彼女がその名を知らない鳥たち
このレビューにはネタバレが含まれています
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
サウンド・オブ・ミュージック
パラサイト 半地下の家族
リトル・ランボーズ
エネミー・オブ・アメリカ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
二十日鼠と人間
スタイン・ベック原作。広大なアメリカの労働者達の農作業をベースにその日常を描いた美しくも、そして貧しく、しかし人間味溢れる作品です。 スタイン・ベックらしい農場がテーマの美しい作品ですが、細かくみていくとその牧歌的な雰囲気とは裏腹に人間のある種のしがらみやドロドロした部分も垣間見れます。主人公はちょっと足りないながらも心優しいレニーもよかったけど、強くて頭のきれるジョージも深く印象に残りました。途中あまりにもの悲惨さ、惨めさに何度もう見るのを止めようかと思った事か。 それくらい危うい橋を渡っているかのような「いつかきっと何かが起きてしまうんだろうな」といった脆さを含んだ内容だったと思います。 最も考えさせられたシーンは、お爺さんの犬が殺された時にあとから「あれは間違っていたんだ。あれは誰かがやるんじゃなくて自分がやればよかったんだ」というセリフに何とも言えないやるせなさが胸にこみあげてきました。 それがあのラストに繋がっていたのかな?と思うと何だか複雑な心境になります。 2回は見たくない作品ですが、間違いなくある時代を捉えた社会派的良作に入ると思います。
グローリー
アメリカの南北戦争を描いた戦争物の映画です。アメリカの歴史上南北戦争は外しては語ることのできない史実です。それを忠実に再現しようとした今作は非常に評価するに値する作品だと考えます。 だがプラトーンをはじめとした戦争物を見終えた個人的な感想としてですが、「リアルな戦争物が苦手なのだ!」ということにこの映画を見終わってから実感しました。 これは恐らく志とか勇気がどうのこうのと言っている以前に命の重さってどうなんだ?って思うからなんでしょうが。 脱線しましたがこの映画は54連隊を率いているロバート(マシュー・ブロデリック)がどうにも優男っぽく見えてこれから戦争するんだという雰囲気に見えません。それに途中で突然人格が豹変するみたいになるのが、ちょっと多重人格者っぽい感じがして嫌でした。 それに比して黒人兵士役で出ているデンゼル・ワシントンの鬼気迫る演技には感動を覚えます。やはり一番はあの鞭で打たれるシーンです。何度も鞭で打たれるのに一言もセリフを言わない、いわばあの恥辱に満ちた耐えがたき表情は忘れることができません。さすが助演男優賞を受賞しただけの演技だと感嘆しました。 こういうのを見るたびに戦争の悲惨さがどこにも辿りつかないことを思い知らされます。
THE WAVE ザ・ウェイブ
陰陽師
夢枕獏氏の作品を映画化したものです。 私は原作は読んでいないのですが、コミカライズされたほうは読んでいます。 あの幻想的な雰囲気を期待してみたのですが、少し期待外れでした。 ストーリー自体はいいのですが、原作やコミックの世界観を期待して観ると失敗するかもしれません。 ただ、安倍晴明を演じる野村萬斎さんの所作が大変美しいです。 普段和装になれておられるだけあって「着せられてる」という感じがありません。 ちょっとしたしぐさがとても自然です。 お酒を飲むときの腕の動き、結界を張るために走り回るときの裾の動きなどが大変きれいです。 一方で源博雅役の伊藤英明さんはやや固め。 この作品が出た当時はまだお若いせいか、演技も少し固いです。 そしてなんといってもこの作品の魅力は、スタッフロールでの野村萬斎さんの舞。 着物の動き全てが計算のうちであるかのような、美しい舞です。 原作者の夢枕氏が「清明は萬斎氏しかありえない」とおっしゃったのが納得の美しさです。
シロメ
銀魂2 掟は破るためにこそある
元々漫画を読んでいて、あの面白さが実写映画で再現できるのだろうか…と半信半疑で見たが、見事に再現されていました! 数多くの作品にも出演されている主要キャラクターの演技よりも、脇を固める俳優さんの演技がすばらしかったです。特に将軍役として出演された勝地さんはかなり体を張っていて、漫画そのものでした。あそこまで体を張れる俳優さんはなかなかいないのではないでしょうか…すごく好印象でした。また、土方役で出演された柳楽さんもイケメンクールキャラと、変貌してしまうキャラクターを上手く演じ分けられていて、すばらしかったです。 作品中いくつかのストーリーが展開されますが、主軸となってくるのは三浦春馬さんが演じられた伊東鴨太郎と新撰組の話です。映画の中の伊東と実際の三浦さんが重なって、伊東が発する一つ一つの言葉と物語の展開にかなり胸が締め付けられます。三浦さんにも新撰組のような仲間がいたら…と思ってしまったり。 最後に主題歌となっているバックナンバーの「大不正解」も作品の世界観を上手く表現していて、曲調もかっこいいので、ぜひ最後のエンドロールまでしっかりみてほしいです。
日本の是枝監督作品と似ているとは聞いていて、確かに似ているものの、是枝監督の作品にはある余韻の心地よさみたいなものがなく、見終わった後に後味の悪さしか残らなかった。その要因の一つとして、リアルなのか、過剰なのかわからない演出の数々が挙げられると思う。単純に汚いというだけではなく、とにかく気持ち悪い、という印象が強く残った。ただ、気持ち悪いとは思いつつ、画面から目が離せなかったのは、きっと見るものを惹きつける演出方法があったからなのだと思う。また、韓国社会の実態を垣間見えたのはおもしろかった。半地下という住居があることはもちろんだが、年長者を敬うこと、貧富の差がとても大きいこと、そして何より学歴や生まれ育った環境でその後の人生がほぼ決まってしまい、貧しい生活から抜け出すことは非常に難しいということ。貧しい生活の中でも、とにかく家族を大切に思うところは心が救われた。ストーリーはテンポよくどんどん進んでいくので、あっという間に時間が経っている。特にラストに向かってはすごいスピードで進んでいく。一見穏やかな人ほど心の中で何を思っているかわからないな、という点は勉強になった。
糸
決算!忠臣蔵
エターナル・サンシャイン
巷では割と高評価な映画だったので見たのですが、結論から言うと本当にそこまで高評価なの?と思ってしまいます。 キャストはジム・キャリー、ケイト・ウィンスレットの他にスパイダーマンのキルスティン・ダンストやロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドなど脇を固める役者さんも豪華です。 話的にはとてもよく練られていて、面白く、最後は記憶は全部消えちゃうのか?と飽きることなく見れましたが何だかこの映画に限ってケイトの演技が妙にしっくりこなかったように感じます。よくわからないけど、違和感みたいなものが最初から最後まであったなぁという感想です。ジム・キャリーはとても良かったと思います。 しかし現実と記憶を行ったり来たりして、その間に挟まれていたり。でもまた再開するあたりが良いシーンでもあったりとストーリー的にはちょっと混乱しがちで見終わった後に何かが残るかと言われるとそうでもない気もするという何ともアンニュイな作風なんです。 でも博士とダンストが絡むくだりは、その直前のはしゃぎっぷりからして納得いかないものがありましたが、記憶の核になる部分は消しきれない!という解釈で合っているんだろうか?物語をひねっている分純粋さが浮き彫りになったんだ!ということで結着をつけてしまったが、何だかいろいろ考えて疲れてしまいました。 ただBECKの音楽をこの映画で初めて聞いたけど、中々良かったです。これを機に聞いてみようかな!
ターミナル
インビジブル
あなたは透明人間になったら何をしますか?そんな質問に対してベタなほど見せてくれる。そういった映画だと思います。その辺りは見ればわかるのでここでは割愛します。 ただひたすらにラリホーしている映画なのかと言われるとそうでもなく、割りとグロテスクなシーンも多いです。特に動物のシーンなんかはちょっとなぁ…という気がします。そして主人公のケイン(ケヴィン・ベーコン)の人格が透明人間になってもう元には戻らないと悟った時からどんどん壊れていきます。アポロ13とか他の作品では割とクールな役が多い彼ですが、ここでは人格崩壊していくのでベーコンファンなら見て損はないでしょう。 何といっても透明化していくケインは昔理科室にあった人体標本人形を彷彿とさせてしまいました。でもこの映画ホラーなのかサスペンスなのか何とも言えないB級感があって、これはこれでいいのかもしれません。 ドキドキというよりも最後は一体どうなるのかが気になります。やはり見せ場は時限冷凍庫と化したあの部屋から絶望的と言える状況の中で、な~るほどねぇ!と妙に感心しながら見終わりました。
L.A.コンフィデンシャル
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