いぬやしき
GANTZなどで有名な漫画家奥浩哉さんによる同名人気漫画の実写映画です。主人公の冴えない中年男性犬屋敷を木梨憲武さん、敵対する残酷な高校生を佐藤健さんが演じています。 会社や家族からもひどい扱いを受け、医者から余命宣告を受けた不運な初老のサラリーマン犬屋敷は、ある時謎の事故に巻き込まれ、機械の身体に生まれ変わります。同じく高校生の獅子神も事故に巻き込まれており、同様に機械の身体になります。同時に同じ力を手に入れた2人がそれぞれの思惑の中で力を発揮し、敵対するようになります。一見ヒーローは高校生、ヴィランを初老の男性がなりそうなところを、構図が逆の設定も面白いです。 邦画にしては世界観がきっちりと作り込まれており、CGで機械の身体が丁寧に描かれています。一番の見どころであるバトルシーンも激しく、スピード感があって見ごたえがあります。よくある漫画実写化によるストーリーの詰め込みがなく、一つの作品としてまとまっています。冷酷なキャラクターを演じる佐藤健さんもハマり役です。
来る
このレビューにはネタバレが含まれています
ベイマックス
マーベルコミックの「ビッグ・ヒーロー・シックス」をディズニーが映画化しました。原作を知らず前情報もなく鑑賞したので、穏やかでハートフルな感動映画かと思っていたら、予想外にもヒーローもので驚きました。主人公のヒロが通う工科大学は理想そのもの。ヒロの兄タダシの同級生の友人たちも、それぞれの個性や興味を活かした研究をしており、その延長線上でのヒーローとしての力を身につけていきます。超能力的な生まれつきの力ではなく、自分で生み出す力は知的で魅力的です。もう少し幼いころに鑑賞していたら理系の大学をめざしていたのに!と思わせるような大学のあるべき姿を反映しています。その友人たちとヒロとの距離感も素晴らしく、とある事件に巻き込まれてふさぎ込むヒロを適度な距離感でそっと見守っています。 タイトルにもなったベイマックスももちろんかわいらしく、ぎゅっと抱きしめたくなる体型です。癒されたい大人にも楽しめる作品だと思います。
サスペリア
1977年に公開された同名ホラー作品のリメイクです。舞台は1977年のドイツ、ベルリン。少女スージーはアメリカから憧れのモダンダンスを踊る舞踊団に見初められて入団します。一方、精神科医のクレンペラーは患者の少女が行方不明になり、彼女が所属していた舞踊団を独自で調査していきます。 キャッチコピーどおり、決してひとりで見ないことをオススメします。ストーリー展開は難解というより意味不明で、作品としても全てを説明することをしていません。考えるより感じる映画なのだと思います。意味ありげなカットや悪夢の描写は一人で見ると気が狂うのではないかと思わせます。ホラー作品を多数見てきましたが、ダンスと音楽でここまで恐怖を感じることができることに驚きました。ダンス指導者のマダム・ブランを演じるティルダ・スウィントンの人間離れした美しさも見どころです。ストーリー展開やスプラッター要素などミッドサマーとヘレディタリーを掛け合わせて、分かりにくくしたような作品です。
もう終わりにしよう。
愚行録
直木賞の候補になった貫井徳郎さんの同名小説の映画化です。エリートサラリーマンの理想的な田向一家が殺害されましたが、犯人が見つからないまま一年が経っていました。妻夫木聡さん演じる週刊誌記者の田中は事件の真相を突き止めるために取材を始めます。殺害された田向夫妻の同僚や学生時代の同級生、元恋人などに聞き取り調査を進めるうちに、夫妻の本当の姿が浮き彫りになっていきます。 週刊誌記者の田中の視点で物語が進んでいき、周囲の人が田向夫妻に対してどのような想いを抱いていたのか、夫妻の様々な側面が順々に追加されていきます。登場人物全員が人間の狡さや醜い部分を抱えており、絶望します。見終わった後は残酷さに呆然とし、イヤミスにふさわしい、ある意味気持ちの良い後味の悪さがあります。 妻夫木聡さんをはじめ、満島ひかりさん、臼田あさみさん、中村倫也さんなど今の邦画を支える俳優さんが多数出演されています。回想中の過去と現在の演技を分けており、演技力の高さも見ごたえがあります。
マイティ・ソー バトルロイヤル
個性様々なヒーロー集団アベンジャーズの中でも、ソーは特に異色の存在だろう。神の国アスガルドから地球にやってきた、神の国の王子様。平たく言ってしまえば宇宙人。武器は持ち手の短いハンマーで、戦闘シーンの見せ方もワンパターンになってしまう。 この作品以前のMCU監督たちは、ソーを若干持て余していたように思う。それはハルク/ブルース・バナー博士についても同じかもしれない。(ナターシャとのロマンス?を入れてみたり…) だが、この映画ではワイティティ監督がそんなソーを一から「強いけどどこか抜けていて、それでも頼れる愛すべきキャラクター」に生まれ変わらせてくれたように思う。トレードマークの長い金髪をバッサリ刈られたときはショックだったが、新しいソーとしてすぐに受け入れられた。また、ブルース・バナー博士はハルク状態のまま喋れるようになっていて、ソーとハルクの漫才のような掛け合いがおもしろい。 一国の王子らしく深刻な顔をしているソーより、ニコニコ笑っているソーのほうが好きだ。ワイティティ監督ありがとう。 テッサ・トンプソン演じるヴァルキリーや、ジェフ・ゴールドブラム演じるグランドマスター、監督自ら演じる岩男コーグなど、ソーやハルクの他にも愛おしいキャラクターたちがたくさんだ。もちろん、相変わらずめんどくさい弟のロキも。
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
アルマゲドン
聖なる犯罪者
機動戦士ガンダム F91
映像研には手を出すな!
もともと原作漫画が好きだったので、実写版のキャストが乃木坂のメンバーだと聞いた時は「いやいや、なぜアイドル。可愛すぎて浅草氏や金森氏のような陰キャ代表みたいなのを演じるのには無理がある」と否定的な立場だった。 ドラマ版も見ていないのに半分怖いもの見たさで映画館に行った時も、まわりは乃木オタと思しき若い男の子たちばかりで「やっぱり場違いだった」と思ったほど。 ところが、そんな不安を吹き飛ばすほどに映画は面白かった。偏屈でこだわりが強く、とにかく面倒くさい映像研やロボ研のメンバーに、乃木坂のメンバーや若い役者さんたちが驚くほどはまっていて、涙ぐみさえした。 アニメーションに限らず、偏愛と呼べるほどに何かを好きになれるということは素晴らしいと思えた。 ただ残念だったのは、肝心の「アニメーション」があまり見られなかったことだ。学園祭りのために作成したロボvs怪獣の完成版が映し出されたのは、ほんの数秒だった。 黒澤映画や某おつかい密着番組など、パロディの多さも見どころで私は何度も腹を抱えて笑ったが、元ネタを知らなければなんのこっちゃなので、その点も好みが別れるところかもしれない。
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
めまい
燃ゆる女の肖像
TENET テネット
アデル、ブルーは熱い色
海の上のピアニスト
終始笑わないティム・ロス。いや彼はこの映画では自身の出生のことで笑わない方が似合っているのかもしれません。船の上で生まれてこのかた一度も船から降りたことのない1900(ナインティーンハンドレッド)の奇妙な人生と才能溢れるピアノの腕前。そして古き良き時代を彷彿とさせる映像美にどこまでも酔いしれる作品だと思います。 トルナトーレ監督と言えば「ニューシネマパラダイス」が人生最高の映画と称賛する人がほとんどで、どのレビューを見ても必ず上位にくる作品ですが、私は全く真逆の評価で、どこに面白さや心の機微があるのかが到底理解できませんでした。しかし「海の上のピアニスト」は素晴らしいです。ストーリーはところどころに突っ込みどころもあり、無理もあるのかな?と感じますが、映像と音楽が素晴らしいのです。 よくありがちなクラシックピアノではなくジャズピアノを採用したのもこの作品をより一層魅力あるものにしています。1900がくるくると回転しながら弾くピアノは本当に楽しそう。そしてあのガチンコピアノ一騎打ち対決。一見すると熱い勝負に感じますが、冷静になるとただの早弾き合戦ともとれます。 ただ問題の最後のシーンにはちょっとがっかりしました。あのご都合主義はないんじゃないのトルナーレさん? 私は映画のサントラには一切の興味が無いので買わないのですが、これだけは買ってしまいました。それだけ音楽の魅力がこの異色な作品を大いに盛り上げているというわけなんです。
ヴィレッジ
ヘレディタリー/継承
あまりにも怖いと話題だったのでなかなか見ることができなかったが、なんとか勇気をふり絞って家で一人で鑑賞。結果、鑑賞中は何度も中断して部屋の明かりをつけ、鑑賞後は夜中3時まで恐怖で眠れなくなるという結果に…。 母親の死、ミニチュア、動く光、奇妙な行動をする妹、突然の事故、部屋の壁に書かれた謎の言葉、親身に話を聞いてくれる女性、遺伝する精神病… 偶然に思えた出来事がすべて最初から仕組まれたことだったと知った時にはもう遅く、そして最後の15分間は「考えうる最悪の出来事」が次々と起こり、恐怖はピークに。 一回の鑑賞では到底気づかないところに伏線や暗示が隠されており、怖くて仕方がないのにまた見返したくなってしまうのもポイント。 そして何と言ってもこの映画のトニ・コレットの怪演ぶりは見もの。おかげでこれ以降何の映画でトニ・コレットを見ても、うっすらと恐怖を感じてしまう。 お化け屋敷やびっくり箱のような、ジャンプスケア系のホラー映画に飽きてしまった!という人にこそぜひ見てほしい。
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