ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
このレビューにはネタバレが含まれています
海街diary
最初にまず、四人姉妹の末っ子の「すず」役が広瀬すずちゃんと言う名前の巡り合わせが奇跡です! 勿論、原作漫画が既にあるので、彼女に合わせて役名をつけられた訳でも、映画に合わせて芸名をつけられた訳でもありません。 それなのに、このハマりようは、すごいです。 鎌倉で暮らす、ちょっと訳有りの四人姉妹の日常が、美しい日本の四季の自然と、美味しそうな手料理と共に、何が起こるって訳ではないのですが、繊細かつ淡々と描かれていきます。 四人姉妹はそれぞれ性格が違い、喧嘩したり仲良くしたり甘えたりと、極々普通の姉妹と言った感じです。 ただ、これは映画なので、当然、女優さんが演じています。 その四人の女優が、皆さんとてつもなく美しく素敵なんです。 綾瀬はるかさんはしっかり者の長女、長澤まさみさんはイマドキの次女、夏帆さんは不思議なイメージの三女、そして、少し影のある四女を広瀬すずちゃんに割り当てられています。 私はテレビのバラエティー番組などでは、天然でとぼけてる綾瀬さんが、ちょっときつめで厳しくて、でも、無理してるんじゃないかな?と思わせて共感させる細かい演技にさすが女優さんだなぁ、と目を見張るモノを感じました。 勿論、長澤さん、夏帆さんの存在感も際立つモノを感じました。 日本映画の良さ、日本人の良さが、これでもか!と詰まった名作です。
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
響 -HIBIKI-
元欅坂46の平手友梨奈ちゃんが映画初出演、初主演と言う事で観ました。 彼女については特別ファンと言う訳ではありませんが、歌番組や雑誌の表紙などで見かける少女は、笑ってると本当に普通のどこにでもいる女の子っ言う感じなのに、そのパフォーマンスや着飾った姿は一瞬で目を奪われるほどのオーラがあり、でも、どことなく不安定なイメージもあり、不思議なアイドルだなぁと気になっていたんですよね。 観てみるとビックリ! 破天荒な天才少女が、まるで そのまま平手友梨奈、なのではないかと思わせるぐらい、役にハマっていたんです。 私には主人公の少女「鮎喰響」は完全に「平手友梨奈」に見えてしまいました。 多分、漫画原作だから、もっと長い話で映画として短くまとめていると思うんですよ。 でも、そんな事は全然感じさせず、一つの作品として、とてもテンポ良く引き込まれて観る事が出来ました。 脇を固める役者たちも芸達者ばかりで、アイドル主演と言っても、所謂ファン向けの映画ではありません。 現実にこんな女の子がいたら…、いや、もういる! 平手友梨奈ちゃんです。 彼女の姿に響が重なります。 ファンの人たちが、どんな気持ちで応援しているのかが、少しだけわかった気がしました。 グループ卒業後、きっと女優として、素晴らしい活躍をしてくれると信じています。 そして、この映画の続編が作られるなら、必ず観たいです。
アキラ AKIRA
制作されたのは30年くらい前なのですが、今みても全く遜色のない優れた作品です。 私は高校の文化祭でこの作品をみて、その世界観に魅了されました。 まだCGを多く使う時代でないのにも関わらず、とにかく絵がぬるぬる動きます。もう、その時点ですごい。 当時は「未来」として描かれていますが、実はこの映画の時代は「現在」。2019年が舞台なのです。 東京オリンピックが予言されていた、ということでも話題になっていましたね。 絵柄も非常にていねいですし、キャラクターもそれぞれ個性的でいいです。 作中に出てくる「さんをつけろよ、デコすけ野郎」は今でもインターネットスラングとして使われているほどですから、この作品がいかにのちの時代に影響を残したかがうかがえるかと思います。 ストーリーは原作とは少し違っていて、原作から入ると少し違和感があるかもしれません。 また、少し哲学的なテーマですので、分かりにくい面もあるかもしれません。 よく分からなかったという方は作中のケイと金田の会話を思い出すと少し飲み込めるかと思います。
ロード・オブ・ザ・リング
この作品は原作未読・既読者にかかわらず、老若男女全ての世代の人にすすめたい。あの指輪物語をよくぞここまで見事に映像化できたものだ。監督に賛辞を贈りたい。 ちなみにこの作品は3部作の為、すべてご覧になることをおすすめする。ただし全て観ると合計9時間超になるので、一晩で見終えようなどと思わないことだ。 3部作の中でも、この第1作目は特に素晴らしい。シナリオやキャラクターは時間の都合上、カットされていたり改変された部分もあるが、その分観客が大筋のストーリーに集中しやすくなっている。重要キャラクターたちも性格や行動が多少原作と異なる部分はあるが、これはむしろ原作未読者にとってそれぞれの区別がしやすく、また感情移入しやすくなっており、良改変と言えるだろう。 また、演出・美術・衣装・音楽など、どれもが素晴らしいの一言に尽きる。映像や美術関係の仕事に携わる人は、一見の価値ありだ。 ただ一点残念なのが、CGが不自然なところがいくつか見受けられるところだ。もっともこれは何度も繰り返し見てやっと気付く程度だし、当時の技術の限界だったと思うので仕方がない。それ以外は全く持って最の高な映画だ。
ジュマンジ
この世界の片隅に
大変話題になった名作です。 私は元々原作者のこうの史代さんが好きで、この作品も原作を先に読みました。 こうのさんらしい優しい雰囲気の漂う作品で、映画にもそれが活かされています。 戦時下という素材を扱った映画は、大抵の場合苦悩や悲しみを全面に押し出すことが多いです。 しかし、この作品はそうでないだけに逆に「戦争」というものについて深く考えさせられます。 戦時下において「普通」に生きた「普通」の女性、すずさんの物語です。 普通というよりは少しおとぼけさんで可愛らしいです。 戦争から遠く時代を経た現在、あの時代は「辛く厳しい時代」という認識があることかと思いますが、みんな普通に生きて普通に生活していたんですよね。 その日常の中に、空襲などの恐ろしいことがあったのです。 全体的に穏やかな雰囲気が漂う作品ですが、それだけではなく、やはり戦争の厳しさも描かれています。 今現在、日本以外の国の「片隅」で苦しんでいる人もいます。 そういった意味でも過去の「片隅」で生きた人々の物語をみることはとても有意義なことかと思います。
溺れるナイフ
キャロル
かもめ食堂
群ようこさんによる原作小説がとても良くて鑑賞しました。 映画も原作の世界観を壊さずにすごく良かったです。 本当に珍しく大満足の映画でした。 原作が良い場合、鑑賞前のハードルが上がってしまう為か、大体がっかりする事が多いのに、この作品はどちらも大好きになりました。 一方しか知らない人には、是非、両方ともチェックしてもらいたいです。 知らないと損してるレベルです。 メインの登場人物は3人の妙齢の日本人女性となります。 ひょんな事から出会った3人の物語です。 小林聡美さんの演じる女性は、普通の人なんだけど、ぶれない大人の女性で素敵ですね。 片桐はいりさんの、見た目と違う繊細な女性を好演しています。 若いフィンランド人の青年、トンミくんとのやり取りには、にやりとしてしまいます。 もたいまさこさんは不思議な独特の雰囲気を漂わせていて、北欧のファッションが良くお似合いです。 日本から遠く離れた地である北欧のフィンランドで、美味しそうな鮭のおにぎり、生姜焼き、シナモンロールが出てくる食堂が舞台となっています。 こんなお店が近所にあれば良いのになぁ、行ってみたいなぁ、と誰もが思う映画です。 コンビニのおにぎりも美味しいけど、誰かが握ってくれたおにぎり、子供の頃、母が握ってくれたおにぎりが無性に食べたくなりました。
桐島、部活やめるってよ
クワイエット・プレイス
31年目の夫婦げんか
8月の家族たち
グラディエーター
君に届け
雨に唄えば
犬鳴村
ホラー映画を評価するに当たって、一番大切なことは怖さである。 もちろんホラー映画を銘打っても、その中でも細かくジャンルがあるし、一概に怖さが必要かと言えばそうでもないが、それは映画自身の持つテーマがそれぞれ違うからで、観客を怖がらせようとしている以外の何物でもないホラー映画であれば、怖さが一番大切だと考えている。 この映画の致命的な部分は、怖くない、そこに尽きるのである。 元々、私が犬鳴村という実在している怪談であれば怖いだろうと簡単に解釈をして見てしまったのが間違いだった。 怖がらせようという気概と実際に演出はあるのだが、そもそものストーリーが中々理解できずに進んでいくので、どういう話なのか頭の中で考えこんでいく内に物語が終わってしまう。 恐怖という感情は不確実性から生まれると言うが、それは恐怖の根源に対する解釈であって、ストーリーや登場人物たちといった前提部分を理解しなければ、恐怖するまでに辿りつかないのだということが今回の映画でわかった。 おそらくストーリーが分かり辛かったのは、脈略がないまま次々に場面転換をするためだと思われる。 更に、登場人物たちの立ち位置が分かり辛く、家族なのか兄なのか弟なのか親子なのか恋人なのかがわからず混乱した。 中盤からの展開も理解し辛く、血族から脈々と繋がれている呪いがあることはわかったのだが、そこからタイムスリップしたり、死ぬんだろうなと思った人間がしぶとく生き残ったのにやっぱり死んだり、終盤にお決まりの後味の悪いオチが想像していた通りだったので、ホラー好きほど見辛い映画になっている。 もともと、清水監督との相性が「呪怨」から良くなかったので、自身との相性の悪さを思い知らされた作品であった。
学校の怪談2
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