかなえるため、数々の戦略や策略を練りますが、それがこの先何にどうつながっていくのかわくわくしながら見てしまいます。 終始コミカルなシーンが多いですが、時に胸が締め付けらえっるようなシーンもあり、こんなにふざけたシーンが多いのに、途中、泣いてしまうシーンもありました。 この作品の素晴らしいところは最初から最後まで目が離せないところです。最後のセリフを聞いたときの快感は忘れられません!
新聞記者
ローマの休日 4K レストア版
スクール・オブ・ロック
最初、主演の方のビジュアルと、だらしのない生活っぷりが受け入れられず、見ていてちょっとうんざりしましたが(きっと、この役をとても上手に演じられていたのだと…)まじめで、とてもかしこい子供たちと心を通わせ初めてから、面白くなっていって、最後は勉強だけじゃなく、一生懸命取り組めることや夢を持つことっていいことだな!と思えます。 主人公のクズッぷりもすごいのですが、子供たちも生意気で最初は全然かわいくないです。でも子供たちも子供たちなりに親の期待にこたえたいという気持ちと自分のやりたいことの狭間で思い悩んでる姿をみてるとだんだん感情移入してきて、応援したくなってきます。何より、教師と生徒の間の信頼関係が築きあげられていくところがいいです! 名門校で、こんな偽物の教師が生徒を指導することなんて本当にある…?と思ってしまいますが笑、きっと学校には勉強だけじゃなく、こうやって生きてく上で大事なことを教えてくれる先生の方が、その後の人生においてとても重要な人物なんだろうな、と思います。 ロック歌手やグループを知っている人なら、もっと楽しめると思いますが、残念ながら私は名前を聞いてもピンとくる人たちがいなかったため、伝説と言われても、そうなんだーくらいで、そこには共感することができませんでした。笑
誰も知らない
『万引き家族』で、さらに世界的な知名度を上げた是枝裕和監督作品。 主演の柳楽優弥が若干14歳、史上最年少でカンヌ国際映画賞男優賞を受賞したことでも大きな話題となりました。 この映画で特筆すべきは、なんと言っても出演者達の自然な演技。 それはもう「みんな素だよね?」と聞きたくなるような、もはや演技とも呼べないのではないかと思えるほどのナチュラルさ。まるで隠し撮りカメラで撮られたドキュメンタリー番組を見ているかのようなのです。 母親役のYOUに至っては普段の彼女そのままで、もし本当に演技しているのならこれが女優初挑戦とは到底思えないほどのハマり役でした。 この映画は1988年に発覚した『巣鴨子供置き去り事件』をベースに描かれているようですが、描写はあくまでもソフト。コンビニ店員や女子中学生など、脇役から多少なりとも思いやりや優しさが感じられ、それがわずかながら救いになっています。実際はもっと悲惨な状況だったようです。 この世に生を受けながら、学校に行けず、母親に見放され、満足な衣食住さえ保証されず、まるでこの世にはじめから存在しなかったように扱われる彼らの姿。『誰も知らない』というタイトルがまさに彼らの置かれた過酷過ぎる状況を端的に表しており、胸が締め付けられる思いでした。
ウエスト・サイド物語
あの子を探して
ズートピア
公開後、ファンアートも多く作られた作品です。 ちいさなウサギのジュディ。 彼女が子どもの頃から抱いていた夢は警察官になること。 しかし、現状はそれほど甘くはなく。 動物たちの世界は大きくて強いそれもたくさん。 当然ながら、警察官はそれらの動物たちが全てです。 そんな中で、その小さな体を活かして警察学校を卒業するさまは勇気づけられます。 夢がかなって警察官になったジュディですが、やはりそこにも現実が。 ジュディの奮闘記が描かれています。 個人的に気になったのは、作中で語られている「数%の肉食獣」の存在。 ディズニー作品なので、そこまで踏み込むのは難しかったのかと思いますが、彼らがどのようにして日々なにを食べているのかも描いてほしかったです。 「ズートピア」という動物たちの楽園。 しかし、どうしてもその楽園の中で「牙」を持つ肉食獣が存在するのは当然で。 彼らがもつ日々の困難さも描かないと中途半端な印象になってしまいます。 キャラクターはそれぞれ魅力たっぷり。 個人的には詐欺師のフィニックが好きです。 愛らしく小柄な体を活かして、赤ちゃんのふりをし、大きなアイスバーを買って転売しています。 しかし、じつはおっさん。仕事を終えると渋い声で「チャオ」と言って立ち去るのがギャップ萌えでいい感じです。 この「マイノリティ」としての生き方を描いているだけに、やはり肉食獣の生き方が描かれていないのが惜しいです。
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