田中さんはラジオ体操をしない
某電機メーカーの八王子工場の前で、20年以上に渡って毎日のようにギターの弾き語りを披露する田中哲朗のキャラクターに惹かれてしまいます。株主総会ではガードマンの制止を振り切って乱入、議論白熱となった会場では取っ組み合いの大乱闘。外では破天荒の塊のような田中さんが、家に帰るとごく普通の夫であり良き父親であるのが面白いですね。 世の中から「変わり者」の烙印を押された田中さんについて、「尊敬しています」とサラリと答えてしまう息子さんが素敵です。そのひと言を聞いた田中さんが、思わず素顔をさらけ出してしまうシーンにはホロリとさせられますよ。 たかが始業前の数分間の社内行事でそこまで意地を張らなくても…などと多くのサラリーマンの皆さんが妥協してしまうのでしょう。一方では戦前の軍国主義とラジオ体操の意外な関係性、さらには21世紀の日本に広がりつつある同調圧力との不気味な繋がりも見逃せません。田中さんの独り相撲なのか、社会全体が危うい方向に向かっているのか考えてみてください。
桐島、部活やめるってよ
クラスの人気者から目立たない脇役まで、高校生たちの日常生活が様々な視点から映し出されていて共感できるはずです。登場キャラクターが多すぎて、あらかじめ相関図を確認しておかないと作品の世界観に入っていけないのが難点でしょうか。 地味なメガネ姿に冴えない男子高校生の前田涼也を、撮影当時は18歳だった神木隆之介が等身大に演じていました。休み時間になると教室の隅っこで同じ映画部に所属する武文と、キネマ旬報の最新号をめくりながらお気に入りの女優さんについて語り合う姿にほのぼのとします。橋本愛が扮しているバトミントン部の東原かすみに仄かな恋愛感情を抱きながらも、どうしても踏み込んでいけない草食系な性格も憎めません。 バレー部のキャプテンでもありスクールカーストの最上位に君臨する桐島とは、似ても似つかない存在です。映画前半では桐島の突然の退部騒動の蚊帳の外にされていた前田が、後半以降は思わぬとばっちりを喰らう展開にも驚かされました。
リトル・シングス
このレビューにはネタバレが含まれています
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
センター・オブ・ジ・アース
あしたは最高のはじまり
シン・エヴァンゲリオン劇場版
本当に終わってしまった。エンドロールと宇多田ヒカルの歌声が映画館に響き、呆然としながら涙が止まらなかった。 Qの復讐を忘れて観に行って、あの映画訳分からなかったし何か落ち込んだから別にいいやと思った。観ている間は、ああ、あのシーンあったな、とか思い出せたので見直さなくても良かった、と思ったけど、改めてQを観たら、 観てから行くべきだった、と激しく後悔した。 あの後の世界。 タイトルが出た後、声が漏れそうになる展開。 TVシリーズから前の劇場版、新劇場版まで、私はサッパリ分からなかった、人類補完計画の謎、碇ゲンドウの思い。 20年以上かけて、やっと全てが繋がって、項垂れた。そうだったのか。 戦闘シーンは技術が増してグロいし、エヴァが動くシーンは感動すら覚えた。 リリス、怖かった。 8月からアマプラで独占配信になるけど、絶対映画館で観た方がいい。Qを上回るアニメーション技術、何よりこれが本当に最後のエヴァ。映画館で観ないなんて。 もうすぐ終わるので、是非映画館で観て欲しい。
ピクセル
繕い裁つ人
異国情緒たっぷりとした神戸の繁華街を抜けて、坂の上の住宅街の先にひっそりと佇んでいる南洋裁店がノスタルジックです。大手百貨店でブランド化して販売促進すべくはるばる訪ねてきた好青年・藤井の前に、店主の南市江が寝起きのノーメイクにパジャマ姿で現れる出会いのシーンは鮮烈ですね。服に関する知識と技術はピカ一ながらも、奥手でコミュニケーション能力は低そうな市江の人柄に好感が持てました。 この街の人たちのために1針1針心を込めて手縫いしたいという市江、彼女のオーダーメイド品を大量生産してもっと世の中に広めたいという藤井。価値観が異なるふたりが時には衝突しつつも、少しずつ歩み寄っていく様子に心が温まります。 足しげくお店に通っていた藤井がパタリと姿を見せなくなる後半の展開と、市江が街中で思わぬ光景を目撃するシーンが切ないです。一生着たくなる1着を完成させることができたのか、手先は器用でも恋愛に関しては不器用な市江の想いは実ったのか見届けてあげてください。
クルエラ
101匹わんちゃんを知らなくても充分楽しめる映画だった。こんな楽しくてワクワクする映画はめったにない。あっという間に終わった。 正直なところ期待してなかったので、気持ちいい肩透かしを喰らった。 エマ・ストーンが最高にカッコ良かった。そのカッコ良さを引き立てるのが 、ファッション。プラダを着た悪魔、以来、映画のファッションにワクワクさせられた。次はどんな服を着て出てくるんだろう?と楽しくて仕方なかった。 何より、彼女が悪い。それがまたカッコ良い。あのエマ・ストーンがイカした悪役という最高の映画。 ストーリーは、分かりやすく、101を観てる人からしたら、もっと楽しめるんだろうな、という内容。 101知らなくても、この映画観た後で興味が湧いた。でも、まだこの映画の余韻に浸っていたい。 私の中ではシャーリーズ・セロンのアトミック・ブロンドが最高にクールで、同じ感覚で、エマ・ストーンのクルエラが最高にカッコ良かった。 そして、音楽も、その時代に合ってて最高な演出だったし、マーク・ストロングがまた良かった。 エマ・ワトソンの安定した演技も素晴らしかった。 何回でも観たい映画。
レディ・プレイヤー1
おおかみこどもの雨と雪
今日も嫌がらせ弁当
教誨師
レナードの朝
ルール
都市伝説になぞらえて人が殺されていく、というお話。 原題自体が「都市伝説」という意味なので、そちらにしておいたほうがよかったんじゃないかと思います。 前半部分で巻き起こる、殺人事件の数々は見ごたえがあり、面白かったです。 しかし途中から失速感が。 物語的には疾走しているのですが、色々と詰め込みすぎたためにチープになっています。 犯人は物語終わりで明かされます。 どんでん返しはもう少し続くだろうな、と思って観ていたので予想の範囲内。 しかし「その人物」が数々の事件を起こすのは可能だったのでしょうか。 個人的にはかなり無理があると思います。 どうやってやったんでしょうか、あれらの殺人。 作品公開当時は、こういったB級スプラッターが流行っていたような記憶があるので、それの一環かと思います。 スリラーを真剣に観るというより、お気楽に楽しんで観るほうが向いている作品です。 ……と悪いような批評をしていますが、こういうちょっとお馬鹿っぽい作品、嫌いじゃないです。割と。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
マイ・ガール
[ホーム・アローン」で一世を風靡したマコーレー・カルキンの出演作です。 個人的には「ホーム~」よりこちらのほうが好き。 まだ思春期の入り口に立ったばかりの少年と少女の物語です。 あらすじにあるとおり、彼女の家は葬儀屋を営んでいます。 冒頭で遺体を手術台のようなものに載せてなにかやっているシーンがありますが、これについて少し補足。 これはエンバーミングという処置を行っています。 土葬が中心のキリスト教圏では、遺体の防腐をしたり、損傷などがあれば修復などを行います。 そういった家庭で育った少女・ベーダ。 明るく溌剌とした彼女ですが、死に対して忌避感を持っていました。 そんな彼女が少しずつ変化していくストーリーです。 マコーレー・カルキンが演じるのは、彼女の親友・トーマス。 初恋未満のふたりですが、互いに大切な相手であることが描かれています。 この微妙な心の機微が巧みに表現されており、爽やかな印象を感じる作品になっています。 主人公はベーダ。しかし、「マイ・ガール」というタイトルですから、トーマスから見た視点と考えてもいいかもしれません。 彼との交流や、父親との関係の中で変わっていくベーダ。 作中で、詩のサークルでベーダが自作の詩を読むシーンが2回あります。 一度目と二度目では明らかに違いがあり、ベーダの心の成長が伺えます、 「ガール」から「ウーマン」への入り口に立ったベーダの姿が凛としていて美しい作品でした。
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
ホテル・ムンバイ
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