獄門島
このレビューにはネタバレが含まれています
つぐない
激動の時代を背景にして小さな嘘と大きな戦争によって翻弄されていくヒロイン、セシーリア役のキーラ・ナイトレイに魅せられます。映画前半では名門ケンブリッジに通う知的で清楚な女子大学生、中盤以降では銃弾によって肉体的にも精神的にも傷ついた兵士を癒す勇敢な従軍看護師。 そんな変幻自在なセシーリアに想いを寄せながらも、身分の違いを気にしているためかあと一歩踏み込んでいけないロビーが焦れったいです。高級官僚の娘と労働者階級の息子という設定が、いかにも第2次世界大戦前後のイギリス社会を象徴していますね。すべての元凶であるセシーリアの妹・ブライオニーも、シアーシャ・ローナンが演じているために小悪魔のようで憎めません。 一度はバラバラになったセシーリアとロビーが、再びめぐり逢うことができるのかハラハラしながら観てしまいました。一見するとシンプルなこの映画のタイトル「つぐない」に隠された深く切ない真実が、数十年の時を超えて明かされる瞬間も圧巻ですよ。
三度目の殺人
ハリエット
朝が来る
バイオレンス・レイク
都会に住んでいるスティーブはサプライズプロポーズをするため、幼稚園の講師ジェニーを誘い小旅行に出かけます。車で閉鎖されたエデンレイクに向かう2人、途中の田舎町で一泊するがそこで子供を乱暴に扱う親の姿にジェニーは不安感を抱きます。次の日、キャンプをするため、歩いて湖に向かう2人は砂辺でのんびりします。その時、地元の感じが悪い青年らが大音量で音楽をかけ、大人しい男子をいじめだす。それを止めにいったスティーブは相手にされず、その内若者はその場を去ります。次の日車に戻ったスティーブは何者かによってタイヤがパンクされていたことでタイヤを交換しするために街を通り、バーガー店で昨日の少年たちを見かけます。その後、再度湖に戻りった2人は楽しい時間を過ごし、プロポーズをしようとしたところ、ジェニーがバックがないことに気づきます。しかし、次々と凶暴化した少年らにスティーブは襲われ拷問され、ジェニーは隙をつき逃げ出すが、見つかってしまい、更に逃げ出しようやく辿り着いた先でも捉えられてしまいます。 無法地帯の田舎で起こる恐怖のパニック映画。ジェーンの粘りも虚しく最後は呆気なく不快に終わります。
チャイルド44 森に消えた子供たち
豪華国際的な実力派俳優らが送る緊迫感あるイギリス映画です。舞台はスターリン政権下のソビエト連邦ウクライナ。孤児院育ちのレオは1945年ベルリンでソ連の英雄兵士となり、時は過ぎ1953年モスクワ。多くの孤児の遺体事件が多発する最中、レオはソ連連邦保安局MGBに所属し、一目惚れした小学校教員ライーサと結婚します。ある日レオは国家の裏切り者を匿っている農家で男を捕らえるも、同僚のワシーリが無実の農夫婦を射殺します。残された子供をつれてモスクワに戻るレオ、そこでは同僚のアレクセイの息子が事故死したと知らされますが、アレクセイは殺人であると主張します。田舎の配属先で不審な子供の遺体事件の真相を追及しようとするレオは、ライーサが将軍の妻に訴えことで水面下で調査をし始めます。これまでに遺体で発見された子供の共通点、44人にも及ぶ殺人。MGB内の嫉妬と任務、上下関係など男社会のドロドロした権力争いが見所です。そして、最後にレオは昇進を断り新設殺人課を増設、ネステロフ将軍は新部署に移動、ライーサは農夫婦の子供をレオと引き取ります。
セブン・シスターズ
2017年に製作され、現在ではNetflixで視聴できる近未来SF映画。スウェーデンの実力派女優ノオミ・ラパス演じる主人公は7人の姉妹。曜日ごとに名前がつけられた姉妹7役を1人で演じています。舞台は、ヨーロッパが超大国となったとある街。地球の異常気象や人工増加、紛争や戦争が耐えず、滅びた国が出始めるなか、ヨーロッパは一人っ子政策を厳格に施行していました。さらに進化した遺伝子組み換え技術により、保全生物学者ニコレットにより2人目以降の子供は強制的に冷凍保存されるという政策をとっていました。七つ子の娘を出産し亡くなったカレンの父親テレンスは、毎日変わるがわる学校や外出の生活を送っていた姉妹に厳しいルールを設け、毎日の出来事を家で共有するという生活を送っていました。孫娘7人を引き離さないように見守っていたが、木曜日がある日、指を切断するという事故を負ってしまいます。その出来事によって、他の6人も指を切断しなければいけない過去を持った姉妹は成長し社会人として生活するのですが、30歳になったころ事態は思わぬ結末へと向かってしまいます。 個性的な7人の姉妹を演じる主人公が素晴らしく、ハラハラさせられるエンディングに2時間あっという間に過ぎてしまいます。
ザ・ライダー
ドキュメンタリーと映画を混ぜたような不思議な映画だった。 ほぼドキュメンタリーで、本人たちが出演し、劇中、本人の名前が役の名前。 どこからが映画か境が分からないけど、そんなことどうでも良くなるストーリー。 大怪我を負ったロデオライダーのブレイディーが主人公。 彼の中で、静かに燃えさかるロデオへの情熱は、観ていて胸が痛くなるほどだった。 静かに淡々と描かれていき、溶けていくような大自然と、あの風景が、ブロディーの熱い感情や葛藤を物語っていた。 父親や、兄、妹に、友達、ブロディーが知らない、ロデオライダーファン、ロデオ仲間、そしてパートナーになる馬。 誰1人欠けても、この映画は成立しない。 ロデオがどんなに危険なスポーツかを、この映画を通して、ブロディーや周りの人たち、パートナーを通して知った。 そして、クロエ・ジャオ監督が、出てくる人達全員に敬意を払い、寄り添い、交流を深めながら、作品を作り上げたのが、素人でも分かるのが、圧巻でした。 ノマドランド観る方も、観る予定ない方も、観てほしい映画。
ノマドランド
賞レース総ナメだったこの作品。 ザ・ライダーを観てから観ると、クロエ・ジャオ節が炸裂していた。 正直、何故、主人公ファーンが、車上生活をするようになったのか?働きながら車上生活をしている高齢者が、何故こんなにいるのか?ヒッピー世代の人たちが、何故?と分からないことだらけだった。 謎は、パンフレットで解けました。 そんなことがアメリカで起こってるのか?と驚かされる内容だった。 2人しか有名俳優がいないという、またドキュメンタリーと映画のマッシュアップというか、ミックスというか、これがまた良い。 素でも飾らないフランシス・マクドーマンドが、ファーンという飾らず自分を生きる役を演じるのは、彼女以外に考えられないほど、ハマってた。 哀しさや寂しさをポロっと出す、毒も吐くし、作ったサンドイッチを見知らぬ人にあげる優しさがあったり。彼女のドキュメンタリーかと思うくらい生々しかった。 縛られることなく、自由気ままな車上生活を勝手に想像していたけど、現実はそんな甘いものではなかった。 ファーンもノマドの仲間、スワンキーに怒られてたけど。 自分の生き方、これでいいのかな?と思わされる機会が昨年から多いけど、それを突きつけられつつも、自分は自分の生き方しかできないじゃない?と心の奥をホッコリ温かくさせられる映画だった。 映画館で観て大正解。 何なら映画館でも狭いくらいスケールの大きい映画だった。
イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり
スーサイド・ショップ
2012年フランスで公開されるや否や、賛否両論で話題を集めた異色のアニメ映画です。物語は、人間の希望や経済が低迷しているフランスのある街で一際明るいお店「スーサイド・ショップ」があった。どんよりとした雰囲気が漂うご時世で、自殺者が後を立たない背景から、この店は自殺するための道具を売っていたのです。その店を切り盛りする店主ミシマと妊娠中の妻ルクレスは、自殺願望の客に次々とおすすめの自殺用品を売っています。やってくる客は、どのように死ねるかしか考えていません。自殺ビジネスを軌道に乗せたネガティブな夫婦には、マイナー思考の長女マリリンと暗い長男ビンセントがいます。そんな日常で、次男アランが生まれます。生まれつき明るく、成長するに連れて楽天的なアランが、笑顔のない家族を変えようとするアランが見所です。仲の良い家族ですが、マリリンにボーイフレンドができたり、罪悪感を感じている母ルクセル、密かに自殺願望がある父ミシマ、家族を想うアランがミシマに追い詰められるシーンがハラハラとしました。暗い社会から明るい社会に変えることの尊さを実感するアニメです。
サンティネル
インターステラー
最強のふたり
ハッピーフライト
ヒトラーの忘れもの
見ていて、目を背けたくなる映画であった。次々と命を落としていく少年兵たち。ドイツは第二次世界大戦で敗戦した。第二次世界大戦に対するドイツの責任は大きいのは確かだ。ヒトラー、そしてナチスだけでなく、それを支持してしまった一般大衆にも責任はあるのかもしれない。しかし、捕虜とされたドイツ少年兵は、果たして「悪者」なのだろうか、彼らに責任を問えるのか。残酷な仕打ちを受ける彼らを私は責めることはできなかった。一方、戦争捕虜に地雷撤去などの過酷な労働を強いるデンマークの軍人たちは正しいのだろうか。戦争は、敗者が悪で、勝者が正義なのか。そうとも思えないのでる。映画を見ていた私は、デンマークの軍人たちが「悪者」にも見えた。果たして、誰が悪いのだろうか…。結局、戦争には、「虚しさ」しか残らないのである。 この映画は戦争の悲惨さを啓蒙する、「戦争映画」であるといえるが、「戦後」に焦点を当てている点に大きな特徴がある。戦争の悲惨さを空爆や、原子爆弾など戦争中の被害に注目して伝えることはできる。しかし、本作は戦後処理が話題となっているのだ。単なる戦争被害ではなく、戦争の虚しさを教えてくれる。同時に、人間はなぜ戦争をしてしまうのか、人間の善悪の2面性についても考えさせられる。決して明るい作品ではないが、「戦争映画」として、ぜひ多くの人に見てもらいたい作品である。
血と骨
サイレント・トーキョー
初めからテンポも良くこれからの展開に期待を持たせる雰囲気が漂います。 しかし、登場人物がなんか全員引っかかるというか、勘が良すぎる人ばっかりというか… 嘘をつかれた後に町で見かけたからってそう簡単に知人を爆弾テロ犯だと思いますか? マンションですれ違った少し変わった人をなんで超怪しい!ってマークし始めるの?まぁ変な人だけどそれをドンピシャで関係者だと当てれるのも いやいやいや、無理がある!ってツッコミどころ満載で心がざわざわ。 せっかくなかなかの迫力ある映像がいい感じなのにもったいないなという感じが拭えません。演出なのか脚本が悪いのか、うーん。 キャストも豪華だし演技もさすがなのになんだかなーという感じです。 テロをするきっかけというか理由もなんだかもう一つ共感できなくて、結局何がしたかったのか言いたかったのかよくわからない作品でした。 スクランブル交差点をセットで再現したとか迫力あるアクションとかそういうところは話題になりましたしたしかに視覚としては印象に残るのですが、ストーリーは全体的に地味で面白みに欠ける映画かなという感じです。
マクマホン・ファイル
アン・ハサウェイ主演とベン・アフレック共演のシリアスサスペンス映画。アメリカの女性ジャーナリスト・エレナはニカラグワで勃発しているゲリラ活動を調査していました。新米政府コントラの取材に取り付けようとするも、アメリカ政府高官によって中断させられてしまいます。諦めのつかないエレナは、元ベテランジャーナリストである父親ディックの急病で病院に向かいます。寝たきりになると覚悟をしたディックはエレナに、やり遂げられなかった仕事を頼みます。躊躇うエレナだったが、その件が南米で取引されている政府がらみの武器輸送に関与していることを察し、引き受けます。情報通で南米出身の仕事仲間アルマの協力のもと、政府が主催する晩餐会で南米担当の政府職員トリートと知り合います。南米の現地情報を引き出そうとするエレナと、エレナの調査に興味を示すトリートは次第に距離を縮めていきます。 危険を冒してまで現地で調査をするエレナは、武器取引に関与している政府の陰謀を明らかにしていくのですが。。
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