ソーセージ・パーティー
このレビューにはネタバレが含まれています
ウィッチ
アンノウン
昨年末にGYAOで見掛けて正直あまり期待せずに見ました。事故後にやっとの思いで見つけた妻から「誰?」と言われた辺りから、脅されている妻を助ける夫の奮闘を描いた夫婦版96時間か?とか、パッセンジャーみたいなオチなんでしょ?などとあれこれ予想しながら見ていましたが全く違いました。 2011年に公開された本作はベルリンを舞台にしてストーリーのテンポが良く、最後まで退屈しない作品です。「海外で家族とはぐれ、自分の身分を証明する方法を失ったら」ってテーマだけでも十分面白い映画が作れそうですが本作は想像をはるかに超えた展開で、リーアム・ニーソン演じる植物学者マーティンが運転上手だったり、そこそこの格闘ができることに「映画だからってそりゃないよ」と違和感を感じた私は真相を知って納得、いくらなんでも事故を起こしたタクシーの運転手だからってジーナを巻込むことに疑問を感じていたものの、結果的に彼女も得したようでここでも納得です。 ジャニュアリー・ジョーンズはサムの美しい妻エリザベスを演じており他の作品も見たいです。また、かつて総統を演じたことがあるブルーノ・ガンツが元東ドイツのシュタージ出身のユルゲンを演じていることも面白いキャスティングです。
タイラー・レイク -命の奪還-
『アベンジャーズ:エンドゲーム』のアクション監督だった人が監督した映画ですので、アクションシーンがメインになっています。何と言っても傭兵である主人公タイラー(クリス・ヘムズワース)の肉弾戦が見所です。ほぼ実際に演じているようですが、パンチやキックのほか様々な組技、投げ技が出てきて、さらに身近なものを武器にして敵を倒していきますので目を離すスキがありません。 現代の軍用装備で身を固めて行動していくので、アクションシーンの規模や迫力も凄くなっていました。自動小銃から狙撃銃、ロケットランチャーまで、出てくる兵器も盛だくさんです。かなり大規模な屋外ロケを行っているようですが、ネットフリックスの資金力は凄いものなのでしょう。 これからもネットフリックスの作る映画には期待できそうです。 カーアクションも、狭いところでいろいろ工夫して展開していて、独特のモノになっています。全編、いかにも痛そうなシーンが多い映画です。 ギャング側の殺し屋がいい味を出していました。
ランペイジ 巨獣大乱闘
ホーンテッドマンション
ディズニーランドの「ホーンテッド・マンション」を、オリジナルストーリーで映像化したものです。 結論として、とにかく話が単調でした。 この手のブラックユーモアのある映画というのは、ブラックジョークや世界観に力を入れてる分、話がおろそかになりがちです。 ただワクワクさせてくれる部分もあるので、紹介します。 見所としては 屋敷の外観や内装が最高でした。 映像もキレイなので、ぜひ見て欲しいです。 余談ですが、自分はレンタルしたDVDでこの映画を見たんですが、特典として屋敷内を探索できるようになってるので、ぜひ。 それと、「エディ・マーフィ」と「山寺宏一さん」のコンビって最強だと思います。 これほどマッチした配役は他にない。 今回も、エディ・マーフィがコミカルな事をしてくれるんですが、山寺さんの声があると、面白みが増します。 ストーリー的には、ゾンビ兵の大軍に襲われたシーンが唯一面白かったです。 エンディングも少し心温まる内容でした。
ステイ
予告編動画を見るとサスペンススリラーっぽく編集されていますが、内容は違います。多少はホラーチックで怖そうな場面もありますが、むしろ夢を見ている(もしくは酩酊?)ような特殊な映像と不思議なストーリー展開の方が印象に強く残ります。 全く予備知識がないまま本作に挑戦しましたが、意味のわからない映像の挿入や奇妙な描写がしつこいほどに繰り返され、製作者サイドから「結末を当ててみな」と推理をを強要されているようです。ちなみに夢落ちや心霊現象の類ではありません。最後の数分で一気にネタばらしをしてくれますが、細かい部分はもう一度見直さないと気付かないようなシーンもあり巧妙に作りこまれた作品です。 私は当然ながらこの映画のような体験がありませんが、その瞬間になった時に見るものは長いストーリーの早送りなどではなく、直前の光景を広角レンズで切り取ったようなものかもしれないと妙に納得しました。 私にとってスターウォーズのオビ・ワンのイメージが強いユアン・マクレガーが演じている精神科医サムが主役ですが、物語の視点は違います。サムの恋人役のナオミ・ワッツが綺麗です。
炎628
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
グレースケリーが出演する映画を見た記憶がありませんが、美しい顔立ちは往年のハリウッド女優の中でも上位に入ると勝手に思っています。またモナコ公妃になった後に悲しい事故で生涯を終えたことからも私にとっては印象の強い女優です。そのグレースの役をニコール・キッドマンが演じたことについて、ミス・キャストとの評価もあったようですが、私はニコールも好きだったので当然のようにこの作品を見ました。 モナコ公妃になった後の実話を元に作られた本作では、世間の目には華やかに映るものの慣れない環境に置かれた彼女は決して幸せそうには見えず、苦悩するシーンが続きます。それを自ら克服するため様々な作法やフランス語を学ぶシーンでは彼女(グレースとニコール)が可愛らしく見えました。終盤での彼女のスピーチも素晴らしく、立場のある人の言葉が国家の運命を大きく左右することを改めて認識しました。 グレースがいた時代のモナコの状況、母親すら愚痴を聞いてくれないグレースの良き理解者がヒッチコックだったこと、マリア・カラスが友人だったことなどグレースの生涯に更に興味を持たせてくれた作品です。
EXIT
パニック映画なのに、コミカルで笑えるし人情味もある、不思議な映画。 ある1人の私情な恨みから、亡くなる人、重症を負う人…大規模に街を巻き込んでいく謎の煙。 古希の祝いで親戚大勢でパーティー会場にいるヨンナムが可愛い。 その会場を抑えた理由も可愛い。顔とかでなく、中身。 謎の煙は、死の煙。どんどん上昇してくる。屋上に行っても、鍵が掛かっている。店長、鍵持ってない。鍵は煙立ち込める1階…。 ここで、ヨンナムが特技を発揮して暴れ回る、と言いたいところ。 その会場、片思いしていた大学時代の後輩ウィジュが勤務。 ヨンナムが登って屋上の扉を開ける、その手段は、外壁! 頑張れ!ヨンナム! それが最初の30分位。 なぜウィジュと2人のジャケットなのか?他の人達は? ただ「命に変えても助ける!」というのではないのが、この映画に血が通っている所。 助けるけど自分だって皆んなに会いたいし、煙と戦うのはイヤだ、というのが人間というもの。 それが、ちゃんと描かれていて、泣き笑いしてしまった。 ハラハラ、ドキドキ、時に笑い、泣き、その手があったか!と思いつつ、主人公2人にエールを贈りながら、観た。
羊たちの沈黙
何年経っても色褪せないサスペンスの名作。 ジョディ・フォスター&アンソニー・ホプキンス。 この映画の2人の関係は、クラシック音楽を聴いているよう。 そんなことを思っているのは私だけかもしれないサイコなサスペンス映画。 それだけ、この作品が大好きで仕方ない。 FBI上司の命令で、まだ正式なFBI捜査官ではないクラリスが、向かう先は、重罪の犯罪者たちが収容されている精神病院。 あの手この手で人間の臓器を食べちゃったハンニバル・レクター「人食いDr.レクター」に、今起こっている連続殺人事件の犯人との関係を聞き出せ、との命令。 レクター博士は殺人紳士。 クラリスに謝罪をする紳士振りが、怖い。 あるシーンで、クラリスへ愛を持って接していたの?と分かって、切ない。 何度観ても、このシーンを観ると、ため息が出る。 …それ以上に、エグいシーンもあり、レクター博士の狂っちゃってる部分が満載なのも事実。 今は驚かないかもしれない逮捕シーン。 この作品から色んな監督がこの手法を真似したんじゃないか?と思う手法。 アッパレです。 「Dr.レクター、Dr.レクター」ストーリーを締めくくる最高のラストシーンだと思う。これがあったので、「ハンニバル」を創って欲しくなかった…。 まだ観ていない方、いるのだろうか? シリーズではあるけど「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」シリーズではないので、勘違いしている人は、是非観て欲しい。
フランケンウィニー
ティム・バートンのコープスブライド
ティム・バートンが監督の映画で、全編CGのようなアニメです。 ストーリーは子ども向けな感じはします。 ディズニーの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」が好きな人は楽しめると思います。 見所としては 主人公の「ヴィクター・ヴァン・ドート」の声優が「ジョニー・デップ」。 「コープスブライド (エミリー)」の声優が「ヘレナ・ボナム=カーター」です。 この二人はよく、ティム・バートンの映画に出てます。 なので見る側としても、安心して見てられますね。 今作も世界観は最高でした。 「地上の世界」は、色合いがほぼモノクロに近いです。 「死者の世界」は、色合いがあって、不気味なんですがどこか楽しげです。 実はこれ、映画のメッセージらしいのです。 ぜひ気付かれますよう。 それと歌も良かったですね。 「Remains of the Day」という曲で、ガイコツが歌ってますw ティム・バートンらしく、「死」をものすごく明るく歌ってます。 こういう歌大好きです。
ダーク・シャドウ
ヘレディタリー/継承
ホラーというジャンルの中で、「アリ・アスター」というジャンルが出来たんじゃないか?と衝撃だった。 しかも、監督が詳しく語りたがらない、といういわくつき。 継承という邦題が付いているように、見えない、おどろおどろしい物を「継承」してしまう、という…。 始めから、もう嫌な予感しかしない文章が続く。 オープニングのミニチュアハウス、お葬式、気味が悪い。 初めて観た時、観終えてから、凄い怖い体験をしたのに、また観た。 こんな感覚を持ったのは、初めてだった。 怖いのに観たい、観たくないのに観たい、という体験。 それは、あのシーンの意味は?とか、何か映ってたような気がするけど…という好奇心。 そこから、色んな点が繫がって線になるのを知る、あの恐怖心。 始めの方は、何が怖いのか?と思ったけど、あるシーンから、とんでもなく嫌なものを「見せられて」もうこの世界から引き返せないことを知り、愕然とする恐怖。 でも、それは、まだまだ始め。 最後まで観ると、心折れるか、感動すら覚える作品になるか…。 あらすじなど読んでも、ふ~ん、ぐらいな程度に思っている人は、是非観て欲しい。 ミッドサマーのあの異常な盛り上がりとかを遠巻きに見ていた人、もし、ホラーが嫌いじゃなかったら、是非、観て欲しい。
STAND BY ME ドラえもん
藤子F不二夫氏の生誕80周年記念作。監督はオールウェーズや永遠のゼロを手掛けた山崎貴氏だからクオリティーは期待できそうだ。 ドラえもん好きならもしかしたらどこかで見た原作かもしれない。かくいう私も途中から、おや?このストーリー知っているぞ!となりました。 とは言え映像は凄く綺麗で全編3Dというフルボリュームなのだ。初めの方は3Dに慣れなくて見ていて目が疲れてしまいましたが、15分過ぎたあたりからだんだん慣れてきました。人によっては画像酔いするかも。 ストーリーは一応感動物ですが、一度漫画で見ていたから内容に関しては何とも言えませんが、漫画で読んだ時にはそれなりの感動がありました。今までのドラえもん映画はのび太の壮大な冒険が魅力だったが、今作はテレビの拡大版的なまとまりに終始してしまった感はありました。初見の人ならそれなりに楽しめ、感動する内容かもしれません。 しずかちゃんは大人になり理解のある物腰の柔らかい素敵な女性になってて、ちょっと出来過ぎな感もありますが、スネ夫達がまだ子供のままでいすぎるのかもですね。 ドラえもんとのび太が夜の空を飛び回るシーンがあるのですが、本当に映像が綺麗なので是非チェックしてみてください。
ライフ・イズ・ビューティフル
グスコーブドリの伝記
30年前の「銀河鉄道の夜」のスタッフが再結成した、との呼び声で公開された作品です。 さすが30年以上経っているだけあり、映像は非常に美しいです。 おそらく「銀河鉄道の夜」を観ていなければ名作と感じたかと思います。 しかし「銀河~」には遠く及ばない作品になってしまったのが非常に残念。 絵が美しくても、ストーリー展開や音楽、その他もろもろ「銀河~」には敵わないです。 宮沢賢治先生の原作を少し改変してあり、重要な部分が欠けている点も非常に残念。 絵柄が美しいだけに、もう少しなんとかならなかったかと思いました。 「あの感動をもう一度」という気持ちで観にいったので、落差を感じたのでしょう。 先に書いた通り「銀河~」を観ていなければ名作であるかもしれませんし、原作を知らなければ面白く観れるかと思います。 「銀河~」はやはり奇跡だったのだなぁと改めて感じさせられました。 悪く書いてしまっていますが、映像は大変美しいです。 でてくる乗り物なども発想がいいですし、見ごたえはあります。 もし、この作品を観て、いいなと思ったら「銀河~」も是非どうぞ。 絵は地味ですが、素晴らしい作品です。
JSA
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