スタンド・バイ・ミー
4人の少年が死体を見に行くという話、というところまでは知っていたのですが、一体どこが名作と呼ばれるところなんだろう?と興味本位で見ましたが、本当に名作でした(笑)。4人の少年それぞれに悩みや苦悩があり、とても大人びているなぁと思いましたが、きっと自分もその年齢だった時は同じように悩み、もがいていた、あの年ならではの感情を忘れてしまっていたことを思い出すことができました。その反面、その感情を忘れてしまっていたことが少し残念な気持ちになったのと、結果、自分も大人になり同じように悩んでいる10代の子たちを「まだ子供なのに…」という目で見ていたことに気づかされました。自分はこうありたいと思う一方で、育ってきた環境や社会の枠組みから抜け出せないのではないか、という思いは、簡単には解決できない問題だなぁと思いました。一番背も高くイケメンだった少年を演じていた子は、大人になり若くして亡くなってしまったということを作品を見た後に知って、とても残念でした。彼が歳を重ねた作品を見たかった!
ジョーカー
ダーク・ナイトの時にヒース・レジャーが演じていたジョーカーがとても好きだったので、本作で少し年齢が上になったジョーカーに代わってしまうことに少しだけ不安がありましたが、ホアキンのジョーカーはこの作品にぴったりで、彼のジョーカーにもはまりました!ストーリーは全般的に華やかなシーンはほとんどなく、常に心が痛む出来事だらけですが、何よりも精神的な病を抱えつつも、仕事に就き、母親の面倒までみていた一人の男性がなぜ凶悪なジョーカーになってしまったのか、という点について、ちょっとしたボタンの掛け違いの連続がここまでのことを引き起こしてしまったのだと思うと、自分事化せずにはいられませんでした。自分や社会の大多数が正しいと思うこと、それは決してこの社会に存在するすべての人間にとって正しいことではなく、そのことに気づけないまま社会が進んでいると思うと、今もどっかで新しいジョーカーが生み出されているのでは…と思ってしまいます。ジョーカーになっていってしまうまでのホアキンの孤独や表情の細かな変化も見どころの1つです。
ドクムシ
壁や床一面がビニールシートで覆われた部屋の真ん中に調理台が一台。その上には一本の肉切り包丁。ホラーという以外は何の前知識もなく本作を見始めた私は、このシーンで、えっ!これスプラッターなの?!と身構えちゃいました。まぁスプラッターと言えばそうなのかも知れませんが、想像していた程の残酷さはなく、結果的には良い具合のグロさで楽しめました。 軟禁状態で男女7人が生き残りをかけて殺し合う、というありがちな設定ではあるんですが、何も考えずにサクッとスリルを楽しむには、こういうシチュエーションスリラーって重宝しますね。 決して幽霊ものではないんですけど、暗い校舎ってだけでそっちも警戒しちゃって、トイレのシーンとかちょっと怖かったです。演出的にはそういう狙いはないのかも知れませんけどね。 この映画、全体を通してそこまでハラハラしたり驚かされたりってことはないんですが、キャバ嬢アカネとおとなしめの女の子ユミがもみ合った時に起こったある出来事だけはかなり衝撃でしたね。一瞬みんながフリーズして「えっ?!」ってなる瞬間なんですが、こっちも一緒にフリーズしました(汗)。 7人が集められた理由のタネ明かしについては批判的な意見もあるようですが、私はとりあえず答えが分かってスッキリした~、って感じで気持ちよく見終えました。
トイ・ストーリー4
大人気のトイ・ストーリー作品の最新作として、多くの方が期待を寄せていた作品なのではないでしょうか。結果から申し上げると、今までのトイ・ストーリーシリーズとは異なり、いつの時代も不変である家族愛や仲間や物を大切にすることを伝えてくれる、というよりは、時代に即したテーマを扱われている印象でした。人それぞれの生き方があるよね!というような。これはこれで、なるほどな、という感想がありつつも、どこかトイ・ストーリーシリーズに自分が求めていた展開とは異なっていたため、評価も3.0をつけました。今回、ストーリーの要となるキャラクターがボーピープーという羊飼いの女性で、1に登場して以降、久しぶりの登場ということでしたが、正直「いたような気はするけど、活躍していたっけ?」というくらい薄い印象だったので、彼女が物語のキーになっていくところも、入り込むまでに時間がかかりました。4の公開前は今度はどんな展開が…とかなり期待に胸を膨らませましたが、もう続編はなくてもいいかな、と思いました。
ゲット・アウト
アカデミー賞脚本賞受賞、ゴールデングローブ賞最優秀作品賞、男優賞ノミネートと、世間ではとても評価が高いこの作品。あらゆる映画サイトでもベタ褒めするコメントが少なくありません。 確かにホラー・サスペンスをベースに、アメリカに根強くはびこる黒人人種差別問題を深くえぐり出していく手法は興味深いものがありました。 でも個人的には、同系統の他作品と比べて特別際立っているという感想は持てませんでした。冒頭から無数に張り巡らせた伏線を評価する声も多いですが、そんなに凄いかなあ??というのが正直な感想。 もっとも、この作品の面白さが分かるのは2回目以降、と言われているので、2回3回と観ていけばまた評価が変わってくるかもしれません。 同監督の『アス』も黒人を描いた異色作品。こちらも出だしは良かったものの、鑑賞後の自分の評価はそれほど高くなかったので相性もあるのかな。 コメディ要素が含まれているという割に笑えるポイントがよく分からず、ホラーを歌っている割には大して怖くない。ただ、冒頭の誘拐シーンは日常生活でも充分に起こり得そうなシチュエーションで、これから何が始まるんだろうという得体の知れない不気味さと相まって、個人的には一番恐ろしいシーンでした。
リープ・イヤー うるう年のプロポーズ
デクラン役のマシュー・グートがとにかくかっこいい。もう、ただただそれに尽きます。 相手役の(と言うかむしろこちらの方が主役なんですが、笑)、エイミー・アダムスももちろんむちゃくちゃ可愛いんですが、自己中ぶりがちょっと度を超えていて、最後まで好きになれなかったですね。 人の家に泊まらせてもらっておきながら部屋をめちゃくちゃにして反省もせず、それどころか自分勝手な要求ばかり押しつけてくる。映画だから天真爛漫で片付いちゃうんでしょうけど、実際にいたらちょっとアウトな人です(汗)。 まぁデクランもそれなりに意地悪でクセのある男なんですが、なんだかんだでアナのわがままを聞いてあげて、近づきすぎず、でも遠すぎない絶妙な距離でアナをサポートし続けてあげるところが、なんともいじらしいというか。 途中、夫婦と偽ってお邪魔した家でキスするよう促されるシーンがあって、もちろんそういう関係じゃないので初めはおでこにするんですが、不振に思う家主を納得させるために最後は口にしちゃう。このシーンかなりキュンとしました。デクランの大きな手がアナの顔をやさしく包み込んで、静かな時間が流れるすてきなシーンでした。 ストーリー自体は正直うすっぺらいですが、強気な女子とクールな男性の胸キュン王道ラブコメが好きな人はそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
グリーン・ホーネット
あのブルース・リーのブレイクのきっかけになったって何かで見ましたがその映画は見ていません。でもなんか凄いアクション作品なんだろうなと思ったら。あれっ!?っていうのが感想です。 序盤は人物背景などが描かれていてフムフムなどと見れるのですが、私はもうこのあたりからダレ気味でした。なんでだろうと思ったら後で思い返してみるとシーンと音楽が妙にマッチしていなくてなんか落ち着かないというか気持ち悪いというか。変な感じでした。 仕掛けの車とかバンバン出てきて007のような雰囲気もあって好感が持てる反面、アクションやジョークや場の締め方がどうしてもB級映画感を脱出できない映画だなぁと。ストーリーに大した捻りもなくそのままズドンと最後まで行ってしまっているあたりも評価が上がらない原因なんでしょうか。 でもキャメロン・ディアスだけはこの作品の中で安心してみれるところでしたね。私的には。 まぁ良くも悪くもあまり記憶に残らない映画なのかもしれません。
犬鳴村
このレビューにはネタバレが含まれています
鍵泥棒のメソッド
主演の3人は半沢直樹とリーガルハイでの繋がりだから、この辺りが好きな人なら興味をもって見たことでしょう。しかもコナンテレビ版でもこの作品を基にやっていたので、もしかしたら「あれ?どこかでみたぞ・・・」となっているかもしれないです。 監督は「運命じゃない人」などで一躍脚光を浴びた内田けんじ監督だからなおのことつまらない訳ないじゃん!と思って私も見たくちです。 のっけから香川照之のヒットマンぶりが凄すぎて違う意味で面白いです。トランクに詰め込むシーンなんかはプロの仕事ぶりがよく描かれていて爽快です。それにしても風呂場ですっっ転び方は豪快でしたね~。そりゃぁ記憶も無くすでしょうよ。 フトしたことから自殺志願者の堺雅人が入れ替わるのですが、やっぱり堺雅人は長ーいセリフ回しにその真骨頂があると思っているのでセリフの少ない役どころは彼の良さが生きていない気がしながら見ていますが、みなさんはどうでしょうか? コンドウが記憶を失くしてからはダレます。 コンドウの素性がだんだんわかってくるあたりとコンドウが完全に記憶を取り戻してからの攻防が最大の見どころなのですが、素性がわかってくる堺の演技が良いです。にしても香川照之は凄い役者です。どんな役もこなせそうですよね。 2転3転の目まぐるしい展開も心地よい作品です。
サンセット
累 かさね
イーオン・フラックス
シライサン
はじまりのうた
この映画は好きな人が多いんじゃないですかね。 わたしは大好きです。定期的に見ています。 この映画ジョンカーニーさんが作られた映画です。ジョンカーニーさんと言えば音楽を扱った話を作ることで有名ですが、この映画もまさにそうです。 そしてなんとアメリカの人気バンドMaroon5のフロンロマン アダムレーヴェンが出ています。 歌手デビューが決まりニューヨークにやってきたカップル。 しかし彼氏の浮気が発覚し友達が出ていたライブハウスに嫌々出演したのがきっかけで、過去の栄光に縋り酒浸りでひどい状態のプロデューサーの目に留まり、CDを出す事に。 出てくる曲が全て、本当に全て良いんです。キーラナイトレの歌も良いしもちろんアダムの歌も最高です。そして他のキャストも私的には最高です。 マークラファロとヘイリースタインフェルド。 詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが、それぞれの抱える悩みや問題をうまいことストーリーに織り交ぜて、愛や友情を挟んでまとめ上げる。 切ないのに爽やかな気持ち。辛いのに立ち直れる気持ち。 青春とは少し離れた年代の大人のなにかを描いているので大人の私たちが見ると心を鷲掴みにされるわけです。 サントラが欲しくなる!! 爽やかで綺麗で見応えがあって楽しませてくれる映画です。
空飛ぶタイヤ
レプリカズ
突入せよ!「あさま山荘」事件
非常に有名なあさま山荘事件を描いた物語です。 主な視点は警察側。 当時、かなりの一般人がこの事件に注目し、特に「鉄球突入」の日はテレビの視聴率が非常に高かったとのこと。 実は私はこの年に産まれ、突入の日が1ヵ月検診でした。 母が私を抱いて右往左往しているのに、父が病院のテレビに釘付けだったと当時のことをぼやいていました。 この作品を観て、真っ先に思い出したのがその話。 そして、やはり父がテレビに釘付けになってしまったのも理解できる、事件解決への道が描かれていました。 当時は知られていなかったであろう、警察内部での縦横関係のグダグダも描かれていて面白いです。 特に警視庁から指揮をとるために送られてきた佐々と事件現場である長野県警との関係。 指揮系統がかなり混乱していたことがよく分かります。 また銃器の使用についてもかなりギリギリまでもめていたようで、結果的に死傷者がでています。 あの事件については様々な作品がありますが、警察側の視点で描かれているのが興味深いです。 突入シーンも迫力があり、面白い作品です。
のぞきめ
同名小説の映画化です。 こちらは映画を観た後原作を読みました。 民俗学的な原作とは違い、ホラー要素が強くなっています。 人物関係なども違いますので、原作とはまた別の作品といった感じで楽しめるかと思います。 ある出来事がきっかけで「覗かれる」ような錯覚を覚えるようになる現象。 主人公の彩乃はテレビ局に勤務しており、その現象の一端に触れることになります。 彩乃の恋人・津田信二は小説家希望の青年。彼は名前からして明らかに原作者がモデルです。 ダムの底に沈んたはずの村が関わる怪異。 それに触れたことで「覗かれる」ようになるという不気味さが上手く描かれています。 全体的に面白く、ストーリー構成も飽きない形になっているのですが、彩乃役の女優さんの演技が非常に残念です。 台詞が棒読み気味ですし、悲鳴も下手でちょっと笑ってしまうようなもの。 他の出演者さんの演技がいいだけに、悪目立ちしている感じです。 ストーリーという素材の良さを、主演が全てダメにしているという残念さがもったいないです。 その辺りを気にしないようにして観れば、作品自体はいいと思います。
オーシャンズ13
ザ・ファブル
原作ファンです。岡田くん、ファブル役とってもハマっていたと思います。 むしろ岡田くん以上にハマる俳優さんはなかなかいないんじゃないでしょうか。カッコよくてコメディもアクションもできる岡田くんのおかげで、原作ファンも楽しく見ることができました。 ヨウコ役が木村文乃ちゃんと聞いたときはイメージ合わないな〜と思っていましたが、映画を見たらヨウコになりきってて女優さんの凄さを感じました。次回作はアクションシーンもあるようなので非常に楽しみです。強いヨウコいっぱい見たいです。 あと山本美月ちゃんがあんなに体を張ってくれるとは。 岡田くんのアクションも見応えありますが、本映画で一番光っていたのは柳楽優弥くんだと思います。頭がぶっ飛んだトラブルメーカーのチンピラ役、最高でした。 他にも向井理くんや福士蒼汰くんなどたくさんの人気俳優がいて、正直こんなに知名度のある俳優をてんこ盛りにする必要性あるか?との疑問はありましたが、 それだけ気合の入った作品だと受け止めました。 次回作が楽しみです!
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