ナミヤ雑貨店の奇蹟
このレビューにはネタバレが含まれています
STAND BY ME ドラえもん2
岬の兄妹
足が不自由な男が、仕事を解雇させられ、生活に困った末、 自閉症の妹に売春をさせて生計をたてていく、という話なのですが、 これだけで、この映画、ちょっとヤバイんじゃないの、 という感じになってしまいます。 この筋立てをみたらその先には絶望しか考えられず、 そもそもこんな物語を映画にしていいのだろうか、という気にさえなってしまいます。 また、インディーズ感の強い作品となると、手持ちカメラで臨場感を出す、 そんな作風も想像できてしまいます。 ところがいざフタを開けてみて、とてもしっかりとした作りに驚かされました。 冒頭妹がいなくなり、男が動かない足を引きずって海まで探しにいくシーンでは テトラポットの間に浮遊している靴を妹のものだと思い、友人である警官に 拾い上げてもらう、というくだりまでを、省略的な手法で一気につないでいきます。 タイトルバック直前の、美しい夕焼けをバックに、 途方にくれている男をとらえるショットでは、画面を横切るカモメにまで 演出をつけているのかと思えるほど、絶妙なタイミングで フレーム・イン→アウトをしていきます。 そして妹が知らない男といたことが分かり、連れて帰った後風呂に入れ、 状況を問い質すシーンで、 『お兄ちゃん怒るよ!』 というセリフが出てくるのですが、これ、自分は思わず笑ってしまいました。 決して笑う所ではないんです、ないんですが、どこかユーモラスなんですよね。 こんな題材の映画を観て笑うなんて不謹慎過ぎるんじゃないか、と 自問自答もしましたが、やはり自分自身の感情は欺けないのでした。 この映画はネタがヤバイため、作った監督は、現代日本の暗部をあぶりだす、とか、世界的に話題となっている貧困を描く、とか、一見そういう問題提起を しているように思えますが、そういう小難しい事は脇に置いておいて、 実は単純に面白い映画を作りたい、という、映画人の基本的欲求で作り上げた映画、 という気がしました。 だから、この映画を観て面白いと思ったら、不謹慎とは思わずに笑いましょう。
ハドソン川の奇跡
ニュー・シネマ・パラダイス
映画が好きで、映画館シネマパラダイスに入り浸る幼い少年トトが可愛らしく、何度叱られても「映画を観たい」「映写機に触ってみたい」という姿にきゅんとします。映写技師のアルフレードとの年齢を超えた友情が、心を打つ作品です。 この映画は昔からの映画好きの人に、たびたびおすすめされてきたのですが、公開されてから30年以上たつ今になって観た者にとっては、ある意味での「教養」がないと良さがわからない部分があると感じました。 イタリアのシチリア島の辺鄙な村、しかも第二次世界大戦の後という時代背景。貧しくて映画以外に楽しみがない、という状況。シチリア島にいても、満足な生活ができず、本土に渡らないと人生が開けてこないこと。このようなことを現代の日本で実感として理解できる人は若い人では少ないかもしれません。 上映されている古い映画が、どうやら実在の有名な映画なようで、それがどの映画のどの場面なのか理解していれば、感動が深くなったかもしれない、とも思いました。
見えない目撃者
探偵はBARにいる3
ザ・フォーリナー/復讐者
わがチーム、墜落事故からの復活
七つの会議
HACHI 約束の犬
感染列島
ラッシュアワー2
前作「ラッシュアワー」とは舞台を移して今回はジャッキーの本拠地香港。というわけで、雰囲気が異なるかと思ったのですが、ノリは全く前作と同じくスピード感とギャグが満載。 クリス・タッカー演じるカーターのマシンガントークと、それをいなしつつ仕事をこなすジャッキー演じるリーの姿に笑えます。 アメリカ領事館爆破事件の捜査で二人が踏み込んだ場所にあらわれた犯罪者として、チャン・ツィイーやジョン・ローンなど、大物の俳優が使われており、その悪役っぷりが素晴らしく、ジャッキーたちとのアクションシーンも見ごたえがあります。 特に後半のバトルシーンは、これってどうやって撮影したんだろう?と思わせるようなハラハラするアクションがみられます。 最後まで期待を裏切ることなく、ハラハラさせられる展開。そしてカーターとリーの関係の楽しさを満喫できる映画でした。ただ、ちょっと下品なところが多めで、当時はまだしも今はちょっと眉をひそめるようなシーンがあるかもしれません。
ラッシュアワー
大好きなジャッキー・チェンがアメリカに進出、ということでわくわくしながら見ました。 ジャッキーのカンフーの技自体は、この映画では少し封印されていて、アクションシーンはやや少なめ。でも、アメリカの街を舞台に縦横にかけめぐるジャッキーにときめきがとまりませんでした。誘拐された女の子を何とかして救いたいと体を張る姿に、ハラハラさせられました。 それだけでなく、今回はクリス・タッカーとの掛け合いが本当に笑えました。ドタバタなシーンが二人がそろうことで何とも言えないおかしみを醸し出しており、最後まであきさせませんでした。 また対照的な二人が、最初は反発しあいながらだんだんと仲良くなっていくところにほっこりさせられました。お互いに色々なことを教えあったり、ダメなところを歯に衣着せずぶつけあったりする場面がたくさんありました。二人とも警察官で、父親について同じような経験を持つということをきっかけに、人種を超えた友情が作り上げられていく様子に心が温かくなる思いでした。
海街diary
鎌倉の自然と落ち着いた街並みの中で展開する物語で、まずはその風景の美しさと広瀬すず・綾瀬はるか等の存在感のある女優さんの姿にうっとりします。 しかし、この映画の素晴らしさはそれだけではなく、個性豊かな4人姉妹のそれぞれの関係性がきめ細やかに描かれていることで、しみじみとした共感を呼びます。 また、4人姉妹を取り巻く親・伯母などの親戚、近所の食堂のおじさんおばさん、仕事上の仲間、恋人など様々な人々の人生が微妙に絡み合ってそれぞれに味わい深い物語を織りなしています。 少しだけ難を言うなら、もともとの原作マンガにあったエピソードが中途半端に入っているために、マンガを読んでいない人にはちょっとわかりにくいんじゃないかな、という部分もあったこと。 一方、原作ファンとしてはもっといろいろなエピソードがあったのに、という思いがなくもないのですが、映画という箱の中にこれ以上詰め込むとまとまりがなくなってしまうのかもしれません。味わいを保ちつつ原作を大切にする難しさを感じます。
男はつらいよ お帰り 寅さん
寅さんを演じた渥美清さんはもうこの世にいないのに、どうやって新作を作ったのだろうと思いながら鑑賞しましたが、うまく映像が編集されていて違和感なく物語が進行していきました。 寅さんとは音信不通という設定になっていますが、妹・さくらはいつ寅さんが帰ってきてもいいように寅さんの部屋はそのままにしています。前作から年数も経ち、出演者たちがそれぞれの人生を歩んできましたが、それぞれの心の中にはいつも寅さんがそばにいて支えてきたという事が分かりほっこりします。 オープニングの主題歌は桑田佳祐が歌うのですが、なぜか寅さんになりきって登場して熱唱したり、このシーンはどう考えてもいらないだろうという箇所が見受けられたのが残念です。また泉役の後藤久美子が棒読みでした。けれども、そのような点を差し引いても寅さんファンの心を掴むストーリーで感動しました。今まで寅さんシリーズを見たことがない人でも楽しめると思います。
ブレードランナー
レベッカ
サイコ
翔んで埼玉
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