イエスタデイ
ビートルズが存在しなくなった世界で、ビートルズの曲を自作だと偽り大スターになっていく、売れないシンガー、ジャックが主人公のお話です。 シアターでこの作品のCMを見たときから、すごく気になっていました。 ビートルズをまったく知らない、なんていう人は少ないでしょうけど、私はそんなに詳しくなくて、曲もたくさん知っているとは言えないまま見に行きました。 終わってからは、作中で流れていた曲を繰り返し聞くようになりました。 特に「HELP!」は、劇中で主人公が歌うジャック版もすごく素敵でした。 ヒロイン、エリーを演じるのは、ベイビードライバーのリリー・ジェームズ。 彼女がまたすごく魅力的で、作品を一段と素敵に彩ってくれています。 ビートルズ、あんまり知らない。興味ない。という人でも、見ればジャックがスターへと駆け上がっていく過程に間違いなく引き込まれていくと思います。 超名曲の「ヘイ・ジュード」に対し、本人役で出ているエド・シーランがとんでもない提案をしてくるところはかなり笑えます。
僕のミッシー
僕のミッシーは、本国のタイトルでは「The Wrong Missy 」 間違った方のミッシーに連絡をとってしまうというのが物語の始まりです。 ミスコンに出るような美女とちょっとしたことでお知り合いになれた主人公のティムは、社員旅行でいく南の島のお相手として、同行してもらいたいと、彼女にお誘いのメールを送りますが、奇人変人のミッシーにメールを送り間違えてしまい、飛行機の隣の座席に乗り込んできたのは、変人ミッシーだったのです。 案の定、破天荒すぎる彼女は、しょっぱなから常識をぶっとばすようなありえない行動の連続なのですが、だんだんとみているうちに、彼女の魅力にとりつかれていくのは主人公だけではないと思います。 笑いの描写などがかなり過激なので、ご家族揃って見るのはおすすめしません。 素直でまっすぐで、飾らないミッシーは、周囲のことをなにも考えていないようように見せて、実はがんばり屋なところがあるようです。 あまりに手におえないミッシーがだんだんとくせになる一作です。 風変わりなラブストーリーですので、いろいろな王道作品を見尽くした方に、ちょっと異色な、という意味でおすすめの一作です。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ガンダムを知らない人でもアムロとシャアの名前は聞いたことがあると思います。 機械いじりが趣味の内気な少年だったアムロ・レイ。 軍のエースパイロット、シャア・アズナブル。 ひょんなことから二人は戦うことになりライバル関係になります。 その二人が時を経て再び戦場で対峙する。 ガンダムファンにはたまらない展開の作品です。 この作品の魅力は見ている人を置き去りにしかねないスピード感にあると思います。 難解な用語が飛び交う洗練された登場人物達のセリフ。 目まぐるしい速度で展開するストーリー。 正直一回見ただけだと、物語の全てを理解するのが難しいでしょう。 しかしこのスピード感が「プロの兵士たちが戦争をしている」という臨場感を生むのです。 一瞬でも気を抜いたり、判断を誤れば相手に呑まれてしまう戦場という特殊な環境。 だからこそ登場人物達は素早く判断し、言葉少なに行動するのです。 架空の兵器、架空の技術にも関わらず、リアルな戦闘が展開される場面は圧巻で、息する暇もありません。 おぉ!新しいガンダムかっこいいじゃん! では終わらない熟成された大人のガンダム作品なのです。 私はこの作品を何回も見ていますが、見るたびに新しい発見があります。 噛めば噛むほど味が出る、スルメのような作品です。 また劇中曲も素晴らしいです。 サントラが欲しくなってしまいます。
CUBE
このレビューにはネタバレが含まれています
テッド 2
凶悪
あと1センチの恋
赤い闇 スターリンの冷たい大地で
わたしは、ダニエル・ブレイク
アダムス・ファミリー
あのアダムスファミリーがフルCGで帰ってくるとか、マジ神様感謝なんですけど、本国の吹替もヤバくて、これ字幕版必聴だと思う。だって、モーティシア・アダムスが私の敬愛するシャーリーズ姉さんだよ。姉さんを越える人いないよマジで、日本吹替陣どーするよ?と思ったら俳優充ててきた。いや、別にいんだけど、YouTubeのプレビュー見ながら勝手に頭の中で配役決めてたから中々ショックでね。いや、私が悪いんだけど。アダムスファミリーは実写で92年と93年に作成された奴があって、これも超ブラックユーモアと家族愛に満ちてるから、マジオススメです。本作のウェンズデーの髪のオサゲがハングズマンノットになっててスッゴいツボでマジ可愛いです。蛙を蘇生させるとこって勝手にETのオマージュかな?とか思ったんだけど、どうなんだろ?唯一、ゴメズ父ちゃんの吹替は違和感なかった。流石、生瀬さんです。映画館で子供達と是非見て欲しいです。
マスク
海獣の子供
正直私には合わない作品でした。 ジュゴンに育てられたというふたりの少年と、ひとりの少女のひと夏の物語なのですが、海洋生物も少年少女の作品も夏の物語も好きなのに、この映画は合わず。 なんだか登場人物たちがずーっと思わせぶりなことばかり言っている気がして、「はよ本質に迫らんかい」と思いつつ観てしまいました。 ただ、主人公の声を担当しているのが芦田愛菜だということに驚きました。声優も本当に上手です。器用で素敵な女優さんになったものですね……。 あとは、やはり映像美は圧巻の一言。 街並み、海、空、人物、建造物、あらゆるものが細かく、美しい色彩で描かれています。 この絵を観るだけでもこの作品を観る価値はあるかもしれません。 映画館で観れたらすごいだろうなぁ(レンタルDVDで観ました)。 しかし全体的にやはり謎が多すぎて、テンポが良いのか悪いのか、とにもかくにもついていけない印象を受けました。 勝手な話ですが、期待していただけに……。
グリーンブック
「今日は新作、準新作も100円でレンタルできるだって!? 行くしかない!」 と、私は先日レンタルDVD屋へ向かいました。 そうしてなにがしか、自分の嗜好、映画を観るモチベーションに合わせて選定。 その数本の映画の中にこの『グリーンブック』はありました。 この映画、実に様々な要素がこれでもかと盛り込まれています。 舞台は1960年代アメリカ。 荒くれものと冷静沈着なふたりの人物が主人公という①「バディもの」であり、しかもそれは白人と黒人です。 となればストーリーは②「肌の色による差別」に絡むものになります。 冷静沈着な黒人であるドクター・シャーリーは有名なピアニスト。 荒くれものの白人トニーは、失業中にドクター・シャーリーの南部への数か月間のツアーの運転手として彼に雇われます。 つまりこれは③「ロードムービー」としての側面もあるのです。 道中は同行するバンドメンバーはいるのですが、ちがう車での移動。ですので車内は常にふたり。否が応でも絆は深まり、その互いを認め合う様子が実にあたたかな気持ちにさせてくれます(ドクター・シャーリーが、トニーの奥さんへ書く手紙の内容を考えてあげたり、いっしょに本場のケンタッキーを食べたり)。 そうして物語の中には④「同性愛」に関わってくる箇所もあり、私は「おいおい、昨今のアメリカの問題になっているところ、つまりはアメリカ映画の流行りのフルコースやないかい」と思いましたが、しかし鑑賞後、私は「この映画はそのジャンルの集大成だ」とすら思えました。 まぁ、それは置いといて。 そして旅の終わり、ツアー最終日はなんと⑤「クリスマス」なのです。 クリスマス要素までぶちこんできます! だれもがハッピーになれる日、クリスマス。 それが旅のフィナーレということは……? これ以上は言うまい! そうしてこの映画、なんと、なんとです。 ⑥「事実を基にしたフィクション」なのです! まさに流行りのジャンルのフルコース! しかし安心していただきたいのは、先ほども述べたように、その集大成とも思えるほどの感動をくれる映画になっています。 ほんとうに実に上手に料理されているのです。 この6つの要素だけ見ると、少し重い映画なのかな……? と構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。 主人公、荒くれもののトニーは、冷静沈着で感情を表に出すのが苦手なドクター・シャーリーに、難しく生き過ぎないこと、また彼自身のすばらしさを教えていきます(知らず知らずの時も、あえて伝えるときも)。 その姿が、この映画に希望を与えてくれるのです。 トニー自身も最初は黒人差別者で、奥さんからたしなめられていたくらいだというのに。 そう、この映画は⑦「多様性を認め合う映画」でもあるのです。 いつしか主人公ふたりは本当の友人となっていました。 私はこの映画で特に好きなセリフがあります。 トニーが、ドクター・シャーリーに、お互いに音信不通になっているという兄がいるという話を聞き、その後、連絡を取ってみたらどうか? と問いかけます。 しかし、ドクター・シャーリーは「向こうも私の連絡先は知っている」と相変わらずのつれない素振りです。 そんなドクター・シャーリーに、トニーはこう言います。 「寂しいときは自分から手を出さなきゃ」 感情表現の苦手で孤独なドクター・シャーリーに、その言葉はどう届いたのか。 是非映画を観て、その結果を確認してみてください。 そばにいる人を大切にしたくなる、そんな素晴らしい映画になっています。 (個人的にはドクター・シャーリーのように、感情を表に出すのが苦手な方にもぜひ観ていただきたいです) おすすめです!
パプリカ
プロディッジー
T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版
ロシアの映画で一番おすすめの作品はなんですか?そう聞かれたら、間違いなくこのT-34をの名前をあげます。 本国でも驚異的なヒットを見せた本作は、見て絶対に損はない作品の一つです。 第二次大戦中の東部戦線、いわゆる独ソ戦の戦車による戦闘を描いた本作ですが、戦争作品といえばイメージしやすい、絶望、悲壮感、そういったものが、仮に描写野中に含まれていたとしてもそれが主体になっておらず、鑑賞後に独特な爽快感を覚える作品です。 戦うことの意味や、戦争とはなんぞや、ということをさておいて、ロシアが誇るT-34のかっこよさと、戦車戦の迫力と、シドロフ監督の、今どき(?)の手法による着弾シーンなど、映像的なおもしろさも満載です。 こういう映画では、敵国の描写が雑だったりするのですが、T-34ではヒトラーの支配下にあった、ナチスドイツの将校たちの描写もきっちりされており、というか全編においてドイツでのシーンが非常に多く、当時を知っているわけじゃないですが綿密に描かれているように感じました。 敵国の人間として出会う主人公イヴシュキンと、ドイツ将校イェーガーですが、国のために死闘を尽くすということにおいては、互いが究極の理解者であり、途中からは決闘の様相さえ見せる二人の戦いには目が離せません。
6アンダーグラウンド
マイケル・ベイ監督の映画が好きであれば、ぜひ履修しておいて欲しい作品の一つになります。冒頭から緑?というか黄緑色のアルファロメオが爆走するシーンは見どころの一つで、もしもご家庭にプロジェクターなどがあるなら、より大きな画面で見てもらうことをおすすめします。 中盤からラストにかけての、ビルでのアクションシーンは、ベイ監督映画ファンの好みをつくような映像美も感じます。1~7まで(6アンダーグラウンドですが、わけあって7までいます)の番号で呼ばれる任務に従事するチームのメンバーのうち、4番目の通称「フォー」 を演じるのはボヘミアンラプソディで人気者になったベン・ハーディ で、ストーリー中、見ている人をはらはらさせるようなアクションをみせ、どこか守ってあげたいような可愛さもありながら話は展開していきます。 「スリー」 を演じる、マヌエル・ガルシア・ルルフォは、マグニフィセントセブンでバスケスを演じたメキシコ出身の俳優で、無謀さと少し戦略的には足りないといった雰囲気がかなりのはまり役です。 なにより主人公「ワン」を演じるライアン・レイノルズは、俳優歴は長いものの、ここ最近にデットプールなどで人気を博しており、人物的にもユーモアにあふれる雰囲気がしますが、この個性豊かなチームをまとめあげるリーダー役を好演していますので、最近、ライアンが気になっているという方には、グリーンランタンを見るより先にこちらをおすすめします。
来る
呪怨
「リング」と並ぶJホラーの代表作です。 ある家にまつわる「呪い」を様々な人物を通して描いたオムニバス形式の作品。 「リング」ではビデオを観たらアウトでしたが、こちらは家に入ったらアウト。 不条理極まりない……。 呪いの正体は伽椰子。どこか偏執的で作中の人物曰く「気味が悪い」女性です。 伽椰子は学生時代、小林という青年に憧れていました。 小林を演じるのは柳ユーレイさん。ホラーと言えば柳さんですね。 不思議な運命の巡りあわせで、結婚した伽椰子の息子、俊雄の担任教師になります。 柳さんの飄々とした雰囲気がいい感じです。 すぐ殺されちゃうんですけどね……。 物語は「呪いの家」を通して呪いを紡ぎだしていきます。 公開からかなり経っていますが、定期的に観たくなる作品です。 この作品にみられる不条理さや、じわっとくる恐怖感はやはり日本のホラーならではのものですね。 「リング」もそうですが、ホラーに関しては日本が優れていると個人的には思います。 音で怖がらせるだけじゃないのがいいんですよねー。 たぶんこれからも何度も観るんだろうなぁ。
ユリゴコロ
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