劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン
特撮ヒーローがクロスオーバーする映画には、ヒーローの人数をたくさん出して華やかに盛り上げるお祭り系と、人数をある程度絞ってその分キャラを立てるドラマ系があると思いますが、本作は両方の良いところを備えたバランス型の映画だと思います。 個人的には、ニュージェネ映画の中で一番好きです。 ドラマでキャラが立つのは、ひたすらに主人公であるXと大地。ドラマのメッセージを反映させる象徴的な存在となるのは、日本に駆けつける2人のウルトラマン。画面に華を添えてくれるのは、世界各地で戦ってくれるウルトラマン達。たくさんのヒーローを登場させながらも、中心と周りの役割がしっかりと分けられており、非常にバランスがとれている映画だと思いました。 初代とティガのBGMの用い方も絶妙です。また、次回作「ウルトラマンオーブ」の軸でもある、「二人のウルトラマンの力を借りる」「Web放送で活動する人間がゲスト」といった要素が先取りされており、橋渡しのようにも見える点も興味深いです。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
このシリーズは、タイムマシンを題材にしながらも3作ともにそれぞれ異なったタイプの「危機」が設定されており、カラーの異なった時代風景とシチュエーションに彩られた、三者三様の面白さを達成できている傑作です。その中でもこの「PART2」は特に、悪役とのスリリングな戦いが中心になっており、壮大な危機を乗り越えていく物語が痛快です。 1作目ではタイムスリップで行った「過去」から自分のホームとしての「現在」=「未来」に帰還できるかがポイントでしたが、2作目は、「現在」から見た「未来」も含めた、3つの時代をめぐる冒険です。歴史改変によってホームとしての「現在」が脅かされる物語になっており、危機のスケールがぐっと上がっています。 また、1作目で起きてしまった出来事に決着を付けるという意味でも、納得できる作品です。悪役ビフの堂に入った悪党ぶりはむしろ清々しいくらいで、相変わらず最低な言動で笑わせてくれます。キャラが立っていました。 1作目の繰り返しにならないように、乗り越えるべき問題を差異化&スケールアップしつつも、1作目のある種のツッコミどころであるような問題にも、きちんと応答しているという、続編のお手本のような作品になっています。
劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―
このレビューにはネタバレが含まれています
沈黙ーサイレンスー
ホモ・サピエンスの涙
ロイ・アンダーソン監督の映画の「間(ま)」がたまらなく好きで、この「間(ま)」の中毒になってしまう人も多いのではないかと思います。 絶妙な「間(ま)」と、絵画を切り取ったような映像。どのシーンをストップさせても、美しいんです。 悲劇的な事でも喜劇に変えてしまいます。 人はなんて愚かしく、滑稽で醜く、切なく情けなく、それでいてなんて愛おしく、美しく可笑しな存在なのだろう。と思わせてくれ、観ていると人が可愛く思えてきます。 起承転結もなく、ストーリー性があるわけでもない。そこら辺で生活をしている、ごくごく普通な人たちの日常です。けれど、そこがいいんです。 大袈裟なストーリーなんてなくたって、人は生きてるってだけで可笑しなものなんだから・・・。 ハイヒールのかかとが折れたり、考え事をしていたせいで、ワインをこぼしてしまうソムリエ・・・。観ている側からすれば、特に事件というわけではないけれど、当人にとってはちょっとした事件なのです。 観ていて愛おしいちょっと可笑しなハプニングたち。 見終わったら、ちょっとだけ人を好きになる映画です。
ほえる犬は噛まない
一流大学の出身なのにいつまで経っても教授になれない就職浪人青年、コ・ユンジュのボンヤリとした横顔から物語は幕を開けていきます。商業高校を卒業して団地の管理事務所で雑用に明け暮れる女性、パク・ヒョンナムにも似たものを感じますね。団地内でいなくなった犬を捜索するために協力するふたりの様子は、ロマンチックなムードとは程遠く不吉な予感しか伝わってきません。 禁止されているのに犬を飼うユンジュの妻、仕事をサボって地下室で怪しげな鍋料理を食べる警備員、屋上の共有スペースで勝手に切り干し大根を作るおばあちゃん。住民のモラルの低下は著しく、「韓国は戦後ずっと規則を守らない国」というセリフが何とも自虐的でした。 後半はかなりショッキングな映像の連続で、特に愛犬家や動物好きの皆さんは嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。その一方では同級生にバカにされ続けてきたユンジュに訪れる思わぬ転機や、職場で上司に嫌味を言われていたヒョンナムの逆襲は痛快ですよ。
マイ・インターン
ワイルド・スピード/ジェットブレイク
青葉家のテーブル
search/サーチ
竜とそばかすの姫
薄氷の殺人
男性の遺体がバラバラに切断された後で、中国北部のあちこちの石炭工場にばら蒔かれるという猟奇的なオープニングです。容疑者をあと一歩のところまで追い詰めながらも、銃撃戦の末に死なせてしまう主人公のジャンは名刑事とは言えませんね。 あっさりと警察を辞めて再就職した先は民間の警備会社、プライベートも妻との離婚問題でゴタゴタ。お酒に溺れてすさんでいくジャンが、美しくミステリアスなひとりの未亡人に魅了されてしまうのも無理はありません。 遊園地の観覧車から見下ろすナイトクラブや社交ダンスクラブなど、華北地方の若者たちのデート事情が伺えますよ。街灯に照らされた夜のスケートリンクの上を、マフラーとコートを羽織って静かに滑るヒロイン・ウーが幻想的です。 適度な距離感を保ちながら後ろから付いていくジャンには、一歩間違えば氷の下の冷たい水へと落ちてしまうような危うさがありました。事件の真相と愛する人との葛藤に悩み抜いた果てに、ジャンが下したひとつの決断を見届けてください。
工作 黒金星と呼ばれた男
花束みたいな恋をした
お洒落なカフェから物語は幕を開けていきますが、店内には1台のスマートフォンを使ってふたりで音楽を聴いている若い男女がいます。一見すると仲睦まじいカップルにも思えますが、それぞれがイヤホンのLとRを使っているところに注目して観ると面白いです。 たとえどんなに素晴らしい曲だったとしても、完成されたものを左右で分け合うことによってメロディーの良さや歌詞の感動は半分しか伝わりません。同じ価値観や将来の夢を共有しながらも、やがては別々の道のりを歩んでいく恋人たちを象徴しているようで切なくなるでしょう。 主人公の山音麦を演じているのは菅田将暉、ヒロインの八谷絹役は有村架純と今をときめくふたりのキャスティングが豪華ですね。映画の序盤でこそいかにもお気楽なフリーターといった雰囲気だった麦が、少しずつスーツの似合う堅実派になっていくところに注目してください。年齢を重ねても自分の生き方とプライベートな時間を何よりも大事にする、絹とのコントラストが効果的でした。
水曜日が消えた
ドラゴン・タトゥーの女
サイドを刈り上げた大胆なヘアースタイル、顔面にはきらりと光るピアス、背中には龍の入れ墨、天才的なハッキング能力。型破りなヒロイン・リスベット・サランデルを、ルーニー・マーラーが時にクールに時には情熱を湛えて演じています。全身を黒のタイトなレザースーツに身を包んでオートバイに乗り込み、犯人を猛スピードで追跡するというハードなアクションシーンも用意されていますよ。 40年前に孤島のお屋敷から消えた少女の行方と、敏腕記者のミカエル・ブルムクヴィストが調査中の有名財閥とが少しずつリンクしていく展開がスリリングです。大企業から報道機関への圧力、成年後見人制度を悪用する弁護士、若い世代へのネオナチズムの浸透... 平和で寛容なイメージの強いスウェーデンの、社会の暗部にもしっかりと光が当てられていました。 謎めいた過去を抱えていて多くを語ろうとはしないリスベットと、ミカエルとのバディものとしても楽しめるでしょう。無事に事件を解決してクリスマスの夜を迎えた時に、ふたりの間にロマンスが芽生えるのかにも注目しながら観てください。
Be With You 〜いま、会いにゆきます
キャラクター
予告を見たときに漫画が原作なのかと思ったら、完全オリジナル作品だったので上映をとても楽しみにしていました。 期待を裏切らないストーリーの展開にとても満足しました。 ストーリーは、主人公の2人について語られないけど匂わせる部分が多く 見た人のいろいろな考察を見て、2人の謎と語られなかったけどわかる部分を探したくなる映画で見た後でも楽しめると思いました。 連続殺人事件の殺人鬼ということで少し残酷なシーンなどもあるのですが映像がカラフルで美しく芸術を感じさせる作品です。 また、自分で推理しながらどうゆう展開になっていくのか映画の所々で得ることのできる情報を元にしながら推理し、神出鬼没な殺人鬼がどこから現れるのか考えながらみるとより一層楽しめると思います。 音楽ももちろん、それぞれのキャラクターに合った俳優さんの迫真の演技に吸い込まれ、映画で見ていることを忘れ恐怖心をも感じさせられる映画でした。 恐怖心と不気味さの中で推理する楽しさと、芸術を感じる映像の美しさを感じる映画をまた見たいので続編があったりしたら良いなと思いました。
HERO
何年か前に2回ほどテレビで観た記憶があるのですが、まさか2002年の映画だとは思いませんでした。久しぶりに観たいと思い、またテレビで放映しないかなーと探していたのですが、なかなか放送されないので、仕方なくDVDをレンタルして観ることにしました。 久しぶりに観た感想は「期待通り面白いけど、こんなややこしい話だったのか」ということです。詳細は割愛しますが、ストーリーが入り組んでいて、どれが真実の話なのか分かりにくいと思います。 それでも、映像美や華麗な(ワイヤー?)アクションで楽しませてくれます。 ところどころユーモアも織り交ぜられていて、飽きがこないです。孤独な男女の剣士がいつか二人で故郷に戻ろうと誓い合うシーンは涙を誘います。 一体、英雄(ヒーロー)とは誰なのか、主人公である無名という男なのか、それとも始皇帝なのか、考えさせられる映画です。 DVDは返却しましたが、何年かしたらきっとまた観たくなる映画だと思います。
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。