ファーザー
アカデミー賞主演男優賞にノミネートした 「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」のリズ・アーメッド、 「マ・レイニーのブラックボトム」のチャドウィック・ボーズマン。 個人的にはリズ・アーメッドに取ってほしいと思いつつ、2020年に亡くなってしまったチャドウィック・ボーズマンで決まりだろうと思っていましたし、前評判もそのような感じでした。 しかし!アカデミー賞受賞の会場にもいなかった「ファーザー」のアンソニー・ホプキンスが受賞。 えええ!と驚いた記憶があります。 認知症を、周りの環境からではなく、老人本人の目線で描いたというこの作品は、アカデミー賞受賞うんぬんに関係なく見たかった映画だったので、緊急事態宣言中でも映画館が再開したので映画館で鑑賞。 本っ当に見てよかった。アンソニー・ホプキンスの演技、すごい。。これは、主演男優賞だわ。。と思いました。ちょっと舐めてた、彼の演技力を。 認知症の老人役の勝手なイメージで、ブツブツつぶやいていたり、よくわからない事を言っていたり。。という、難しくない役のイメージが勝手にありました。 ですが、このファーザーの認知症の老人役は、よく喋るし、一見ボケているように見えないシーンがあったり、とにかく難しい役どころだと思いましたが、見事に演じきっていました。 アンソニー・ホプキンスでないと演じられない、彼以外にいないと思いました。 ストーリーは前評判通り、老人目線で物語が進むので、アレ?どういう事?と情報がゴッチャゴッチャ。時系列もよくわからない。そんな感じで進んでいき、サスペンスではないので、結局正しい物語や時系列が映画の中ではわからないままで、ある意味スッキリしない。 そして、認知症の老人の話なので、ハッピーエンドも考えづらく、ある意味救いのないストーリーとも言える。それでも、見て本当に良かったと思える不思議な余韻の残る映画でした。
SNS-少女たちの10日間-
このレビューにはネタバレが含まれています
ブラック アンド ブルー
2019年の「侵入する男」のデオン・テイラー監督のポリスアクション大作で、主人公の黒人女性警官が、隠れて同僚が犯罪を犯しているのを目撃したために、犯罪組織と本来自分側である警察からも追われる身になってしまうストーリーです。 ストーリー自体は、わりとよくある感じなのですが、脚本が2006年の「フライトプラン」のピーター・A・ダウリングなので、しっかりとした脚本が書かれていて、見ていてつっこみどころもほとんどなく、すんなり主人公の女性に感情移入ができて最後まで楽しめました。主役の黒人警官を演じたのは、ナオミ・ハリスで、彼女は「ニンジャ・アサシン」や「素晴らしきかな、人生」などにも出演している演技派の女優です。彼女の繊細でありながらダイナミックな演技と迫力のアクションシーンもよかったです。本作は、胸のカメラによるカメラワークなども凝った演出をしていて、見ていてかなりハラハラしました。なんとなく展開が予想できる感じですが、作品自体の出来がとてもよく、2時間弱のけっこう長い映画でも、展開のテンポがよいので、途中で飽きることなく一気に見ることができました。
女神の見えざる手
ロビー活動、ロビイストという言葉は聞き慣れない言葉だったのですが、 ”特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動”がロビー活動で、コレを行う人である主人公エリザベス・スローンはロビイストという事です。 政治関連の議員を口説いていく話なので若干自分には難しかったのですがテンポよく話が展開して、スカッとするシーンもあり、楽しめました。見てよかったです。 ■残念だった点 セリフが多い!そして、政治関連のワードが飛び交い、スッと理解できる内容ではないので、ひたすら字幕を追う、追う、追う・・・背景と字幕を一緒に見る事が難しいくらいのテンポで字幕が流れていきます。 ゆっくり、リラックスして映画を見たい時は向かない映画かなと。 ■最大のどんでん返しが読めてしまった みなさん高評価だったので、自分がひねくれた気持ちで映画を鑑賞してしまったせいでオチが見え見えだったのかも。 そうだよね、脚本面白くするならこうするよね、という予想がそのまんま当たってしまったので、ちょっと冷めてしまった。。最近映画をたくさん見ているので、変なアンテナが働いてしまったのかもしれない。
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
本作は、単体での「スパイダーマン」作品ではなくて、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のラストに直結しているストーリーになっています。アベンジャーシリーズとの関係があるので、トニー・スターク追悼の壁画や献花などがでてきます。基本的な内容は、トニーからの意思を受け継ぎ、アイアンマンの後継者として少しづつ成長していくという流れです。 今作の見どころ一つでもある、新スーツのステルススーツとアップグレードスーツですが、デザインがとてもカッコよく、両スーツでのバトルシーンもしっかりあるので見応えがありました。あと最初の場面で、アイアンスパイダースーツも見れるのも良かったです。個人的に好きなシーンなのですが、サノスの合図で消えた学生たちが、5年後の世界に戻ってくシーンが観れたのが良かったです。ひとつ気になるのが、アベンジャーシリーズとの関連があるせいか、ストーリー展開で若干強引さを感じたことです。 でも、後半からの目が覚めるような映像の連続が、まさにノンストップジェットコースターと言えるようなシーンで凄まじかったです。アベンジャーシリーズの繋がりがよく分からなくても、この映像体験をするだけでも、十分に楽しめて観る価値があると思います。
この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説
TVアニメ「この素晴らしい世界に祝福を」の劇場版で監督は金崎貴臣です。私は原作からのファンなので、同作の劇場版は、待ちに待ったという感じで観るのを楽しみにしていました。 実際に観てみると、正直評価が分かれるかなというのが率直な感想です。理由としては、原作に比べて、大きく変えられている部分がけっこうあるというのがあります。 例えば、安楽少女の場面や、紅魔族にシルヴィアがテレポートでからかわれる場面がカットされていたりと、原作ファンの方にはちょっと不満を感じるかもしれません。 しかしその代わりにといった感じで、ちょこちょことオリジナルのカットが入っていて、原作では出てこない映画版のオリジナルキャラが出てきます。もちろん、映画版のオリジナルキャラも魅力的なキャラクターですが、原作を変えているところが、好き嫌いが分かれるかもと正直感じました。 全体的には、どちらかというとダイジェスト的な印象で、原作ははもとより、TVアニメ版を知らない方が観ると中々ついていけない部分があるかもしれません。 原作の部分的なカットは意見が分かれるかもしれませんが、個人的にはゆんゆんめぐみんのオリジナルバトルがとても迫力があってとても良かったです。原作の内容にあまりこだわなければ、より楽しめるかなと思いました。
ミッドサマー
ホラーというジャンルではココ数年でも最大級の話題作だけど、147分という異様な長尺が気になってスルーしてましたが、ようやく観ました。 その結果。ナ、ナンジャコラ……。 ハッキリ言って、初体験の衝撃作でした。 よく『新感覚』って言葉を使う作品に限って大したことなかったりするものなんだけど、本作は違った。この映画こそ『新感覚』のホラーと言って間違いありません。 そもそも従来のホラー映画の常識を覆す作品なので、ホラーと呼んで良いのかすら分かっていないのですけどね。 まあ、怖かったのでホラーなのでしょう。 ボク個人としては、本作の正しいジャンルは『儀式』だと思う。 ストーリーなんてほぼナイし、ずっと北欧のカルトな集落の儀式をプログラムに添って映しているだけ。ダンスとかもガッツリあるから、147分も納得です。そら時間掛かるわ。 でも全然退屈はしなかった。 不思議なんですけどね。 ショッキングなシーンは前半以外は特にないし、テイストは牧歌的と言ってもいいくらい。それでもじわりと怖くなる。 明るいのに、闇が深い。 グロテスクなのに、雄大で美しい。 何なんだこの映画。 新感覚過ぎて、感想がイマイチまとまりません!
クルエラ
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
アカデミー賞にブルース・ダーンがノミネートされた時に、ザックリと内容を知り、 タランティーノ作品に出るようになって、ローラ・ダーンのお父さんだし、観ると落ち込むかも?という思いより、罵倒するおじいちゃんが、どんな演技をしているのか気になった人は必見。 百聞は一見に如かず、とはまさにこの映画。 ブルース・ダーン…大人しいおじいちゃんだった。 ママの方がタランティーノ的だったと感じるのが、また面白い。 病気を持っている父ウディを持つ子、デヴィット(中年)の目線が何とも言えない。 仕事中でも電話が鳴り、母親からの押し付けがましい内容。 子が「またか…」と思う反面で、父と寄り添うことで考え方が変わり、一緒に行動する決意は、 彼自身の人間的成長もさせていく。 堅苦しい言葉になったけど、クスクス笑ってしまうシーンが、写真にしたいアートな感じもあり、盛り沢山。 ママ、ケイトが子どもに掛ける圧が凄い。 アンタ達に幾ら掛けて育てたと思ってるの?的な言葉や、ぶっ飛んでる叔父さん夫婦と子ども(従兄弟)の中で、放つ言葉たちは、母ちゃん止めて…と思う。 従兄弟は、かなりイライラさせられるキャラだけど、小うるさいママ始め、出てくる登場人物たちが、憎めない。 デヴィットが、寄り添いながら成長していく、というのもあるけど、彼らに成長させられてる部分も大きい。 親の病気という、世界でも社会的な問題を、中年になった子どもを成長させていく映画。 現実は、こうはいかない、と日々お疲れの方々に観て欲しい。 「そんな余裕ない!」という人向きではないです。
超高速!参勤交代 リターンズ
引っ越し大名!
一度死んでみた
アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜
どこにあるんだ、この店…と、無いのに思ってしまうイケメンズ韓国映画。 日々疲れがちで、季節の変わり目、寒暖差に体調崩してる女性の皆さん、お待たせしました、という感じです。古いですけども。 オーナーのチュ・ジフンが…あのユ・アインが…何あのロン毛の美形!サングラス?と、大騒ぎで鑑賞。 特に、チュ・ジフン。 モデル出身、大ヒットラブコメの主役、と知り、さぞや俳優道は苦労しただろう。 彼の主演した映画作品のバランスが、何でもござれ。 この映画での煙草ふかして菓子店のオーナーとか。あの地獄なノアール映画アシュラの後輩?と見間違う位だった。 原作ありきで、日本でドラマ、アニメにもなってる、たまにある韓国映画の種類。 日本とは趣が違うところや、+αのエッセンスがあって、完成度が高い。 というか、日本より面白い。 +αの部分。イメージ写真のイケメン揃いで楽しめる部分に陰を落とす所が、いい。 パラサイトやドラマ愛の不時着、梨泰院クラスなどなど、色んな所に韓国にハマる沼がバンバン出てきて、敷居は低くなったものの、色眼鏡で韓国映画を傍観している方や、ドラマは長いという方にオススメしたい。 そして、何よりNetflixオリジナルの韓国ドラマ、ハイエナ、キングダムを観て、チュ・ジフン好きになった方、改めてジフン好きを確認した方々、ユ・アインが初めて青龍賞主演男優賞獲って感激している方々、ロン毛に弱い方々、強面好きな方々、ようこそアンティークへ。
ボーダーライン
レッド・スパロー
アメリカ映画である時点で想像できるとおり、ロシアの諜報組織の冷酷さに対して批判的な内容になっています。スパローとは、スパイの意味ですが、基本的な武器はハニートラップ。そのため、全般的にセクシー度が高めです。主役のドミニカを演じるジェニファー・ローレンスは、元バレエダンサーという役の割には体格が良いですが、ほどよい肉付きのスーパーボティを惜しみなく披露してくれています。 ドミニカは、ボリショイ・バレエのプリマでしたが、再起不能の大けがを負い、生活のため、諜報組織に入ります。引き入れたのは、ドミニカの叔父であるワーニャ。ワーニャはロシア情報庁の幹部であり、美人で頭の良いドミニカに子どもの頃から目をつけ、彼女の生活苦につけこんでスパイにさせたのです。 このワーニャを演じるマティアス・スーナールツは、ベルギー出身の俳優ですが、なんと、プーチン大統領にそっくりなのです!ロシアの方が観たら怒りそうな映画です。
50回目のファーストキス
福田組のファンなら間違いなく楽しめるでしょう。山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二郎、安定の面白さです。 新しい発見は、これが噂の大賀くんかあというところ。かなりの個性なのに、佐藤二郎と山田孝之ともバッチリハマっていました。この後、「今日から俺は!!」を観てさらに好きになりましたね。良い役者さんです。 海外版のドリュー・バリモアももちろんめちゃくちゃかわいいけど、長澤まさみも負けじとかわいかった。毎日が新しい彼女が、毎日選ぶ洋服は違うんですよね。そこが、記憶がなくても感情や精神的なところではハッピーだったり悲しかったりと、感情は同じでないという演出なのかな。ハワイの景色に映える色んなお洋服を着ている長澤まさみがまたかわいかった。 ストーリーは海外版と同じで、改めて最後のシーンを観て、こうやって一緒に生きていく方法があるのかあと感心。もちろん相当な深い愛情が必要ですが、希望がもてます。ハッピーエンドは良いですね。
コンフィデンスマンJP ロマンス編
Official髭男dismの「Pretender」はダー子の歌だったのね。確かに高嶺の花で誰のものにもならない不思議な魅力的な女性です。女版ルパンみたいな感じ?でも、もっと3枚目かもしれない。長澤まさみがここまでくずせるって、ほんとすごい女優さんです。 期待していたスカッと感は期待どおりでした!ドラマでハマってしまい、映画はスケールアップしてまた面白かった!!何も考えずに観てしまうので、いつもまんまと騙される。お決まりの最後の伏線回収で、おお~!となる。今回もまったく気づきませんでした。 そして、勇者ヨシヒコもそうだけど、豪華俳優陣がちょい役で出るのは、みんな作品のファンで出たいんだろうなと。ドラマで出てきていたキャラ濃い登場人物がさらっと色んなところに出てきます。ほんと、主役の3人を筆頭に、一人一人が愛すべきキャラクター。 定期的にドラマ化されてくれれば嬉しいなあ。これからも続編は観続けます。
悪のクロニクル
冒頭からバンバン伏線、フラグが立ち、後半での見事な伏線回収。 韓国のスリラーやサスペンス映画に期待する、「そういう事か!」をしっかり感じる事ができ面白かった。 ムキムキだけど、今と比べて少し細いマ・ドンソクや、髪型がなぜかいつもオカッパで違和感を感じるけど爆イケメンのパク・ソジュンが登場する点も見応えがあってよかったです。 ただ、ちょっと複雑にし過ぎじゃない?というか、詰め込みすぎじゃない?というか・・意外な展開にする為にこじつけ感も少し感じてしまったのが残念でした。 パラサイトやタクシー運転手を知ってしまった今、自分が鑑賞した中で「悪のクロニクル」はそこまで上位の作品ではないけど、見てよかった、面白かった作品です。
世界一キライなあなたに
レッド プラネット
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