シェフ 三ツ星フードトラック始めました
歴史あるレストランの総料理長のカール。有名な料理評論ブロガーとSNS上の喧嘩をきっかけに、そのブロガーはそのレストランに来店すると予告し、カールは意気揚々と新メニューで迎え撃とうとします。しかしレストランのオーナーは伝統を重んじて新メニューを許しません。それに腹を立てたカールはそのレストランを辞めてしまいます。料理をする場所を失ったシェフが次にめざすものとは。 なによりも料理がとっても美味しそうです。特色ある各地の料理やサンドイッチが主演だと思うくらい、料理が美しいです。料理とは人を喜ばせることのできる素晴らしいツールなのだと再認識させられ、思わず料理が作りたくなります。登場人物も皆、悪い人がおらず安心して見ることができます。SNSを活用した演出も新しく面白いです。料理がテーマではありますが、伝統を重視することと新しいアイディアを取り入れることの対立はどんな分野でもあることです。共感と感動必須のストーリーです。
ミケランジェロの暗号
このレビューにはネタバレが含まれています
戦火のナージャ
‘94年の「太陽に灼かれて」の続編となる映画です。前作で秘密警察に連れて行かれ、処刑されたとされていた革命の英雄コトフ大佐が、収容先の強制収容所がドイツ軍機に爆撃された際に脱出し、懲罰部隊に一兵卒として編入され、物語は進んでゆきます。 前作でも出ていた娘のナージャ(同一人物)は、党の青年組織に身を隠していますが、戦争がはじまり衛生兵となった後も、父親を探します。 前作と違い、ドイツ軍機による避難民への爆撃や、ドイツ機甲部隊との戦闘が迫力を持って描かれています。しかしながら米国映画のような戦争映画になっているのかというと、全くそうではなく、独特の描かれ方の映画になっていました。 残酷なシーンが多いですが、その間に、何かとふざけたシーンを挟むのは、ロシア人のユーモア感覚なのでしょうか。 大人になった娘のナージャさんや、ミハルコフ監督の演技が良かったです。 本作も上映時間が長い目の映画ですが、時間を感じさせない内容になっていました。
12人の怒れる男
シドニー・ルメットの同名映画を、「太陽に灼かれて」のミハルコフ監督がリメイクした映画ですが、現代のロシアを背景にして描いているので、全く違う映画になっています。 元のルメット版の製作された米国は、司法が機能しているという背景がありましたが、本作ではそうではない現代ロシアが背景となっているところが大きな違いです。 容疑者とされる少年は紛争が続いていたチェチェン出身で、少年の小さいときのチェチェンの様子から描かれています。 ルメット版同様に一人の陪審員が有罪に疑義を挟み、そこから議論が展開していきます。 しかしながら、ナチスドイツに侵略されたり、旧ソ連が崩壊したりと困難な歴史を辿ってきたロシアなので、陪審員たちの自分に関する語りが、様々なロシアの歴史や社会を物語っていくことになります。 司法が機能していない時に、あなたならどうするか、を問う映画になっています。 上映時間は長い目ですが、それを感じさせない内容の映画となっています。
シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
荒野にて
父親と二人で暮らす15歳のチャーリーが、偶然に競走馬の世話をする仕事を手伝い始めることから物語が始まる映画ですが、全体的に静かに淡々と進んで行きます。 主人公のチャーリーは年齢的に社会的養護の対象なのですが、本人は医師や警官たちの勧めを振り切り一人で馬と共に荒野を進んでゆきます。主人公のチャーリーを演じるチャーリー・プラマーさんの抑制された静かな演技が秀逸でした。 全体的に映像に透明感があるので、チャーリーの困難な境遇にも関わらず、落ち着いた綺麗な映画となっています。 社会保障が何かと緊縮政策で削られていっている英国出身のアンドリュー・ヘイ監督の映画ですが、監督から見ると、英国と比べると米国は社会保障が何かと不十分で機能していないところが多く、米国社会自体が荒野のように感じたのかもしれません。 作家性の強い映画を作り続けている独立系映画スタジオA24の作品なので、「ムーンライト」などと同様に、他のハリウッド映画とはかなり違う作風の映画となっています。
足跡はかき消して
鬼談百景
この作品は小説家の「私」の元に寄せられた投稿を彼女が作品化したもの、というのが前提です。 投稿が元なので、各話は短め。 それぞれ監督が違い、作風や舞台設定などから、やや玉石混交といった感じになっています。 監督の作風の違いを観るのも面白いですし、物語によっては少し笑ってしまう展開のもありますので、どのお話が気に入るかは観る側次第かと思います。 この作品のポイントは、原作者の別の作品「残穢-住んではいけない部屋-」とのつながりがあるというところ。こちらも映画化されています。 「残穢」はこのものがたりの100話目にあたるという設定になっています。 もちろん、どちらも単体で楽しめますので、どちらかが気に入ったらもう片方を観てみるのもいいかと思います。 「残穢」はかなり好きな作品で、こちらも期待して観たのですが、やや期待外れでした。 しかし、短編集という性質上、物語を長く深く描くことが難しいというところがそう感じさせたのかと思います。 物語の語り手「私」は「残穢」とおなじく竹内結子さん。 ドライな語り口がいい味わいを出しています。
ロープ/戦場の生命線
わたしこの手の映画大好きです。 キャストも大好きってのもあるんですけど この地域も時代も良いですね。 舞台は停戦直後のバルカン半島という事で、東南ヨーロッパ。ユーゴスラビア紛争停戦直後 ということらしいです。 ここっていう国名は出てこなかったと思います。 簡単なあらすじとしては、そこにある村で唯一の井戸に死体があり、生活用水が使えなくなってしまい 国際的に援助活動をしている彼らがその井戸を使えるように奮闘する話、、。 私の大好きデルトロさん良い味出してます。 もう、どっからどう見ても何とかしてくれそうな風貌 笑 良いですね。 この映画は、最後にこの映画の良さが詰め込まれていますね。 人生のすべてが詰まっているというか。 死体を引きあげるのにロープを使うんですが、切れちゃうんですよ。 そこでみんなで"ロープ"を探しまわるんです。その途中で出会う人や起こる事態に色々なものが詰まっています。 たった1本のロープですよ? 大きな出来事や派手な演出があるわけではないですが、この人間味のあふれたこの映画の中には様々な人間模様や社会的問題が"ロープ"のように絡み合っていて見応え有りです。
デビル
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
まず一言、面白かった!! もう一言、、 笑 見ていて楽しかった。 見終わってすっきり良い気持ちになる映画ですね。 まず主人公の2人なんですが、高校の生徒会長でぽっちゃりモリーと彼女の親友のエイミー。 勉強ばっかりやってきたのでパーティーはおろか友達も多くなく遊んだことも無い。 上位の大学に行くために真面目にやってきたモリーとエイミーだったはずが、遊び呆けていたクラスの子達も立派な進路を見つけていると知り、今までの頑張りは何だったのかと落胆し、それならばと卒業前夜 ひらかれるパーティーに乗り込んで弾ける事に、、!! オープニングから彼女たち独特のリズムで仲良さを感じるのですが、それがもう本当に仲良しだしお互いが好きなんだな ととても微笑ましい! そしてお互いが尊重し合って大切にしてるのが物凄く伝わってくる。 こんな友達居たかな自分には。とふと我に帰り、自分の高校生活を思い出す羽目に 笑 あ、いたいた。仲良しで大好きな友達が。 でも今では中々会えてなくて疎遠になってるな。とちょっとおセンチになったり。 映画に戻ります 笑 目的のパーティーに行くまでにも様々な出来事が起こり、しょうもない事やありえへん事も起こるんですけど面白いし可笑しいし、、彼女たちを取り巻く周りがもう、みんな個性的な人ばかりだし 楽しい!! 肝心のパーティーに辿り着いてからも波瀾万丈で物凄く見応えがります。 この映画の良いところは悪い人が出てこないところ。 みんな人間味があって、個性を持っている。 自分たちも、日本の高校生も自分をしっかり持って楽しい生活を送って欲しいですね。 なんのこっちゃ 笑
エスター
ワールド・ウォーZ
この映画は伝染病のワクチンを開発するというところが本筋なんでしょうね。その伝染病の症状が、もはや周知の事実「ゾンビ化」というわけですが、ゾンビというアイテムの使い方が面白いですね。グロさにフォーカスせず、ブラピを起用してストーリーに説得力を持たせたことがこの映画の大ヒットに繋がったのでは、と勝手に推測してます。 それにしても、ゾンビに噛まれる直接描写が一切ないというのはゾンビものとしては新鮮。まぁ噛まれるシーンはありますが、その部分を直接映さないという感じです。 ゾンビ好きの私でもそこそこの年齢になった今、グロ系がしんどくなってきたので、こういう形でゾンビ映画が楽しめるって結構うれしかったりします。 とは言え、そこはハリウッド大作。始終ハラハラさせられますし、映像も迫力あってかなり楽しめます。大量のゾンビが城壁のような巨大な壁をよじ登るシーンがあるのですが、この映像はもやは圧巻ですね。 ワクチン開発の補佐役として任命された主人公(ブラッド・ピット)が最終的にある1つの対処法に行き着くわけですが、このアイデアが予想外でなかなか面白いんです、あることを逆手に取るという方法で、科学的に充分あり得そうなところが妙に説得力があるというか。 あと、無駄に人が死にすぎないところも本作の魅力のひとつかな。
さんかく窓の外側は夜
T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
彼女たちに会いたくなり、何度レンタルしたことか。 (ディスクを購入しました) クサクサしている世の中だからこそ観て欲しいです。 ミシシッピ州と聞くと、むごい差別を思い出す。全て、映画から知った情報。 この映画は、笑いに満ちている半面、”ヘルプ”と呼ばれるお手伝いさん達の生活のすぐそばには「死」がある、今も続く差別が描かれています。 この映画で、エマ・ストーンを初めて観たので、パーマじゃないのを知って、驚きました。 オクタヴィア・スペンサー、ヴィオラ・デイヴィス、ジェシカ・チャステイン、皆、初めてこの映画で知った女優さんです。 とても魅力的でチャーミングなキャラクターです。 スキーターは、”ヘルプ”の皆から、自分たちの体験談を聞き出し本にすることを思いつきます。始めは、自分が望むライターの夢の為。命を投げ売って参加するエイビリーンの意志を聞き、彼女たちの声を世に出さなければ、という使命感に駆られます。 差別している人たちは、余りに日常的なことなので、差別しているとは思っていません。凄い思考に驚きます。 出演している女性たちが愛おしい。 何度観ても色あせないこの映画も又、愛おしいです。
アメリカン・ハニー
アイ,ロボット
ウィル・スミス主演のSFアクション映画です。 2035年の設定で人間とロボットが共存する世界になっています。 ウィル・スミス演じる役はそんなロボットを毛嫌いしている刑事だが、人間を襲わないように設定されていたロボットが人を殺してしまった事件を追究していくも、大きな陰謀に巻き込まれていくストーリーです。 設定はありきたりな感じですが、面白かったと思います。 2035年は、今の2021年から考えると近い未来に感じますが当時の公開年を考えるとやや大袈裟ではありますが、映画のようなSF世界になっているのかなと想像して作られた作品に感じました。 内容自体はそこまで濃く設定されてないのですが、出てくる近未来設備、車、そしてアイロボットなど未来への期待感が高まる映画だったと思います。 そして、ロボットに頼りきりになってしまった人間に対してロボット嫌いの刑事を通して、警告を促している映画でもあったと思います。便利な世の中にあぐらをかかず、人間も思考を止めるなという感じでしたね。 あとは、アイロボットの描写が半分人間のようなフォルム表情なので何か気持ち悪さが出ていてよかったですね。動きなんかもそうでしたが。 余談ですが、この映画でウィル・スミスがコンバースのハイカットシューズを紹介するシーンがありますが、あれは個人的に印象的でカッコよかったので当時学生だった私は、コンバースに憧れましたね。笑
日本で一番悪い奴ら
何者
同名の朝井リョウさんの小説の映画化です。今や主役級の実力派の俳優さんが揃っており見ごたえがあります。佐藤健演じる二宮拓人は就活の時期を迎え、友人の光太郎、拓人が想いを寄せる瑞月、その友人の理香、そしてその彼氏の隆良を就活仲間として情報交換しながら内定をめざします。爽やかな設定とは裏腹に現実と理想のギャップや、マウンティング、各々の自意識が交錯し徐々に不穏な空気感が漂います。 SNSが全盛期かつ氷河期の時期の就活を経験しているので、登場している学生たちのやり取りにはヒリヒリしました。自分の経験とも重なる部分もあり、傷口をえぐられるような気持ちで見ていました。ただ、振る舞いは様々ですが皆必死で憎めません。大学時代で自意識が膨れ上がっている中で、突然就活という型に押し込められ、社会に評価される側に回ります。何が評価されているのか分からず“何者”かになろうとしますが、何者にもなれず上手くいきません。自分とは何なのかを内省的に見直し、丸裸にされるような気持ちになりました。
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。